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「フィリッポス王を倒せ!」の物語と、ロバート・マッキーの人を動かすストーリーテリングの技術

(*1)

 

こんにちは、倉田幸暢です。

今回は、
「フィリッポス王を倒せ!」というお話から
はじめてみたいとおもいます。

目次
  1. 「フィリッポス王を倒せ!」
  2. ストーリーテリングの世界的権威ロバート・マッキーが語る、2つの説得方法
    1. 「説得しようとしている間、聞き手は頭のなかで反論している」
    2. 「人の心に訴える物語を語る」
  3. ロバート・マッキーの教え子たちがつくった映画・テレビドラマは世界中で大ヒット
    1. 『フォレスト・ガンプ/一期一会』(Forrest Gump)
    2. 『ロード・オブ・ザ・リング』(三部作)(Lord of the Rings I, II, III)
    3. 『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』(Toy Story)(Toy Story 2)
    4. 『プライベート・ライアン』(Saving Private Ryan)
    5. 『ファインディング・ニモ』(Finding Nemo)
    6. 『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)
    7. 『CSI:科学捜査班』(CSI: Crime Scene Investigation)
    8. 『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)
    9. 『デスパレートな妻たち』(Desperate Housewives)
    10. 『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace)
    11. 『アイアンマン』(Iron Man)
    12. 『ダ・ヴィンチ・コード』(The DaVinci Code)
    13. 『エレファント・マン』(The Elephant Man)
    14. 『ER緊急救命室』(ER)
    15. 『エアフォース・ワン』(Air Force One)
    16. 『めぐり逢えたら』(Sleepless in Seattle)
    17. 『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(A Fish Called Wanda)
    18. 『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)
    19. 『NYPDブルー』(NYPD Blue)
    20. そのほかの、ロバート・マッキーの教え子の作品
  4. ロバート・マッキーの教え子の映画監督・脚本家・小説家・映画プロデューサーたち
    1. 『スター・ウォーズ』の脚本家、ローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)
    2. 『ファインディング・ニモ』の監督、アンドリュー・スタントン(Andrew Stanton)
    3. 『ロード・オブ・ザ・リング』の監督、ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)
    4. 『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家、ポール・ハギス(Paul Haggis)
    5. 『バットマン』の監督、ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)
    6. 『ビューティフル・マインド』の脚本家、アキヴァ・ゴールズマン(Akiva Goldsman)
    7. 『明日に向って撃て!』の脚本家、ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman)
    8. 『ピアノ・レッスン』の監督、ジェーン・カンピオン(Jane Campion)
    9. 『バガー・ヴァンスの伝説』の原作小説家、スティーヴン・プレスフィールド(Steven Pressfield)
  5. ロバート・マッキーの教え子の俳優・女優たち
    1. メグ・ライアン(Meg Ryan)
    2. ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)
    3. デヴィッド・ボウイ(David Bowie)
    4. ジョン・クリーズ(John Cleese)
    5. エディー・イザード(Eddie Izzard)
    6. カーク・ダグラス(Kirk Douglas)
    7. キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans)
  6. ロバート・マッキーの教え子たちは、アカデミー賞の常連
    1. アカデミー賞を受賞した教え子は、60人以上
    2. エミー賞を受賞した教え子は、200人以上
    3. 全米脚本家組合賞(WGA Award)を受賞した教え子は、100人以上
    4. 全米監督協会賞(DGA Award)を受賞した教え子は、50人以上
  7. ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業
    1. ナイキ(Nike)
    2. マイクロソフト(Microsoft)
    3. シーメンス(Siemens)
    4. メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
    5. ペプシコ(PepsiCo(ペプシコーラ))
    6. クラフトフーズ(Kraft Foods)
    7. UBISOFT(ユービーアイソフト)
    8. バーバラ・ミント(Barbara Minto)
  8. ロバート・マッキーからストーリーテリングの技術を学んで業績を向上させた企業の事例
    1. ボルト・カンパニー(Boldt Company)(建設会社)の事例
    2. WAGAS(再保険の仲介業などの会社)の事例
    3. ウォールストリートでの資金調達のためのプレゼンテーションの事例
  9. ストーリー制作の聖典(バイブル)、ロバート・マッキーの名著『Story』の日本語訳版
    1. 『ハイ・コンセプト』のダニエル・ピンクが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』
    2. 「プロダクトローンチフォーミュラ」の生みの親、ジェフ・ウォーカーが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』
  10. 「世界があなたに求めるのは勇気です」

