(*1)

 

こんにちは、倉田幸暢です。

今回は、
「フィリッポス王を倒せ!」というお話から
はじめてみたいとおもいます。

目次
  1. 「フィリッポス王を倒せ!」
  2. ストーリーテリングの世界的権威ロバート・マッキーが語る、2つの説得方法
    1. 「説得しようとしている間、聞き手は頭のなかで反論している」
    2. 「人の心に訴える物語を語る」
  3. ロバート・マッキーの教え子たちがつくった映画・テレビドラマは世界中で大ヒット
    1. 『フォレスト・ガンプ/一期一会』(Forrest Gump)
    2. 『ロード・オブ・ザ・リング』(三部作)(Lord of the Rings I, II, III)
    3. 『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』(Toy Story)(Toy Story 2)
    4. 『プライベート・ライアン』(Saving Private Ryan)
    5. 『ファインディング・ニモ』(Finding Nemo)
    6. 『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)
    7. 『CSI:科学捜査班』(CSI: Crime Scene Investigation)
    8. 『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)
    9. 『デスパレートな妻たち』(Desperate Housewives)
    10. 『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace)
    11. 『アイアンマン』(Iron Man)
    12. 『ダ・ヴィンチ・コード』(The DaVinci Code)
    13. 『エレファント・マン』(The Elephant Man)
    14. 『ER緊急救命室』(ER)
    15. 『エアフォース・ワン』(Air Force One)
    16. 『めぐり逢えたら』(Sleepless in Seattle)
    17. 『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(A Fish Called Wanda)
    18. 『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)
    19. 『NYPDブルー』(NYPD Blue)
    20. そのほかの、ロバート・マッキーの教え子の作品
  4. ロバート・マッキーの教え子の映画監督・脚本家・小説家・映画プロデューサーたち
    1. 『スター・ウォーズ』の脚本家、ローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)
    2. 『ファインディング・ニモ』の監督、アンドリュー・スタントン(Andrew Stanton)
    3. 『ロード・オブ・ザ・リング』の監督、ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)
    4. 『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家、ポール・ハギス(Paul Haggis)
    5. 『バットマン』の監督、ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)
    6. 『ビューティフル・マインド』の脚本家、アキヴァ・ゴールズマン(Akiva Goldsman)
    7. 『明日に向って撃て!』の脚本家、ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman)
    8. 『ピアノ・レッスン』の監督、ジェーン・カンピオン(Jane Campion)
    9. 『バガー・ヴァンスの伝説』の原作小説家、スティーヴン・プレスフィールド(Steven Pressfield)
  5. ロバート・マッキーの教え子の俳優・女優たち
    1. メグ・ライアン(Meg Ryan)
    2. ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)
    3. デヴィッド・ボウイ(David Bowie)
    4. ジョン・クリーズ(John Cleese)
    5. エディー・イザード(Eddie Izzard)
    6. カーク・ダグラス(Kirk Douglas)
    7. キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans)
  6. ロバート・マッキーの教え子たちは、アカデミー賞の常連
    1. アカデミー賞を受賞した教え子は、60人以上
    2. エミー賞を受賞した教え子は、200人以上
    3. 全米脚本家組合賞(WGA Award)を受賞した教え子は、100人以上
    4. 全米監督協会賞(DGA Award)を受賞した教え子は、50人以上
  7. ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業
    1. ナイキ(Nike)
    2. マイクロソフト(Microsoft)
    3. シーメンス(Siemens)
    4. メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
    5. ペプシコ(PepsiCo(ペプシコーラ))
    6. クラフトフーズ(Kraft Foods)
    7. UBISOFT(ユービーアイソフト)
    8. バーバラ・ミント(Barbara Minto)
  8. ロバート・マッキーからストーリーテリングの技術を学んで業績を向上させた企業の事例
    1. ボルト・カンパニー(Boldt Company)(建設会社)の事例
    2. WAGAS(再保険の仲介業などの会社)の事例
    3. ウォールストリートでの資金調達のためのプレゼンテーションの事例
  9. ストーリー制作の聖典(バイブル)、ロバート・マッキーの名著『Story』の日本語訳版
    1. 『ハイ・コンセプト』のダニエル・ピンクが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』
    2. 「プロダクトローンチフォーミュラ」の生みの親、ジェフ・ウォーカーが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』
  10. 「世界があなたに求めるのは勇気です」

「フィリッポス王を倒せ!」

今から2000年以上昔の紀元前4世紀の
古代ギリシャの時代。

Akropolis by Leo von Klenze
古代ギリシャの都市国家アテネ (*2)

都市国家アテネに、
2人の男がいました。

Démosthène s'exerçant à la parole (1870)
デモステネス (*3)

Aiskhines Pio-Clementino Inv297
アイスキネス (*4)

デモステネスは、政治家・弁論家であり、
アイスキネスは、その政治上のライバルでした。

当時は、マケドニアのフィリッポス王が
ギリシャ全土を支配するために
アテネに戦争をしかけようとしている危機的な状況でした。


ギリシャ全土を支配しようとアテネに侵攻するマケドニア軍の映像(15秒間の抜粋)。
眼帯をしている馬上の人物がフィリッポス王。 (*5)

迫り来るマケドニアの侵略にどのように対応するべきか?

マケドニアに抵抗して戦うのか?
それとも、マケドニアに服従するのか?

