「創造力がすべてを変える」の記事一覧

「死を超えるものが欲しい」:幸村誠さんはどのような想いをもって『ヴィンランド・サガ』や『プラネテス』のマンガを描いておられるのでしょうか?

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

Over the Death Fence (*1)

 

僕がもし、今まさに飛び降りんとするその二人と、フェンス越しに話をするチャンスに恵まれたとして、何を言えば、また何をしたら、二人は金網のこっちに戻ってきてくれるんだろうか。

――― 幸村誠、『プラネテス』第3巻 (*2)

そんなアルネイズに
「だから生きろ」と言えるだけの言葉が
すぐには出てこなかった
 
死を超えるものが欲しい
 
アルネイズに胸を張って語ることができる
死を超えた救いと安らぎが生者の世界に欲しい
 
無いなら 作る
 

――― トルフィンの言葉、『ヴィンランド・サガ』第13巻 (*3)

 

目次
  1. はじめに
  2. 「なぜ・・・・・生きなければならないの?」
    1. 「死ぬ理由はないけど生きてる理由もない」と書き遺して死んだ二人の女の子
    2. 「穿つ問い掛け」
    3. 「アルネイズのために」という言葉に込められた、もうひとつの意味
      1. 第93話の扉絵の、微笑むアルネイズの絵が意味するもの
    4. 「死ぬとか、生きるとか、それらの意味とか」「やっぱり考えてしまうのです」
  3. 行き場のない人たちはどこへ行けばいいのか?
    1. 「行き場のない人たち」
    2. 「ここではないどこかに・・・・・・」
    3. 「私は船に乗りたいの!」
    4. 孤独な「家なき鳥」クリーア
    5. 「そのために生きなさい」
    6. 「世界はそこだけ、なんて風に考えるのはかなしい」
    7. 「きっといたと思います」
  4. 「本当の戦士」とはなにか?
    1. トールズが目指したもの
    2. アシェラッドが待ち望んだ「英雄」
    3. 「世界最強」のトルケルより強い者
    4. トルフィンの「本当の戦い」
      1. 「誓い」
      2. 「本当の戦い」
      3. 「最初の手段」
      4. 「戦士の誕生」
      5. 「無敵」
    5. 「まず逃げなさい」
      1. 「勝手に二択にするな」
    6. 「こうだったらいいのになとボクが願う主人公像、人間像」
      1. 「だめだった時期の経験もすべて無駄にならないような成長過程を経ているんじゃないか」
  5. 「愛」とはなにか?
    1. 「悪魔みたいな男」ロックスミスの「愛」
    2. 「酒呑み坊主」ヴィリバルドが語る「愛」と「愛という名の差別」
    3. 「叛逆の帝王」クヌートの「愛」と「楽土」
      1. 「ふたつの楽土」
    4. 「惑う人」星野八郎太の「愛」と「つながり」
    5. 「プラネテス」の意味は「迷い子たち」
    6. 「人は人にとって」
  6. なぜ生きるのか、なぜ描くのか
    1. 「漫画という「考える装置」」
    2. 「ボクは、ボクが教わったことを全力でこの漫画に描くつもりです」
  7. そのほかの話題
    1. 2つの「プロローグの終わり」
    2. 実在の人物であるトルフィン
    3. アニメ版の『プラネテス』のご紹介
    4. アニメ版の、いろいろな言語での「プラネテス」という言葉のモーフィング映像について
    5. 『ヴィンランド・サガ』が、ついにアニメ化!
    6. 『ヴィンランド・サガ』のトルフィンが、ゲームや、ショートアニメに登場!
    7. 『プラネテス』に登場した印象的な言葉
  8. 参考資料
    1. 参考資料:マンガ『プラネテス』関連
      1. インタビュー記事
    2. 参考資料:アニメ『プラネテス』関連
    3. 参考資料:マンガ『ヴィンランド・サガ』関連
      1. インタビュー記事