「フィリッポス王を倒せ!」

今から2000年以上昔の紀元前4世紀の
古代ギリシャの時代。

Akropolis by Leo von Klenze
古代ギリシャの都市国家アテネ (*2)

都市国家アテネに、
2人の男がいました。

Démosthène s'exerçant à la parole (1870)
デモステネス (*3)

Aiskhines Pio-Clementino Inv297
アイスキネス (*4)

デモステネスは、政治家・弁論家であり、
アイスキネスは、その政治上のライバルでした。

当時は、マケドニアのフィリッポス王が
ギリシャ全土を支配するために
アテネに戦争をしかけようとしている危機的な状況でした。


ギリシャ全土を支配しようとアテネに侵攻するマケドニア軍の映像(15秒間の抜粋)。
眼帯をしている馬上の人物がフィリッポス王。 (*5)

迫り来るマケドニアの侵略にどのように対応するべきか?

マケドニアに抵抗して戦うのか?
それとも、マケドニアに服従するのか?

国家の存亡をかけたこの運命の選択をめぐって、
アテネの世論はまっぷたつに分かれて
激しく対立していました。

徹底抗戦を主張したのがデモステネスで、
服従を説いたのがアイスキネスでした。

2人は、人々を説得して
自分の主張に賛同してもらうために
それぞれに演説をおこないました。


古代アテネでの演説の様子 (*1)

アイスキネスが演説すると、
人々は「なんと話がうまい人だ」と関心しました。

一方、デモステネスが演説すると 続きを読む

  1. (古代アテネでの演説の様子(ペロポネソス戦争Peloponnesian War)の戦没者に対する国葬の際におこなわれた、ペリクレスPericles)による戦没者追悼演説の様子)、Discurso funebre pericles by Philipp Foltz via Wikimedia Commons) [↩ Back] [↩ Back]
  2. (古代ギリシャの都市国家アテネ、Akropolis by Leo von Klenze via Wikimedia Commons) [↩ Back]
  3. (デモステネス、Démosthène s'exerçant à la parole (1870) by
    Jean-Jules-Antoine Lecomte du Nouÿ via Wikimedia Commons) [↩ Back]
  4. (アイスキネス、Aiskhines Pio-Clementino Inv297 via Wikimedia Commons) [↩ Back]
  5. (ギリシャ全土を支配しようとアテネに侵攻するマケドニア軍の映像、The Macedonian phalanx. on YouTube) [↩ Back]

美しさは、ハーモニーのなかに

Aria(アリア)

(その場に集うすべての存在とその文脈が、総合芸術としての作品をかたちづくる。)(*1)

 

「完成された美というものは、ただ一つの身体のうちに見出されるものではなく、数多くの身体のうちに分散して、希少なものである
 …
 最も優秀で、他の人々に抜き出て修行を積んだ画家ゼウクシスは、クロトンの近く、ルキナ神殿の公共から委嘱された一枚の絵を制作するため、今日のあらゆる画家のように、自分の才能に無分別に頼ろうとはしなかった。彼はただ一人の身体のうちには自分が求めているだけの美しさを発見出来ない、つまりそういう美しさは、自然がただ一人に授けるものではないと考えた。そこで、彼は、その土地の妙齢の女性のすべての中から最も美しい五人の娘たちを選び出し、その五人の各々から美しいところを取って描いた。」

――― レオン・バッティスタ・アルベルティ、『絵画論』(*2)