国家の存亡をかけたこの運命の選択をめぐって、
アテネの世論はまっぷたつに分かれて
激しく対立していました。

徹底抗戦を主張したのがデモステネスで、
服従を説いたのがアイスキネスでした。

2人は、人々を説得して
自分の主張に賛同してもらうために
それぞれに演説をおこないました。


古代アテネでの演説の様子 (*1)

アイスキネスが演説すると、
人々は「なんと話がうまい人だ」と関心しました。

一方、デモステネスが演説すると
誰もが口々に「フィリッポス王を倒せ!」と
叫びはじめました。

「フィリッポス王を倒せ!」
「フィリッポス王を倒せ!」 (*6)

アイスキネスの演説は、理性にはたらきかけて
人々に関心されはしましたが、それだけでした。

ところが、
デモステネスの演説は、感情にはたらきかけて
人々を奮い立たせ、行動を起こすように駆り立てました。

結果的に、アテネの人々は
デモステネスに賛同し、
マケドニア軍と戦うことを決意したのでした・・・。


フィリッポス王が率いるマケドニア軍と戦うアテネの人々(12秒間の抜粋) (*7)

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ストーリーテリングの世界的権威ロバート・マッキーが語る、2つの説得方法

さきほどの「フィリッポス王を倒せ!」のお話からもわかるように、
人を説得する方法には、
つぎのような2つの異なる方法があります。

理性にはたらきかける説得方法

感情にはたらきかける説得方法

この2つの説得方法について、
ロバート・マッキーRobert McKee)という人がおもしろいことを言っています。

ロバート・マッキーは、
ハリウッド映画の脚本や、テレビドラマの脚本、
小説などを書く人たちに対して
ストーリーのつくり方を教える先生として、
世界中でたくさんの教え子たちを育て、
60人以上ものアカデミー賞受賞者を輩出している
ストーリーテリングの世界的権威です。

「ストーリーテリング」というのは、
「物語をとおしてメッセージをつたえること」
というような意味の言葉です。
Q&A com Robert McKee na AIC
ロバート・マッキー(Robert McKee)

ここからは、
ストーリーテリングの世界的権威である
このロバート・マッキーが
「人を説得して自分が望む行動を起こしてもらう方法」
について語っている話を、
ご紹介していきたいとおもいます。

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

「説得しようとしている間、聞き手は頭のなかで反論している」

ロバート・マッキーが語る
人を説得する2つの方法のうちの
1つ目の説得方法は、
論理的・理性的な説得方法です。

ロバート・マッキーは、
論理的・理性的な説得方法について
つぎのようなことを言っています。

「ビジネスの世界では通常、
 <パワーポイント>のプレゼンテーションが使われます。
 (中略)
 そして、数値や事実を積み重ね、
 識者の意見を取り入れて議論を組み立てます。
 しかし、このような弁論術には二つの問題があります。」

「聞き手は自分自身の見識やデータ、経験を持っています。
 話し手が説得しようとしている間、
 聞き手は頭のなかで反論しているのです。」

「仮に説得に成功したとしても理性のレベルに過ぎません。
 これでは十分ではありません。
 なぜなら、人は理性だけで行動するとは限らないからです。」

(ロバート・マッキー、「ストーリーテリングが人を動かす」) (*8) (*9)

このように、
論理的・理性的な説得方法だけでは
十分ではありません。

さきほどの「フィリッポス王を倒せ!」のお話で
アイスキネスの説得が失敗したのは、
ただ単に理性に訴えるだけだったからなのでしょう。

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

「人の心に訴える物語を語る」

一方、もうひとつの説得方法である
「人の心に訴える物語を語る」ということについて、
ロバート・マッキーはつぎのように語っています。

人を説得するためのもう一つの、
そして最終的にはるかに強力な方法は、
ある考えを一つの感情に結びつけることです。
 
その最良の方法は、人の心に訴える物語を語ることです。
 
物語は大量の情報を伝えるばかりでなく、
同時に聞き手の感情と活力をかき立てます

(中略)

心に残るくらい強く感情に訴えながら、
自分のアイデアを伝えたいのであれば、
生々しい洞察力とストーリーテリングの技術が必要です。
 
想像力と優れた物語の原理を自由に操ることができれば、
聞き手はあくびをしてあなたを無視する代わりに、
立ち上がって嵐のような拍手を送るでしょう。

(ロバート・マッキー、「ストーリーテリングが人を動かす」) (*8) (*9)

つまり、ストーリーをつかった説得方法は、
さきほどの話に登場したデモステネスのように、
感情にはたらききかけて人々を奮い立たせ、
行動を起こすように駆り立てることができる

説得方法だということです。

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ロバート・マッキーの教え子たちがつくった映画・テレビドラマは世界中で大ヒット

ちなみに、ロバート・マッキーは、
ストーリーについての深い洞察力があることから
「現代のアリストテレス」と呼ばれています。 (*10)

この呼び名は、
けっして大げさな表現ではありません。

というのも、
これまでにロバート・マッキーが
ストーリーテリングの技術を教えた教え子たちは
世界中に10万人以上
もいて、
その教え子たちが実際に輝かしい成果を
たくさん残しているからです。

ロバート・マッキーの教え子たちが
脚本や監督や制作を担当した映画やテレビドラマは
とてつもなくたくさんあります。

そのなかには、つぎのような、
世界的に大ヒットした有名な
映画やテレビドラマもたくさんあります。
(*11) (*12)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(Forrest Gump)

『フォレスト・ガンプ/一期一会』Forrest Gump
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

監督:ロバート・ゼメキス
主演:トム・ハンクス

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ロード・オブ・ザ・リング』(三部作)(Lord of the Rings I, II, III)