はじめに

『ヴィンランド・サガ』や、『プラネテス』というマンガの作者である、幸村誠さんという漫画家さんがおられます。

ぼくは、『ヴィンランド・サガ』と、『プラネテス』は、ほんとうにすばらしい作品だと、こころの底からおもいます。

もし、「あなたが1番おもしろいとおもうマンガを紹介してください」と誰かに聞かれたら、『プラネテス』と『ヴィンランド・サガ』を紹介します。

それくらい、この2つのマンガはすばらしい作品だとおもいます。

また、そういった作品を描いていらっしゃる作者である幸村誠さんも、とても興味深い人だとおもいます。

『プラネテス』と、『ヴィンランド・サガ』には、作者である幸村誠さんの問題意識があらわれているように感じられるところがたくさんあります。

そこで、今回は、「幸村誠さんが、『ヴィンランド・サガ』や『プラネテス』の作品を描くにあたって、どんな思いをもってマンガを描かれているのだろうか?」、ということをかんがえてみたいとおもいます。

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  1. 無料の写真: 手, ブーケ, フェンス, ギフト, 与えます, 祝います, 関係 - Pixabayの無料画像 - 1549224 by klimkin on Pixabay[↩ Back]
  2. (幸村誠、(冊子のカバーの折り返しのところに掲載されている著者による文章)、『プラネテス』第3巻(冊子版)、アフタヌーンKC、講談社、2003年)[↩ Back]
  3. (トルフィンの言葉(幸村誠、「第93話 戦士の誕生」、『ヴィンランド・サガ』第13巻 Kindle版、アフタヌーンコミックス、講談社、2013年、185~190ページ))[↩ Back]

おもしろいつながりと、新たな世界への「扉」

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

新たな世界への扉

(*1)

「どんな問題をやるにせよ、
それをやらなければ生きてゆけないというテーマを探すのですね」

――― 上原専禄の言葉(阿部謹也、『自分のなかに歴史をよむ』) (*2)

 

「私は一夜にして研究者となった」―この頃にはすでにシュパヌートは、自分が死ぬまでこの伝説から解放されることはあるまいという予感を抱いていた。「私は鼠捕り男に身も魂も奪われてしまったのである」と。

――― 阿部謹也、『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』 (*3)

 

おもしろいつながりと、新たな世界への「扉」

ぼくが本を読んでいてとても胸が高鳴るのは、別々の本に書かれている一見まったく関係ないことがらのあいだに、おもしろいつながりを感じるときです。

そいうときは、もう、だれかにそのことを話したくて話したくてしょうがない、ウズウズした気持ちになります。

そうやって、新しい世界に足を踏み入れていくのがたのしいです。

ぼくは、これまでに、いろいろな本に新たな世界への「扉」を開いてもらいました。

なので、ぼくもだれかを新たな世界への「扉」の先へと案内してあげられたらいいなとおもっています。

下の写真のなかの本は、ぼくがとても知りたいとおもっているたいせつなことがらのなかで、いまとくに興味があるいくつかのことがらについて、いろいろとつながりを感じている本です。

ちなみに、下のURLの記事の動画も、こうした本を読んで知ったおもしろいことを、ほかの人たちにも紹介したくてつくったもののひとつです。

http://wisdommingle.com/?p=13001

こうしたものをとおして、いろいろな人たちに、いろんなおもしろいことを紹介できたらいいなとおもっています。

「ほら、新しい世界へのドアが開いた。

わたしはそこで何を見つけられるかな」

(アーシュラ・K・ル=グウィン、『いまファンタジーにできること』) (*4)

 

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  1. 無料の写真: 図書, ストーリー, フォレスト, 不思議な世界, マジック, ドア - Pixabayの無料画像 - 2885315 by Reinhardi, on Pixabay)[↩ Back]
  2. (上原専禄の言葉(阿部謹也、「ハーメルンの笛吹き男とは」、「第五章 笛吹き男との出会い」、『自分のなかに歴史をよむ』、ちくま文庫、筑摩書房、18ページ))[↩ Back]
  3. (阿部謹也、「伝説の中を生きる老学者」、「現代に生きる伝説の貌」、『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』、ちくま文庫、筑摩書房、1988年、295ページ)[↩ Back]
  4. (アーシュラ・K・ル=グウィン、翻訳:谷垣暁美、「メッセージについてのメッセージ」、『いまファンタジーにできること』、河出書房新社、2011年、174ページ)[↩ Back]

うっほほーい!劇団ごちゃまぜの団員お披露目!

