ジェイエイブラハム(Jay Abraham)ってだれ? 『海外マーケッター列伝』

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「マーケティングの天才」と呼ばれている、世界的に有名なマーケティング・コンサルタント、ジェイ・エイブラハム
「マーケティングの天才」と呼ばれる世界的に有名なマーケティング・コンサルタント
ジェイ・エイブラハム(Jay Abraham)

ジェイ・エイブラハム(Jay Abraham)は、「マーケティングの天才」や、「世界ナンバーワンのマーケティングコンサルタント」と呼ばれる、世界的に有名なマーケッターです。

ジェイ・エイブラハムは、世界中の企業経営者からアドバイスを求められ、IBMや、シティバンク、マイクロソフトなどの「世界トップクラスの多数の企業のコンサルタントとして活躍し、その主催するセミナーの一回の参加料金が100万円を超えるという、マーケティング業界のカリスマ」(*1)です。

 

「卓越の戦略」(ストラテジー・オブ・プリエミネンス)

ジェイ・エイブラハムが語る言葉のなかで、とくに有名なのは、「卓越の戦略」(「Strategy of Preeminence」(ストラテジー・オブ・プリエミネンス))という言葉です。

下の動画は、その「卓越の戦略」(「ストラテジー・オブ・プリエミネンス」)について、ジェイ・エイブラハムが語っている映像です。

Jay Abraham - Advanced Strategy of Preeminence - YouTube

「孫子の兵法」と、マーケティングにおける「テスト」の重要性

兵法書として世界的に有名な『孫子』という本があります。

この『孫子』のなかには、つぎのような有名な言葉がでてきます。

「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」
(意訳:「できるだけ戦わずに勝て」)

「勝兵は先(ま)ず勝ちて而(しか)る後に戦いを求め、敗兵は先(ま)ず戦いて而(しか)る後に勝を求む」
(意訳:「必ず勝てるときだけ戦え」)

マーケティングの話をしているときに、急に『孫子』の話を出したので、

「『孫子』とマーケティングにいったいなんの関係があるんだ!?」

とおもわれるかもしれません。

ですが、じつは、これには深い関係があります。

上記の言葉にもあらわれているよに、孫子は、一貫して、

「可能な限り戦争は避けろ」

ということを言っています。

「孫子の兵法」という言葉から想像するイメージと違って意外かもしれませんが、これが、「孫子の兵法」の本質です。

ちなみに、この考え方は、戦争のことを、「必要悪」であり、「できる限り避けるべきもの」と考えていた孫子ならではの考え方です。

この「可能な限り戦争は避けろ」ということがすべての大前提になるわけですが、それでもなお、戦わざるを得ない場合があります。

そういった場合にとるべき手段として、孫子が語っているのは、

「できるだけ戦わずに勝て」
「必ず勝てるときだけ戦え」

ということです。

「できるだけ戦わずに勝て」というのは、「実際に戦争をするのではなく、外交手段をつかって問題を解決しろ」ということです。

また、「必ず勝てるときだけ戦え」というのは、「どうしても戦わざるを得ないのなら、あらかじめ勝つことがわかっている状況のときにだけ戦え」ということです。

これは、つまり、

「あらかじめ勝つことがわかっている状況のときにだけ戦うから、いつも勝つことができる」

ということです。

つまり、「常勝」です。

この戦略をとれば、戦うときは必ず勝つことになるなので、当然、「戦いの天才」ということになるわけです。

孫子が「戦いの天才」と呼ばれているのは、この「あらかじめ勝つことがわかっている状況のときだけ戦う」という戦略をとることで連戦連勝をおさめてきたからです。

とはいえ、勝てるかどうかが事前にわかるのなら、苦労はありません。

では、どうやったら「あらかじめ勝つことがわかっている状況」になるのでしょうか?

孫子が言う、「あらかじめ勝つことがわかっている状況のときにだけ戦え」というのは、マーケティングの世界でよくいわれる、「テスト」にも通じるものがあります。

マーケティングにおける「テスト」というのは、たとえば、広告を出そうとするときに、本格的にお金をかけて広告を出す前に、まず、候補となる複数の広告媒体をつかって小額のテストをしておくことで、事前に利益が出る広告媒体を見分けることができる、というものです。

そうやって「テスト」をおこなって事前にデータを集めておくことで、そのあと本格的にお金をかけて広告を出すときには、「利益が出ることがわかっている」広告だけにお金をかけることができるので、ほぼ間違いなく利益を出すことができます。

こういった「テスト」について、ジェイ・エイブラハムは、つぎのように語っています。

誰でも「テスト」を徹底的にすれば、事実上マーケティングの天才になれる。

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、145ページ)(*2)

これは、つまり、「事前にテストをしてデータ(情報)を集めて分析することで、利益が出る広告を見分けることができるので、それらの利益が出る広告だけを選ぶことで、必ず利益を出すことができる」ということです。