『ロード・オブ・ザ・リング』(三部作)(Lord of the Rings I, II, III)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』(Toy Story)(Toy Story 2)

『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』(Toy Story)(Toy Story 2)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『プライベート・ライアン』(Saving Private Ryan)

『プライベート・ライアン』(Saving Private Ryan)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ファインディング・ニモ』(Finding Nemo)

『ファインディング・ニモ』(Finding Nemo)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)

『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『CSI:科学捜査班』(CSI: Crime Scene Investigation)

『CSI:科学捜査班』(CSI: Crime Scene Investigation)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)

『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『デスパレートな妻たち』(Desperate Housewives)

『デスパレートな妻たち』(Desperate Housewives)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace)

『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『アイアンマン』(Iron Man)

『アイアンマン』(Iron Man)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ダ・ヴィンチ・コード』(The DaVinci Code)

『ダ・ヴィンチ・コード』(The DaVinci Code)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『エレファント・マン』(The Elephant Man)

『エレファント・マン』(The Elephant Man)
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ER緊急救命室』(ER)

ER緊急救命室』(ER
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『エアフォース・ワン』(Air Force One)

エアフォース・ワン』(Air Force One
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

監督:ウォルフガング・ペーターゼン
主演:ハリソン・フォード

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『めぐり逢えたら』(Sleepless in Seattle)

めぐり逢えたら』(Sleepless in Seattle
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

脚本・監督:ノーラ・エフロン
主演:トム・ハンクス、メグ・ライアン

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(A Fish Called Wanda)

ワンダとダイヤと優しい奴ら』(A Fish Called Wanda
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

脚本:ジョン・クリーズ
主演:ジョン・クリーズ

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)

ディア・ハンター』(The Deer Hunter
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『NYPDブルー』(NYPD Blue)

NYPDブルー』(NYPD Blue
も、ロバート・マッキーの教え子の作品のひとつです。

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

そのほかの、ロバート・マッキーの教え子の作品

『カーズ』
(Cars)

『シュレック』
(Shrek)

『X-MEN: ファイナル ディシジョン』
(X-Men 3)

『WALL・E/ウォーリー』
(WALL•E)

『Xファイル』
(The X-Files)

『評決のとき』
(A Time to Kill)

『天使と悪魔』
(Angels & Demons)

『ロー&オーダー』
(Law & Order)

『シンデレラマン』
(Cinderella Man)

『ザ・デイリー・ショー』
(The Daily Show)

『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』
(Grey's Anatomy)

『ザ・シンプソンズ MOVIE』
(The Simpsons Movie)

『レミーのおいしいレストラン』
(Ratatouille)

『モール コップ』
(Paul Blart: Mall Cop)

『ラストミムジー』
(The Last Mimzy)

『ボビー』
(Bobby)

『カラーパープル』
(The Color Purple)

『クリムゾン・タイド』
(Crimson Tide)

『ガンジー』
(Gandhi)

『M☆A☆S☆H マッシュ』
(M*A*S*H)

『黄昏』
(On Golden Pond)

『ロビン・フッド』
(Robin Hood: Prince of Thieves)

『Gates of Fire』(小説)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ロバート・マッキーの教え子の映画監督・脚本家・小説家・映画プロデューサーたち

つぎのような、映画監督、脚本家、小説家、映画プロデューサーたちも、
ロバート・マッキーの教え子たちです。 (*13) (*12) (*14)

『スター・ウォーズ』の脚本家、ローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)

『スター・ウォーズ』の脚本家、ローレンス・カスダンLawrence Kasdan
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』 脚本
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』 脚本
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 脚本
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』 脚本
『ボディーガード』 脚本・製作

MJW-CQ25-2-28-15 Lawrence Kasdan-6018
ローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ファインディング・ニモ』の監督、アンドリュー・スタントン(Andrew Stanton)

『ファインディング・ニモ』の監督、アンドリュー・スタントンAndrew Stanton
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『ファインディング・ニモ』 監督・脚本
『ファインディング・ドリー』 監督・脚本
『トイ・ストーリー』 脚本
『トイ・ストーリー2』 脚本
『トイ・ストーリー3』 脚本
『モンスターズ・インク』 製作総指揮・脚本
『モンスターズ・ユニバーシティ』 製作総指揮
『インサイド・ヘッド』 製作総指揮
『WALL・E/ウォーリー』 監督・脚本
『メリダとおそろしの森』 製作総指揮
『レミーのおいしいレストラン』 製作総指揮
『バグズ・ライフ』 監督・脚本
『カールじいさんの空飛ぶ家』 製作総指揮

Andrew Stanton and WALL·E
アンドリュー・スタントン(Andrew Stanton)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ロード・オブ・ザ・リング』の監督、ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)

『ロード・オブ・ザ・リング』の監督、ピーター・ジャクソンPeter Jackson
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『ロード・オブ・ザ・リング』 監督・脚本・製作
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』 監督・脚本・製作
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』 監督・脚本・製作
『ホビット 思いがけない冒険』 監督・脚本・製作
『ホビット 竜に奪われた王国』 監督・脚本・製作
『ホビット 決戦のゆくえ』 監督・脚本・製作
『第9地区』 製作
『キング・コング』 監督・脚本・製作

Film -The Hobbit
ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家、ポール・ハギス(Paul Haggis)