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

「我々は1つの動画をアップした。これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!!!」 (*1) (*2) (*3)
(o≧ω≦)O

以前、MMDなどのための3Dモデルをつくっている3Dモデラーさんが、「キャラクターの3Dモデルをたくさんつくれば劇団がつくれそうですね」というようなことを書いておられるのを見て、「なるほど、それはいいな!」とおもいました。

そんなこんなで、ぼくも自前の「劇団」をつくるべく、2Dアニメの2Dモデルのキャラクターを複数体つくって、そのそれぞれのキャラクターに役者さんのような役割をしてもらって、いろいろな映像作品がつくれたらいいなと妄想しています。

この記事の冒頭にある動画に出ているようなキャラクターたちにご出演いただいて、ミニアニメやプチアニメというような形式の映像をつくってみようとおもっているので、そのための、2Dモデルのキャラクターをつくってみました。

この動画は、そんな、もうそろそろ動きはじめるかもしれない「劇団ごちゃまぜ」の「団員さん」のお披露目の動画です。

ほんの11秒だけの動画ですが、これからこんなかんじで、「劇団ごちゃまぜ」の「団員さん」たちによるめくるめくドラマがドシドシ展開されていく・・・・・かもしれません。

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  1. (参考:「ギレンの演説【実写版】ギレン・ザビ演説 ~ガルマ国葬~ 生アフレコ - YouTube」、https://www.youtube.com/watch?v=JIS5gLNPClk[↩ Back]
  2. (参考:「ギレンの演説」、http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/4071/gundam/g_setsumei/girennoenzetu.html[↩ Back]
  3. (参考:「語れ!ギレン閣下!」、http://center.ed.kanazawa-u.ac.jp/~taguchi/taguo/ai/giren.htm[↩ Back]

声優さんや、ナレーターさんに、アフレコや、ナレーションを依頼できる、クラウドソーシング・アウトソーシング・マッチングサイトのサイト集

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

(*1)

 

「みんなののぞみはただひとつでした。
 
 なぜなら、みんな芝居がすきですきで
 たまらない人たちだったからです。
 
 そして、舞台のうえで演じられる悲痛なできごとや、
 こっけいな事件に聞きいっていると、
 
 ふしぎなことに、ただの芝居にすぎない舞台上の人生のほうが、
 
 じぶんたちの日常の生活よりも
 真実にちかいのではないかと思えてくるのです。
 
 みんなは、このもうひとつの現実に耳をかたむけることを、
 こよなく愛していました。」

――― ミヒャエル・エンデ、『モモ』 (*2)

「科白を語る者が、神かそれとも英雄か、円熟の老人か
 
 それとも青春たけなわの熱血漢か、堂々たる貴婦人か
 
 それともまめまめしい乳母か、
 
 行商人かそれとも緑の野を耕す農夫か、
 
 コルキス人かそれともアッシリア人か、
 
 テーバイ育ちかそれともアルゴス育ちか、
 
 どちらかによって大きなちがいが生じるだろう。」

――― ホラティウス、『詩論』 (*3)

声優さん(ネット声優さんも含む)や、ナレーターさんに、アフレコアテレコ)や、ナレーションなどの仕事を依頼することができる、クラウドソーシングアウトソーシングマッチングサイトのウェブサイトをご紹介します。

ここで紹介させていただく情報が、声優さんやナレーターさんたちに協力していただける機会が増えることにつながり、それによって、すてきな映像作品・音声作品などが増えていく一助になればうれしいです。
m(_ _)m