続きを読む

  1. Aria(アリア)Photo by Roberta F. at Wikimedia Commons)) [↩ Back]
  2. レオン・バッティスタ・アルベルティ、(三輪福松 訳)、『絵画論』、中央公論美術出版、67ページより) [↩ Back]

英語を身に着けるべき理由 - 這い寄る混沌 -

インターネットをどう使いこなすかがビジネスマンにとって死活的な意味を持つようになった今、「英語は苦手」と敬遠するのは、ほとんど自殺行為である。

―――大前研一

死は逃げる者を追う。

―――

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Creative Commons License photo credit: vanz

不幸にも誰もが持っているようなスキルしかない「普通の人」にとって、新しい世界のもたらす現実は、首を切るか切られるかの競争だ。こうした人々が提供するのは、誰にでも提供しうるサービスである。グローバル市場では、彼らの競争相手は世界に何百万人、ひょっとすると何十億人もいて、企業は格安の労働者を雇い入れることができる。この現象に被害を被っている人はどんどん増えている。
(中略)
今やブルーカラーだけでなく、大学の卒業証書を持っている人にまで被害を及ぼしている。

(ヨーナス・リッデルストラレ、シェル・A・ノードストレム(訳 中山ゆーじん)「才能は人質を取る」(第6章 才能による支配)、『成功ルールが変わる!―「カラオケ資本主義」を越えて』、p.93)

本物の才能を持っていない建築家、エンジニア、経理部員その他、あらゆる知的労働者は、もはや安全ではない。著者のアドバイスは実にシンプルなものだ。労働の食物連鎖でより強いものに変わるか、逃げるかのどちらかだ。

(ヨーナス・リッデルストラレ、シェル・A・ノードストレム(訳 中山ゆーじん)「才能は人質を取る」(第6章 才能による支配)、『成功ルールが変わる!―「カラオケ資本主義」を越えて』、p.94)

大前研一さんとの出会い

「大前研一」

好きな人物を挙げてみろと言われれば、
この人の名は何番目かに必ず出てくる。

そもそもの始まりは、
たまたま大学の図書館で
『究極のビジネス書50選―マネジメントの原点』
という本を見つけて立ち読みしたことだった。

この本のなかで、「究極のビジネス書」の著者として
名前が挙がっているのはほとんど欧米出身者ばかりだった。

しかし、たった二人だけだが、東アジア出身者の名前もあった。

その二人のうちの一人は、『孫子の兵法』を著した孫子だった。

小さい頃から、三国志や孫子、韓非子などに
興味を持っていた僕としては
「おー!やっぱり孫子の考えたことは現在でも通用するほど優れたものだったんだ!」
と、うれしくなってしまった。

さて、そのもう一人の東アジア出身者こそが
『ボーダレス・ワールド』を著した「大前研一」さんだったわけだが、

正直な話、そのときは
「孫子と同列に名を連ねているなんて、そんなすごい日本人が本当にいるのか?
日本は世界第2位の経済大国だからってことで、
ただの数あわせで名前が載っただけじゃないのか?」
など、いろいろ失礼な疑問をもっていた。

その真偽を確かめるために
彼の著書を読んでみることなって
この人のすごさを実感しまくることになるのだが、

まぁなんにせよ
これが、僕と大前研一さんとの出会いだった。

よく人との出会いが人生を変えるというけど、
僕の場合は
こうした様々な本との出会いが自分の人生を変えてきた。

全世界で100万人が読んだマニフェストが完全版で日本上陸!

リッチ・シェフレンが語る
「仕事量を減らし、労働時間を短くしながら、利益を増やしていく方法」についての
2時間のセミナー映像のDVDが付いた
2,980円の『インターネットビジネスマニフェスト』の完全版の日本語本が
今だけほぼ無料で配布されています。


『ザ・ローンチ(世界一効率的に億万長者になる方法)』著者:ジェフ・ウォーカー

『ザ・ローンチ (世界一効率的に億万長者になる方法)』
著者:ジェフ・ウォーカー


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