『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家、ポール・ハギスPaul Haggis
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『ミリオンダラー・ベイビー』 脚本・製作
『クラッシュ』 監督・原案・脚本・製作
『007 カジノ・ロワイヤル』 脚本
『007 慰めの報酬』 脚本
『父親たちの星条旗』 脚本
『硫黄島からの手紙』 製作総指揮
『炎のテキサス・レンジャー』 監督・脚本・製作
『騎馬警官』 監督・脚本・製作
『L.A.ロー』 監督・脚本・製作

Paul Haggis Master Class
ポール・ハギス(Paul Haggis)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『バットマン』の監督、ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)

『バットマン』の監督、ジョエル・シュマッカーJoel Schumacher
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『バットマン・フォーエヴァー』 監督
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』 監督
『オペラ座の怪人』 監督・脚本
『評決のとき』 監督
『ザ・クライアント 依頼人』 監督
『8mm』 監督・製作

Director Joel Schumacher
ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ビューティフル・マインド』の脚本家、アキヴァ・ゴールズマン(Akiva Goldsman)

『ビューティフル・マインド』の脚本家、アキヴァ・ゴールズマンAkiva Goldsman
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『ビューティフル・マインド』 脚本
『ダ・ヴィンチ・コード』 脚本
『アイ,ロボット』 脚本
『アイ・アム・レジェンド』 脚本・製作
『評決のとき』 脚本
『依頼人』 脚本
『バットマン フォーエヴァー』 脚本
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』 脚本
『ロスト・イン・スペース』 脚本・製作
『幼年期の終り』 製作総指揮

Akiva Goldsman
アキヴァ・ゴールズマン(Akiva Goldsman)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『明日に向って撃て!』の脚本家、ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman)

『明日に向って撃て!』の脚本家、ウィリアム・ゴールドマンWilliam Goldman
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『明日に向って撃て!』 脚本
『大統領の陰謀』 脚本
『ミザリー』 脚本
『アトランティスのこころ』 脚本

William Goldman
ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman) (*15)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ピアノ・レッスン』の監督、ジェーン・カンピオン(Jane Campion)

『ピアノ・レッスン』の監督、ジェーン・カンピオンJane Campion
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

『ピアノ・レッスン』 監督
『スウィーティー』 監督
『ピール』 監督

Jane Campion
ジェーン・カンピオン(Jane Campion)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『バガー・ヴァンスの伝説』の原作小説家、スティーヴン・プレスフィールド(Steven Pressfield)

『バガー・ヴァンスの伝説』の原作小説家、スティーヴン・プレスフィールド(Steven Pressfield
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。

Author Steven Pressfield, June 2011
スティーヴン・プレスフィールド(Steven Pressfield) (*16)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ロバート・マッキーの教え子の俳優・女優たち

つぎのような、俳優・女優たちも、
ロバート・マッキーの教え子たちです。 (*13) (*12) (*14)

メグ・ライアン(Meg Ryan)

メグ・ライアンMeg Ryan
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(女優)

Meg-Ryan-Very-Short-Hairstyle 1990
メグ・ライアン(Meg Ryan)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)

ジュリア・ロバーツJulia Roberts
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(女優)

Julia Roberts 2011 Shankbone 3
ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts) (*17)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

デヴィッド・ボウイ(David Bowie)

デヴィッド・ボウイDavid Bowie
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(ミュージシャン、俳優)

David Bowie (1987).jpg
By Elmar J. Lordemann (de:User:Jo Atmon) - Own work — photography by Jo Atmon, CC BY-SA 2.0 de, Link

デヴィッド・ボウイ(David Bowie) (*18)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ジョン・クリーズ(John Cleese)

ジョン・クリーズJohn Cleese
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(コメディアン、俳優、コメディーグループ「モンティ・パイソン」のメンバー)

John Cleese 2008 bigger crop
ジョン・クリーズ(John Cleese) (*19)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

エディー・イザード(Eddie Izzard)

エディー・イザードEddie Izzard
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(コメディアン、俳優)

EddieIzzard
エディー・イザード(Eddie Izzard) (*20)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

カーク・ダグラス(Kirk Douglas)

カーク・ダグラスKirk Douglas
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(俳優、映画プロデューサー)

Kirk Douglas 1969.jpg
By Cinema Center Films - eBay, Public Domain, Link

カーク・ダグラス(Kirk Douglas) (*21)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans)

キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズKeenen Ivory Wayans
も、ロバート・マッキーの教え子のひとりです。
(俳優、コメディアン、監督、脚本家)

KeenenIvoryWayansHWOFMay2013
キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans) (*22)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ロバート・マッキーの教え子たちは、アカデミー賞の常連

さらに、ロバート・マッキーの教え子たちのなかには、
アカデミー賞をはじめとする、
さまざまな賞を受賞した人もたくさんいます。

これは、
ロバート・マッキーが教えているストーリーテリングの技術には
たくさんの人々の心を動かす力がある
ということの証明でもあります。

ちなみに、
これまでにロバート・マッキーの教え子たちが受賞してきた賞のなかでも、
とくに有名な賞と、その受賞人数は、つぎのとおりです。 (*13) (*23)