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  1. (無料の写真: 歌手, カラオケ, 女の子, 女性, 歌う, 音楽, ヘッドフォン - Pixabayの無料画像 - 84874、https://pixabay.com/ja/歌手-カラオケ-女の子-女性-歌う-音楽-ヘッドフォン-聞く-84874/[↩ Back]
  2. (ミヒャエル・エンデ、翻訳:大島かおり、「1章 大きな都会と小さな少女」、「第一部 モモとその友達」、『モモ』、岩波少年文庫127、岩波書店、2005年、12ページ)[↩ Back]
  3. (ホラティウス(訳 松本仁助、岡道男)、「ホーラティウス『詩論』」、『アリストテレース 詩学・ホラーティウス 詩論』、岩波文庫、1997年、237ページ)[↩ Back]

Perfumeのダンスモーションと楽曲をつかってBlenderでつくった3Dモデルをアニメーションさせてみました

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

この動画では、Perfume(パフューム)の公式サイトで、「global site project #001」として配布されている、Perfumeのダンスのモーションデータと楽曲を利用させていただいて、Blenderでモデリングしてつくった3Dモデルをアニメーションさせてみました!

ほんとは、Perfume(パフューム)のお三方の三人分のモーションデータが利用できるのですが、今回は、大人の事情があったりなかったりで、かしゆかさんのダンスのモーションデータだけを利用させていただくことになりました。

またいつか、Perfume(パフューム)のお三方揃い踏みの3Dアニメーションをつくってみたいとおもいます。

ちなみに、この動画は、解像度が 4K(2160p(横3840ピクセル✕縦2160ピクセル))で、
フレームレートが 59.94fps という、けっこう気合の入った画質になっています。

なので、もし興味があれば、YouTube動画の画面右下の歯車のマークから「画質」を変更して、高画質の映像をお楽しみください。

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伝説の陰陽師 安倍晴明の真実の姿がついに明らかに!

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

呪術と式神を操り 平安時代の京都で
闇の眷属たちと闘ったとされる伝説の陰陽師
安倍晴明真の姿がついに明らかに!

上の動画では、伝説の陰陽師 安倍晴明の実像についてお話しています。

この動画では、つぎのようなことをお話しています。

  • 晴明は、●●歳になっても仕事に就いていなかった!?
  • 晴明は、ホントはお●●さん!?
  • 始末書を書かされた晴明。
  • 晴明の力の秘密は、式神でも呪術でもなく、●●!?
  • 自作自演の自慢話ばかりする晴明!?
  • 晴明が、上司の手柄を横取り!?
  • 晴明の仕事は、●●係や、●●や●●倉庫の管理!?
  • ハングリー精神にあふれ、野望に燃える晴明。
  • 晴明のご先祖様は、かぐや姫のお知り合い!?

もし、陰陽師や、安倍晴明に興味があれば、上の動画を見てみてください。
きっと楽しんでもらえるとおもいます。
(o≧ω≦)O

目次
  1. 参考文献
    1. 『安倍晴明―陰陽の達者なり』
    2. 『卑賤観の系譜』
    3. 『日本民衆文化の原郷―被差別部落の民俗と芸能』
    4. 『日本巫女史』
    5. 『安倍晴明―陰陽師たちの平安時代』
    6. 『「芸能と差別」の深層―三国連太郎・沖浦和光対談』
    7. 『陰陽道の本―日本史の闇を貫く秘儀・占術の系譜』
    8. 『陰陽道とは何か―日本史を呪縛する神秘の原理』
    9. 『陰陽師の原像―民衆文化の辺界を歩く』
    10. 『陰陽五行と日本の民俗』
    11. 『王朝貴族の病状診断』
    12. 『陰陽夜話』
    13. 『鬼がつくった国・日本―歴史を動かしてきた「闇」の力とは』
    14. 『酒呑童子の誕生―もうひとつの日本文化』
    15. 『陰陽師―安倍晴明と蘆屋道満』
    16. 『安倍晴明伝説』
    17. 『平安貴族と陰陽師―安倍晴明の歴史民俗』
    18. 『憑霊信仰論 妖怪研究への試み』
    19. 『酒呑童子異聞』
    20. 『酒呑童子の首』
    21. 『日本のまつろわぬ民』
    22. 『呪いと日本人』
    23. 『鬼の研究』
    24. 『病が語る日本史』
    25. 『安倍晴明「闇」の伝承』
    26. 『陰陽師―安倍晴明の末裔たち』
    27. 『鬼ともののけの文化史―絵で見て不思議!』
    28. 『鬼 (Truth In Fantasy)』
  2. さらなる「扉」の向こうへ
  3. 使用した素材
    1. 画像
      1. キャラクター画像
      2. Wikimedia Commonsの画像
      3. 国立国会図書館デジタルコレクションの画像
      4. Pixabayの画像
      5. そのほかの画像
    2. BGM
    3. 効果音
  4. 使用したソフトウェア
    1. 動画編集
    2. キャラクター画像の作成
    3. 画像編集
    4. 台本の読み上げ音声作成(キャラクターの声の作成)
    5. そのほか
  5. 動画のチャンネル登録は、こちらからどうぞ