そして、マーケティングにおけるこうした「テスト」の概念は、孫子が言う「あらかじめ勝つことがわかっている状況」をつくるための方法にも通じるものがあります。

つまり、ジェイ・エイブラハムの場合は、「事前にテストをして情報を集めて分析することで、どういう状況であれば利益が出るのかということがわかるので、あらかじめ利益が出ることがわかっている状況のときにだけ広告を出すことで、必ず利益をあげることができる」ということです。

ジェイ・エイブラハムが「マーケティングの天才」と呼ばれている理由のひとつは、大きな勝負をしかける前に、小規模な「テスト」を徹底的におこなうからなのです。

ジェイ・エイブラハムの言葉

ビジネスを大きくする方法は、たった三つしかない。
 1 クライアントの数を増やす
 2 クライアントあたりの平均購入額を増やす
 3 クライアントの購入する頻度を増やす
この三つにだけポイントを絞ればいい

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、18ページ)(*3)

収支トントンか、わずかに損をしてでも、クライアントを獲得し、バックエンドで相当の利益をあげる手法

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、79ページ)(*4)

最初の取引から最後の取引まで、一人のクライアントが与えてくれる利益の大きさを見極め、理解しなければならない

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、79~80ページ)(*5)

そうしないと、最初にそのクライアントを獲得するために、自分がどれだけの時間や労力、コストをかけられるか判断できないからだ

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、80ページ)(*6)

もし、関係をスタートするのに邪魔なハードルを下げたり、取り除いたりできれば、もっと大勢の人があなたとビジネスを始めるはずだ

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、80ページ)(*6)

「目に見える結果を出せば、誰もが戻ってきて、あなたとの取引を継続するようになる

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、80ページ)(*6)

相手にリスクを負わせるどころか、リスクを取り除いてくれる唯一の人だと理解されれば、クライアントは、そのことをずっと覚えていてくれる

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、80ページ)(*6)

初めて買いに来た人が、イエスというよりノーというほうが難しいと思うようなアピールをすることが肝心

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、85ページ)(*7)

すぐには利益が出なくてもかまわない。この提案で長期的な関係が続き、結果的には利益があがるのだから

(ジェイ・エイブラハム、 『ハイパワー・マーケティング』、80~81ページ)(*8)

「世界一のコピーライター」ゲイリー・ハルバートの息子たちと、ジェイ・エイブラハムが、マーケティングについて語り合う対談音声

世界一のコピーライターと呼ばれた天才、ゲイリー・ハルバート(Gary Halbert)
世界一のコピーライターと呼ばれたコピーライティングの天才
ゲイリー・ハルバート(Gary Halbert)

ジェイ・エイブラハムは、「世界一のコピーライター」と呼ばれたコピーライティングの天才、ゲイリー・ハルバートとも親交がありました。

また、ゲイリー・ハルバートの息子である、ボンド・ハルバートと、ケヴィン・ハルバートも、ジェイ・エイブラハムと親交があります。

ゲイリー・ハルバートはもう亡くなってしましましたが、彼の息子たちと、ジェイ・エイブラハムとの親交はつづいています。

下のページでは、ゲイリー・ハルバートの息子、ボンド・ハルバートとケヴィン・ハルバートと、ジェイ・エイブラハムが、マーケティングやコピーライティングについて語り合っている対談音声を聞くことができます。
(下記のページのなかにある、mp3ファイルへのリンクから、対談音声を聞くことができます。)

この音声のなかで、ジェイ・エイブラハムは、ゲイリー・ハルバートとの思い出を楽しそうに語っています。

The Gary Halbert Letter
Jay Abraham Interview
http://www.thegaryhalbertletter.com/newsletters/2011/JayAbrahamInterview.htm

 

ゲイリー・ハルバートについての情報は、下のページをご覧ください。

参考: ゲイリーハルバート(Gary Halbert)ってだれ? 『海外マーケッター列伝』

ジェイ・エイブラハムが書いた本

ここでは、ジェイ・エイブラハムが書いた書籍をご紹介します。

『ハイパワー・マーケティング』

『ハイパワー・マーケティング』

IBM・シティバンク・マイクロソフトなど全米400社以上の有力企業のマーケティング・コンサルタントを務めた著者による、少ない元手で高収益を達成する具体的なアクションの仕方と成功事例を説いていく。

著者からのコメント

■マーケティングバイブル

勉強熱心なあなたならば、本書に書かれた内容をよんで、『あれ?このテーマはこの著名マーケターが書いていた内容と同じだ。』とか、『あのテーマは別のマーケターが書いていた内容と事例までそっくりだ』などと感じられるかもしれません。そして、もしかしたらあなたは、この本は日本で書かれたいろいろなマーケティングに関する書籍の寄せ集めなのではないのかと思われるかも知れません。
事実は、まったく逆です。

本書は、日本のマーケターと呼ばれる方達の多くが、長い間マーケティングの教本として学び、あるいはニュースレター、小冊子、著書のネタ元として『最大限活用してきた』書籍なのです。
本書は2001年にPHP研究所から『お金をかけずにお金を稼ぐ方法』として出版され、絶版になったあとも、マーケターの間では高く評価され、定価の10倍近い金額のプレミアムがついて取引されてきました(尚、本書にはPHP研究所が翻訳の際にカットした部分が収録されています)。