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

アカデミー賞を受賞した教え子は、60人以上

アカデミー賞を受賞した教え子は、60人以上
 (受賞候補者としてノミネートされた教え子は、200人以上

Oscars... 2010.
アカデミー賞のオスカー像

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

エミー賞を受賞した教え子は、200人以上

エミー賞を受賞した教え子は、200人以上
 (受賞候補者としてノミネートされた教え子は、1000人以上

Emmys
エミー賞のエミー像

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

全米脚本家組合賞(WGA Award)を受賞した教え子は、100人以上

全米脚本家組合賞(WGA Award)を受賞した教え子は、100人以上
 (受賞候補者としてノミネートされた教え子は、250人以上

WGA-Awards
全米脚本家組合賞(WGA(Writers Guild of America)Award)のトロフィー

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

全米監督協会賞(DGA Award)を受賞した教え子は、50人以上

全米監督協会賞(DGA Award)を受賞した教え子は、50人以上
 (受賞候補者としてノミネートされた教え子は、100人以上

DGAAward (*24)
全米監督協会賞(DGA(Directors Guild of America)Award)のメダル

 

これらの実績を見ていただければ、
ロバート・マッキーが教えるストーリーテリングの技術が
感情にはたらきかけて、人々を奮い立たせることができる技術である、
ということがわかっていただけるとおもいます。

このように、ロバート・マッキーは
「現代のアリストテレス」という呼び名にふさわしい、
ストーリーテリングの世界的な権威なのです。

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業

「相手をわくわくさせること!
 マスタードの説明なら、それを何らかのストーリー仕立てにする。
 ...
 そんな話を商品の背景ストーリーとして入れよう。
 ...
 というのも、このように感情に訴えるほうが
 注文が3倍にも4倍にもなったからだ。」

――― ロバート・コリアー、『伝説のコピーライティング実践バイブル』 (*25)

ロバート・マッキーの
ストーリーテリングの技術が活用されているのは、
映画やドラマの業界だけではありません。

世界中の数多くの企業も、ロバート・マッキーの
ストーリーテリングの技術をビジネスに活用しています。

たとえば、
ロバート・マッキーからストーリーテリングの技術を学んで
ビジネスに活用している企業
のなかには、
つぎのような有名な企業もふくまれています。 (*26)

ナイキ(Nike)

ナイキ(Nike)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

Lakey Peterson wins Nike US Open! Nikon D800 Photos of Pro Surf Girl Lakey Peterson

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

マイクロソフト(Microsoft)

マイクロソフト(Microsoft)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

microsoft ads deviation

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

シーメンス(Siemens)

シーメンス(Siemens)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

D-AGEU (Germania - SIEMENS)

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

また、ロバート・マッキーは、
経営者や起業家がストーリテリングの技術を
ビジネスに活用する方法を学ぶためのセミナーである
「ストーリーノミクス」(Storynomics)セミナーも主催しています。

このセミナーを受講した企業や有名人のなかには
つぎのような企業や有名人もはいっています。 (*27)

メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)

メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

Mercedes-Benz SLR McLaren | 600th photo on photostream

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ペプシコ(PepsiCo(ペプシコーラ))

ペプシコ(PepsiCo、ペプシコーラで有名な会社)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

Danbo vs Pepsi Man

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

クラフトフーズ(Kraft Foods)

クラフトフーズ(Kraft Foods。現在は、モンデリーズ・インターナショナル。)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

Kraft Foods

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

UBISOFT(ユービーアイソフト)

UBISOFT(ユービーアイソフト)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業のひとつです。

(UBISOFTは、『アサシン クリード』(ASSASSIN'S CREED)などのゲーム制作で有名な会社です。)

Assassin's Creed III - Screenshot / Image

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

バーバラ・ミント(Barbara Minto)

バーバラ・ミント(Barbara Minto)も、ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している人のひとりです。

(バーバラ・ミントは、元マッキンゼーの経営コンサルタントで、
 世界中の企業にライティングの技術を教えている人です。
 『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』
 という本の著者としても有名です。)

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ロバート・マッキーからストーリーテリングの技術を学んで業績を向上させた企業の事例

「型通りの役員会で上っ面を剥がしてごらん。
 我々は皆賢者がやってきて物語を話してくれるのを渇望している
 (ブリーフケースをかかえた)原始人に過ぎない」

――― アラン・ケイ (*28)

また、ロバート・マッキーから
ストーリーテリングの技術を学んで
業績を向上させた企業の事例
としては、
つぎのような事例もあります。

ボルト・カンパニー(Boldt Company)(建設会社)の事例

ボルト・カンパニー(Boldt Company)という建設会社は、
以前は、競争入札の勝率が10%でしたが、
ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術を学んで
活用したことで、勝率が2倍になりました。 (*29)

Boldt team and Bucky Badger at Memorial Union Reinvestment groundbreaking ceremony
ボルト・カンパニー(Boldt Company)

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

WAGAS(再保険の仲介業などの会社)の事例

また、WAGASという再保険の仲介業などをしている会社は、
以前は、クライアントへのプレゼンテーションの
成功率が50%でしたが、
ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術を学んで
活用したことで、成功率は95%にまで跳ね上がりました。 (*30)

Insurance

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ウォールストリートでの資金調達のためのプレゼンテーションの事例

ほかには、
金融街ウォールストリートで事業資金を調達するために
出資者たちにプレゼンテーションをしようとしている12社の社長たちに
ロバート・マッキーがアドバイスしたところ、
それらの12社すべてが、資金調達に成功しました。 (*31)

 

Wall Street

このように、
ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術は、
ビジネスの世界でも、人の心を動かし、
行動をうながすツールとして
とても効果的な技術
なのです。

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

ストーリー制作の聖典(バイブル)、ロバート・マッキーの名著『Story』の日本語訳版

『ザ・ストーリー』著者:ロバート・マッキー

アカデミー賞受賞者を多数育てた
ストーリーテリングの世界的権威の
ロバート・マッキーが書いた本で、
ストーリーテリングの技術についての名著である
『Story』(ストーリー)という本があります。