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みんなのための「キャンバス」を、みんなのための「物語」を

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

Christmas embroidery mounted on canvas (*1)

 

「私には夢がある、
 
 いつの日にか、すべての谷は隆起し、
 丘や山は低地となる。
 
 荒地は平らになり、
 歪んだ地もまっすぐになる日が来ると」

――― マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、「I Have a Dream」 (*2) (*3)

「HTML5 は、その定義にも書かれているように、
 環境、ディスプレイ、あるいは
 技術とは独立して動作する Web 技術です。
 Web 上で成功するため柔軟性を最大限に備えています。
 
 そして Web もその定義通り解釈すれば、
 すべての人のために存在するのであって、
 非常に高価なハードウェアを購入する余裕があり
 一企業によって管理された固定環境に縛られることもいとわない、
 少数の恵まれた人たちのためだけのものではありません。
 …
 これこそ多くの人たちが
 Web 上で何かを始めてきた大きな理由であり、
 今もそれは変わりません。
 そして Web では誰も閉め出されることはありません。」

――― Chris Heilmann、「HTML5 にまつわる誤解を解く」 (*4)

「人の一生は短い。
 
 それひとつでは意味をなさない一瞬の "光" だ。
 
 だから人を愛せ。
 
 絶望する前に、いまできる最善のことを見つけろ。

 そうして連なり、響きあった時に、
  "光" は初めて意味をなす」

――― サイアム・ビスト、『機動戦士ガンダムUC』 (*5)

「みんなのために・・・
 
 みんなのために使う
 
 連邦もジオンも
 宇宙も地球も関係ない
 
 みんなのためにラプラスの箱を」

――― バナージ・リンクス、『機動戦士ガンダムUC』 (*6) (*7)

 

目次
  1. 「ここにもそこにも あそこにも!!」
  2. 猫耳で、ニコニコな、おやじキラー
  3. 世界を読みきれなかった「ヒットラーの尻尾」
    1. 「WHO ARE YOU? お前は誰だ… 正義か悪か 神か邪悪か」
      1. 喧伝と隠蔽のあいだに
    2. 「彼には何もわかっちゃいない」
    3. 「そばにいる者を踏み台にでもしない限り」
    4. 「一番鷄の鳴くころにとび起きて、せっせと利益ばかり漁る人は」
    5. 「おごれる人も久しからず」
    6. 「道にかなっていなければ早く滅びる」
    7. 「iQuit」
    8. 「独裁者」
    9. 「友よ、わたしもまた君と同じことだ」
  4. 「インターネットは誰のもの?」
    1. 「開かれた社会とその敵: 独裁制の後遺症」
      1. 引き裂かれるオープンソサエティと、クローズドソサエティによる囲い込み
      2. 「グミ族のオリ」の寓話
      3. 「国境線」
    2. ウェブOS と ウェブアプリ
    3. 「みんなのインターネット」
  5. どんな表現でも描くことができる「キャンバス」
    1. Chrome公式のブラウザゲーム - 「World Wide Maze」
    2. レトロな多人数同時参加型オンラインRPG - 「BrowserQuest」
    3. 高速3Dレーシングゲームをブラウザで - 「HexGL」
    4. ゲームエンジン - 「Unreal Engine」
    5. ゲームエンジン - 「Unity 5」
    6. コードコミュニティ - 「jsdo.it」
    7. ブラウザゲームコミュニティ - 「jsdo.it HTML5-Games」
    8. ぼくも作っちゃいましたよ、ブラウザゲーム!
  6. 「みんなのために・・・」
  7. みんなのための「物語」を
    1. 「天空にこだませよ歓喜の歌」
    2. 「遊びをせんとや生れけむ」
      1. 「楽しい」+「受け応え」=「遊び」
    3. 「誤解なくわかり合えるように」
    4. 夢か、現か、幻か
  8. 「おもい」をのせて
  9. 「先行きが安らかであることを 実りある時代になることを」