 

『クラッシュ・マーケティング』

『クラッシュ・マーケティング』

ベストセラーであり、いまやマーケティングの定番書として知られる『ハイパワー・マーケティング』から5年。
全米NO1.マーケターとしてこれまで
日本のマーケティング関連書籍に計り知れない影響を与えてきた伝説の巨人、
ジェイ・エイブラハムの待望の最新刊。

起業家、ビジネスマン、事業を立ち上げようとしている人、必読の一冊。
ビジネスをどんな環境においても成長させ、
ビジネスの停滞要因=スティッキング・ポイントを
打ち砕く(クラッシュさせる)ための9つの方法が、
具体的に、実践的に、豊富な最新事例とともに説かれています。

監訳は『お金の味』(大和書房)、メルマガ「回天の力学」で著名な金森重樹氏。
巻末には「監訳者からのメッセージ」を25ページにわたり収録。
本書のよりいっそうの理解と実践に役立ちます。

 

『お金をかけずにお金を稼ぐ方法』

『お金をかけずにお金を稼ぐ方法』

全米ナンバーワンマーケティング・コンサルタントが書いた営業、個人ビジネス、マーケティングで勝つ方法。
『七つの習慣』のスティーブン・R・コヴィー、『一分間マネジャー』のケン・ブランチャードが絶賛した全米ベストセラー。

内容例を挙げると

◎相手が躊躇せずイエスといえる条件
◎1+1を10にする戦略
◎通常価格の2・5倍で提供する
◎可能性の高い顧客を特定する方法
◎返信したくなるパンフレットの作り方
◎顧客との戦略的コミュニケーションの技術
◎すでに95%のビジネスマンの上に立っている
◎期待以上の金持ちになれる
◎あなたの収入が倍増する簡単な法則

等など。

著者は、IBM、シティバンク、マイクロソフトをはじめ全米500社以上の飛躍的な事業拡大貢献してきたお金儲けのプロである。時間、努力、リスクが最小でも最大の成果がついてくる一冊!
個人事業主はもちろん、ビジネスマン、いますぐ事業を始めたい人にはまさにお奨めの本である。

 

ジェイ・エイブラハムのウェブサイト、ソーシャルメディア

ジェイ・エイブラハムの公式サイト
Abraham.com | The Preeminent Global Resource for Entrepreneurs
http://www.abraham.com/

(ちなみに、↑このジェイ・エイブラハムの公式サイトは、ワードプレス(WordPress)をつかってつくられています。)

ジェイ・エイブラハムのブログ
Blog | Abraham.com
http://www.abraham.com/blog/
(このページには、「ブログ」というタイトルがついていますが、定期的に新しい記事が公開されているわけではありません。ですので、ブログというよりは、どちらかというと、「ジェイ・エイブラハムのコラム集」といったかんじのページになっています。)

マーケティング教材
『ジェイ・エイブラハム・ライフタイム・リファレンス・ライブラリー』
(『Jay Abraham “Lifetime Reference Library”』)
『ジェイ・エイブラハム・ハード・ドライブ』
(『Jay Abraham Hard Drive』)
The Jay Abraham "Lifetime Reference Library" | Abraham.com
http://www.abraham.com/harddrive/

マーケティング教材
『エイブラハム・アルティメット・アントレプレナー・サクセス・フォース』
(『The Abraham Ultimate Entrepreneur Success Force』)
The Abraham Ultimate Entrepreneur Program | Abraham.com
http://www.abraham.com/radio-opportunity/
Resources | Abraham.com
http://www.abraham.com/profitresources/

ジェイ・エイブラハムのYouTubeチャンネル
Jay Abraham - YouTube
http://www.youtube.com/abrahamadvantage

ジェイ・エイブラハムのGoogle+
Jay Abraham - Google+
https://plus.google.com/102305438832315209054/posts

ジェイ・エイブラハムのTwitter
Jay Abraham @RealJayAbraham
https://twitter.com/realjayabraham

ジェイ・エイブラハムのFacebookページ
Jay Abraham
https://www.facebook.com/JayAbrahamMarketing

ジェイ・エイブラハムのLinkedIn
Jay Abraham | LinkedIn
http://www.linkedin.com/in/jayabraham

ジェイ・エイブラハムについての関連記事

 

  1. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、306ページ) [↩ Back]
  2. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、「第9章 テストマーケティングを繰り返す」、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、145ページ) [↩ Back]
  3. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、18ページ) [↩ Back]
  4. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、79ページ) [↩ Back]
  5. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、79~80ページ) [↩ Back]
  6. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、80ページ) [↩ Back] [↩ Back] [↩ Back] [↩ Back]
  7. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、85ページ) [↩ Back]
  8. (ジェイ・エイブラハム、金森重樹(監訳)、『ハイパワー・マーケティング』、2005、株式会社インデックスコミュニケーションズ、80~81ページ) [↩ Back]



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2 Responses to “ジェイエイブラハム(Jay Abraham)ってだれ? 『海外マーケッター列伝』”

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