副題までふくめたこの本の原著(英語版)の正式名称は、
『Story: Substance, Structure, Style and the Principles of Screenwriting』
(訳:「ストーリー:内容、構成、様式と、シナリオ制作の原則」)です。

ハリウッドの脚本家、監督、プロデューサーなどは、
みなこの本を読んでストーリーテリングについて学んでいる

というほどの名著です。

この本は、もともとロバート・マッキーが
450ドル(約4万5000円)の有料セミナーで教えていた
ストーリーテリングの技術
の内容を拡張して書いた本です。

これまでは、いろいろな大人の事情により、
日本での出版ができない状態だったそうですが、
ついに待望の日本語翻訳版
手に入れることができるようになりました!

これはほんとうにすごいことで、
どうにかこの興奮をおつたえしたいとおもって
このお話をさせてもらっているのですが、
この本がきっとあなたのお役に立つということが
すこしでもつたわればうれしいです。

日本語版の本の題名は、その名も、
『ザ・ストーリー』です。

『ザ・ストーリー』の本を手に入れるにはこちらをクリック
『ザ・ストーリー』著者:ロバート・マッキー

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

『ハイ・コンセプト』のダニエル・ピンクが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』

ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』の本で語られている
ストーリーテリングの技術を
ビジネスで活用することについては、
つぎのような話もあります。

アル・ゴア副大統領のスピーチライターを務め、
『フリーエージェント社会の到来』や、
『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』
『モチベーション3.0』
などの著書で世界的に有名な
ダニエル・ピンクという人がいます。

Daniel H pink (*32)
ダニエル・ピンク(Daniel H. Pink)

ダニエル・ピンクは、
『ハイ・コンセプト』という著書のなかで
ロバート・マッキーと、
その著書『ザ・ストーリー』について
つぎのように語っています。

 ロバート・マッキーは、ハリウッドで最も影響力を持つ大物の一人だが、スクリーン上で彼の顔を見たり、エンド・クレジットで名前を見かけたりすることはない。

 マッキーは一五年間にわたって、アメリカやヨーロッパで脚本家志望者を対象とした三日間のセミナーを開催し、人の心をつかむ物語の書き方を教えてきた。彼のセミナーに六〇〇ドル(約七万円)をポンと出した人が、すでに約四万人にのぼる

 ちなみに彼の教え子たちは、二十六個のアカデミー賞(引用者注:現在は60個以上)を手にしている。映画の脚本を書こうと思う人なら誰でも、まず彼の著書『Story: Substance, Structure, Style and the Principles of Screenwriting』(引用者注:『ザ・ストーリー』の原著)を読むことから始める。

 だが、ここ数年、「地元の映画館でチケットとポップコーンを買う」といった程度しか映画産業との接点がない人たちからも、彼に注目が集まっている。企業幹部、起業家、伝統的ビジネスに従事する人々などである。

 なぜ、彼らはマッキーに助言を求めるのだろう?

(中略)

 ビジネス界では、物語は多額の利益をもたらすものだと認識され始めている。

(中略)
 つまり、マッキーやその他の人々に支持されてきた物語の価値観を、思いもよらないやり方で取り入れている組織が数多くある、ということである。

(ダニエル・ピンク、『ハイ・コンセプト』) (*33) (*34) (*9)

ちなみに、上記の文章の引用元である
『ハイ・コンセプト』の本の原書は2005年に出版されているので、
上記の文章のなかの「ここ数年」というのは、
かなり昔のことです。

つまり、ずっと前から、たくさんの企業が
ロバート・マッキーからストーリーテリングの技術を学んで
物語の力をビジネスに応用してきた
、ということです。

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「プロダクトローンチフォーミュラ」の生みの親、ジェフ・ウォーカーが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』

また、ほかにも、
「プロダクトローンチフォーミュラ」の生みの親 として有名なマーケターである
ジェフ・ウォーカーも、
ロバート・マッキーの著書『ザ・ストーリー』 から学んだことについて、つぎのように語っています。

ジェフウォーカー(Jeff Walker)
ジェフ・ウォーカー(Jeff Walker)

「(お客さんと接するときに
  あなた自身をどのように認識してもらうかという
  お客さんの目から見たあなたの人物像を決めるために、)
 あなた自身のキャラクターを作ってください。
 
 それについては、
 ロバート・マッキーの名著
 『ザ・ストーリー』が参考になります。
 
 脚本の書き方についての本ですが、
 キャラクターの作り方が分かります。
 
 自分のキャラクターを作って、
 それをお客さんに知ってもらいましょう。」

(ヤニク・シルバー(Yanik Silver)が主催したセミナーでの講演中の発言。
引用者が意訳して、補足説明を加えています。) (*9)

また、ジェフ・ウォーカー以外にも、
たくさんの海外マーケターたちが
ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』に書かれている
ストーリーテリングの技術
コピーライティングや、マーケティングに応用して
おおきな売上をあげています。

 

このように、ビジネスや、
マーケティング、コピーライティングなどの最前線でも
ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術がつかわれています。