続きを読む

  1. Christmas embroidery mounted on canvas by Teresa DownUnder, on Flickr)[↩ Back]
  2. マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)、「I Have a Dream」「私には夢がある」、1963年8月28日))[↩ Back]
  3. (「I Have a Dream」の全文(英語)、BBC NEWS | Americas | 'I have a dream'[↩ Back]
  4. Chris Heilmann、「HTML5 にまつわる誤解を解く | Mozilla Developer Street (modest)」(原文:「HTML5 mythbusting ✩ Mozilla Hacks – the Web developer blog」))[↩ Back]
  5. (サイアム・ビストの言葉、著者:福井晴敏、『機動戦士ガンダムUC (10) 虹の彼方に (下)』(小説)、角川書店(角川グループパブリッシング)、角川コミックス・エース、2009年、116ページ)[↩ Back]
  6. (「みんなのために・・・ みんなのために使う 連邦もジオンも 宇宙も地球も関係ない みんなのためにラプラスの箱を」、バナージ・リンクス、『機動戦士ガンダムUC episode6「宇宙(そら)と地球(ほし)と」』(アニメ))[↩ Back]
  7. (参考:episode6「宇宙(そら)と地球(ほし)と」のテレビCMの映像、機動戦士ガンダムUC episode6『宇宙と地球と』TVCM(アニメ))[↩ Back]