ですので、あなたにとっても、
ロバート・マッキーが『ザ・ストーリー』 の本の中で語っているストーリーテリングの技術が
きっと役に立つとおもいます。

ですので、ぜひ、この機会にこの本を
手にとってもらえればなとおもいます。

『ザ・ストーリー』を手に入れるにはこちらをクリック
『ザ・ストーリー』著者:ロバート・マッキー

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ

「世界があなたに求めるのは勇気です」

それでは最後に、
ロバート・マッキーの有名な言葉を紹介して、
今回のお話を終わりたいとおもいます。

毎日書きなさい、
一行一行、1ページ1ページ、いつもいつも。

恐くてもこれをやりなさい。

想像力や技術以上に、何にもまして、
世界があなたに求めるのは勇気です、

拒絶されたり、嘲笑されたり、
失敗するかもしれないという危険を冒す勇気です。

意義と美によって語られるストーリーを探求しながら、
深く学びなさい、
しかし、果敢に書き進めなさい。

そうすれば、神話の英雄のように、
あなたの「踊り」が世界を驚かせるでしょう。

                ロバート・マッキー

(*35)

『ザ・ストーリー』を手に入れるにはこちらをクリック
『ザ・ストーリー』著者:ロバート・マッキー

 

人間万事 センス・オブ・ワンダー

倉田幸暢

 

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ロバート・マッキーから人を動かすストーリーテリングの技術を学ぶ


脚注
  1. (古代アテネでの演説の様子(ペロポネソス戦争Peloponnesian War)の戦没者に対する国葬の際におこなわれた、ペリクレスPericles)による戦没者追悼演説の様子)、Discurso funebre pericles by Philipp Foltz via Wikimedia Commons)[↩ Back][↩ Back]
  2. (古代ギリシャの都市国家アテネ、Akropolis by Leo von Klenze via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  3. (デモステネス、Démosthène s'exerçant à la parole (1870) by
    Jean-Jules-Antoine Lecomte du Nouÿ via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  4. (アイスキネス、Aiskhines Pio-Clementino Inv297 via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  5. (ギリシャ全土を支配しようとアテネに侵攻するマケドニア軍の映像、The Macedonian phalanx. on YouTube)[↩ Back]
  6. (「フィリッポス王を倒せ!」、拳-空-赤-ブラック-戦い-社会主義-等しいかどうか-左 by ClkerFreeVectorImages via Pixabay)[↩ Back]
  7. (フィリッポス王が率いるマケドニア軍と戦うアテネの人々、カイロネイアの戦いBattle of Chaeronea)、Battle of Chaeronea on YouTube)[↩ Back]
  8. (ロバート・マッキー(脚本家養成者、Robert McKee)、聞き手:ブロンウィン・フライヤー(Bronwyn Fryer)(HBR(ハーバード・ビジネス・レビュー)のシニア・エディター)、訳:編集部、「物語の優れた語り手になれ」、「ストーリーテリングが人を動かす:脚本家養成者に学ぶ「ストーリーテリング」」(Storytelling That Moves People: A Conversation with Screenwriting Coach Robert McKee)、「ビジネススクールでは教えない7つの創造的思考」、『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー別冊 「超」MBAの思考法』、ダイヤモンド社、2009年10月、141ページ)[↩ Back][↩ Back]
  9. (引用文中の太字・赤字の文字装飾は、引用者が加えた文字装飾です。)[↩ Back][↩ Back][↩ Back][↩ Back]
  10. (「現代のアリストテレス」(THE ARISTOTLE OF OUR TIME(アリストートル・オブ・ザ・アワー・タイム))、参考:ロバート・マッキーの公式サイトのなかの「About McKee」(ロバート・マッキーについて)のページより。)[↩ Back]
  11. (参考資料:Amazon.co.jpの『Story: Style, Structure, Substance, and the Principles of Screenwriting』のページのなかの「商品の説明:内容紹介」の文章)[↩ Back]
  12. (参考資料:「Robert Mckee on The Hour with George Stroumboulopoulos - YouTube」)[↩ Back][↩ Back][↩ Back]
  13. (参考資料:ロバート・マッキーの公式サイトのなかの「About McKee」(ロバート・マッキーについて)のページより。(データ取得日時:2015年12月))[↩ Back][↩ Back][↩ Back]
  14. (参考資料:Toby Young、「12 Schmucks with Underwoods」、『The Sound of No Hands Clapping: A Memoir』[↩ Back][↩ Back]
  15. William Goldman by thedemonhog via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  16. Author Steven Pressfield, June 2011 by Ciro612 via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  17. (ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)、Julia Roberts 2011 Shankbone 3 by David Shankbone via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  18. (デヴィッド・ボウイ(David Bowie)、File:David Bowie (1987).jpg by Elmar J. Lordemann via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  19. (ジョン・クリーズ(John Cleese)、John Cleese 2008 bigger crop by John Cleese 2008.jpg: Paul Boxley derivative work: Beao via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  20. (エディー・イザード(Eddie Izzard)、EddieIzzard by Nickjwebb via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  21. (カーク・ダグラス(Kirk Douglas)、File:Kirk Douglas 1969.jpg by Cinema Center Films via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  22. (キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans)、KeenenIvoryWayansHWOFMay2013 by Angela George via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  23. (参考資料:ロバート・マッキーの公式サイトのトップページより。(データ取得日時:2015年12月))[↩ Back]
  24. DGAAward by Alecxo (Own work) via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  25. (ロバート・コリアー、監修:神田昌典、翻訳:齋藤慎子、「背景ストーリーで感情をかき立てる」、「第4章 イキイキと描いて欲しいと思わせる」、『伝説のコピーライティング実践バイブル―史上最も売れる言葉を生み出した男の成功事例269』、ダイヤモンド社、2011年、93~94ページ))[↩ Back]
  26. ロバート・マッキーの公式サイトのトップページより。(データ取得日時:2015年12月))[↩ Back]
  27. ロバート・マッキーが主催するビジネス向けセミナー「ストーリーノミクス」(Storynomics)の公式サイトのトップページより。(データ取得日時:2015年12月))[↩ Back]
  28. (ヒューレット・パッカードの経営幹部であり、ゼロックスのPARCの共同創立者でもあるアラン・ケイの言葉。(ダニエル・ピンク、翻訳:大前研一、「ヒューレット・パッカードも3Mもゼロックスも始めたこと」、「2 「議論」よりは「物語」」、「第2部 この「6つの感性(センス)」があなたの道をひらく」、『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』、三笠書房、2006年、181ページ))[↩ Back]
  29. (参考資料:ロバート・マッキーが主催するビジネス向けセミナー「ストーリーノミクス」(Storynomics)の公式サイトのトップページより。(データ取得日時:2015年12月))[↩ Back]
  30. (参考資料:ロバート・マッキーが主催するビジネス向けセミナー「ストーリーノミクス」(Storynomics)の公式サイトのケーススタディー(Case Study)のページより。(データ取得日時:2015年12月))[↩ Back]
  31. (参照元資料:ロバート・マッキー(脚本家養成者、Robert McKee)、聞き手:ブロンウィン・フライヤー(Bronwyn Fryer)(HBR(ハーバード・ビジネス・レビュー)のシニア・エディター)、訳:編集部、「期待と現実のギャップが聞き手を引き込む」、「ストーリーテリングが人を動かす:脚本家養成者に学ぶ「ストーリーテリング」」(Storytelling That Moves People: A Conversation with Screenwriting Coach Robert McKee)、「ビジネススクールでは教えない7つの創造的思考」、『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー別冊 「超」MBAの思考法』、ダイヤモンド社、2009年10月、143ページ)[↩ Back]
  32. (ダニエル・ピンク(Daniel H. Pink)、 Daniel H pink by Guy Holden Photographer via Wikimedia Commons)[↩ Back]
  33. (ダニエル・ピンク、翻訳:大前研一、「ヒューレット・パッカードも3Mもゼロックスも始めたこと」、「2 「議論」よりは「物語」」、「第2部 この「6つの感性(センス)」があなたの道をひらく」、『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』、三笠書房、2006年、176~178ページ)[↩ Back]
  34. (引用者が補足説明を加えています。)[↩ Back]
  35. (ロバート・マッキーの公式サイトのなかの「About McKee」(ロバート・マッキーについて)のページに掲載されている文章を倉田幸暢が意訳しました。(データ取得日時:2015年12月)
    原文は下記のとおりです。
    “Write every day, line by line, page by page, hour by hour. Do this despite fear. For above all else, beyond imagination and skill, what the world asks of you is courage, courage to risk rejection, ridicule and failure. As you follow the quest for stories told with meaning and beauty, study thoughtfully but write boldly. Then, like the hero of the fable, your dance will dazzle the world.”
    - Robert McKee
    (ちなみに、この英語の文章(ロバート・マッキーの公式サイトのなかの「About McKee」(ロバート・マッキーについて)のページに掲載されている文章)のもとになった原文(英語)は、ロバート・マッキーが書いた『Story: Substance, Structure, Style and the Principles of Screenwriting』の本(日本語訳版の本の題名は、『ザ・ストーリー』)の最終章「Fade Out」(418~419ページ)のところに載っている文章です(日本語訳版の『ザ・ストーリー』の本でいうと、最終章の「EPILOGUE フェードアウト 夢の実現に大きく近づいたあなたに」のところの文章(470~471ページ)にあたります)。この最終章「Fade Out」の2ページに書かれている文章全体の文脈から考えると、この文章のなかの「the hero of the fable」という言葉は、「寓話のヒーロー」と訳すのが自然な訳だろうとおもいます。ですが、ここではあえて、「寓話のヒーロー」ではなく、「神話の英雄」と訳すことにしました。(「fable」という言葉の意味は、「寓話」(ぐうわ)、「伝説」、「神話」、「作り話」などです。)「the hero of the fable」という言葉の訳を、「神話の英雄」という訳にした理由は、つぎのとおりです。ロバート・マッキーがこの文章のなかでつたえようとしていることの真意としては、この文章を読む人に「あえて危険を冒してでも、勇気を出して書き続ければ、いつの日にかきっと栄光をつかむことができる」ということをつたえて、ストーリーの書き手を鼓舞しようとしているのだろうとおもいます。このように、「あえて危険を冒してでも、行動しつづけて、最終的に栄光をつかむ」というのは、まさに英雄譚そのものではないかとおもいます。そのように考えたので、この文章のなかの「the hero of the fable」という言葉の訳は、あえて、「神話の英雄」という訳にしました。また、ほかにも、ぼくの個人的な理由もあります。その理由というのは、ぼくが、『拳闘暗黒伝セスタス』というマンガの第6巻の48ページのシーンにでてくる「神話の英雄」という言葉が好きだからです。ぼくは、この『拳闘暗黒伝セスタス』の第6巻にでてくる「神話の英雄」という言葉と、ロバート・マッキーがこの文章でつたえようとしている「ストーリーの書き手が目指すべき姿」との間に、重なるものを感じました。そういったことも、「the hero of the fable」という言葉の訳を「神話の英雄」という訳にした理由のひとつです。)[↩ Back]