あの飛行機雲のように:200号の大キャンバスに、太筆でぐっと一本の線を引く、完全燃焼のジェット噴射

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

 司馬遼太郎さんの歴史小説を読むと、いつも時間のたつのを忘れる。『龍馬がゆく』はもとよりのこと『関ヶ原』でも、『国盗り物語』でも、また、最近の『峠』でも、わたしは、司馬さんの作品には、すっかり魅了されてしまうのだ。
 その魅力、ないし魔力はどこにあるのだろうか、とわたしはしばしば考える。
 いろんな理由があろう。司馬さんのみごとな史観、そして、着実な史料研究。簡潔な文体。かぞえあげていけば、司馬文学の魅力はいくらでも語ることができる。しかし、わたしが、平凡な読者として司馬さんの小説にすべてを忘れて没入しているときのことを内省的に考えてみると、とにかく、主人公の生き力がおもしろいのである
 おもしろい、というのは適切なことばではない。呆気にとられ、また、惚れぼれするような、あざやかな人生の軌跡―それにわたしは圧倒されてしまっているのである。竜馬の場合がそうだし、斎藤道三がそうだし、島左近がそうだ。それぞれの人物が生きた時代の背景はちがう。しかし、これらの人物には、かなり共通した人生への態度がある
 かれらは、人間のなかに、ふつふつと煮えたぎるなにものかをもっていた。それは、人間活力とでもいうべきものかもしれない。その活力を、いわば、バルブ全開で、これらの人物は放出しつづけたのである。あたかもそれは、ジェット噴射によって、全速で飛びつづける超音速機のようなものだ。活力のありったけをつねに出しつづけ、あれよあれよという間に大空の彼方に見えなくなってしまう。司馬さんは、その超音速の飛行機雲のなかにわれわれを誘いこんでくれるのだ。
 これらの人物は、なによりもまず、世界を粘土のようなものとしてとらえた。粘土のような、といってはぐあいがわるい。形のないもの、あるいは形の定まらないもの、としてとらえた。形がないから、どうにでもそれは変えることができる。あるいは、形がないからこそ形をつける、というおもしろさがある。かれらの活力は、そのような世界を相手に放出された。
 たとえ話ばかりで恐縮だが、たとえば、二〇〇号くらいの大カンバスに、太筆でぐっと一本の線を引くようなさわやかさが、これらの人物にはある。わたしが惹かれるのは、おそらくそのさわやかさであり、また、多数の読者が司馬文学に惹かれるのも、そのさわやかさなのではあるまいか。
 『竜馬がゆく』を読んでいて、竜馬がある決断をし、それを行動にうつしていくときの屈託のなさに、わたしなどは一種の羨望をもつ。竜馬の精神はいつも張りつめていて、その活力は尽きることがない。かれの頭のなかにつくられた大きな構図―それにむかって、かれはまっしぐらに突きすすんでいく。ためらい、というものがこれっぱかしもない。あれこれと気兼ねしないのである。
 竜馬にとっては人生も、世界も、たぶんおもしろくてたまらなかったろう。自由というものをかれは知っていた。かれの人格のなかにはとどまることのない噴射エンジンのようなものが内蔵されており、人生には、少しも不燃焼ガスのごときものが残らない。きれいさっぱり完全燃焼なのだ

加藤秀俊、「カプセルと飛行機雲」、「生きがいの周辺」(*1) (*2)

 

 感覚として「しあわせ」というやつに一番近いものは「夢中」なのではないかとぼくは思っている。いつも夢中でいられるというのは、やっぱり最高だろう。

 あらゆるものが目に入らなくなるぐらいに、なにかに夢中になっていられるというのが、いいなぁと思う。

 その「夢中」を突き詰めると「全力を尽くす」という状態になるだろう。

 たぶん、誰でも、全力を尽くしているという状態は、いちばんうれしいのではないだろうか。

 仕事の悩みとは、「状況のせいで、やるべきことに、全力を尽くすことができないから」なのかもしれない。

 お金がない悲しさも、「お金があれば尽くせる全力を、尽くせないから」なのかもしれない。

 好きな人にふりむいてもらえない悲しみも、「相手のためになることを、全力を尽くしてやりつづけられないから」なのかもしれない。

 つまり、ぼくは、「あらゆる不幸は、全力を尽くせないという悲しみにあるのではないか?」と考えているのだ。

 逆に言えば、不幸に思える環境でも、全力を尽くすことができたら、ものの見方ひとつで、死ぬ前に「あぁ、面白い人生だった!」とつぶやくことができるかもしれない。

(糸井重里、『ほぼ日刊イトイ新聞の本』(*3) (*2)

 

 

  1. 加藤秀俊、「カプセルと飛行機雲 1」、「生きがいの周辺」『加藤秀俊著作集 10』(10巻「人物と人生」)、中央公論社、1980年、9~10ページ)[↩ Back]
  2. (引用文中の太字・赤字の文字装飾は、引用者が加えた文字装飾です。)[↩ Back][↩ Back]
  3. (糸井重里、「第八章 その後の『ほぼ日』」、『ほぼ日刊イトイ新聞の本』、講談社文庫、講談社、2004年、351~352ページより)[↩ Back]

Have fun! 遊びをせんとや生れけむ

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)


(*1) (*2) (*3) (*4) (*5) (*6)

 

遊びをせんとや生(うま)れけむ
 
戲(たはぶ)れせんとや生(むま)れけん
 
遊ぶ子供の声聞きけば
 
我が身さへこそ動(ゆる)がるれ

――― 「四句神歌」、『梁塵秘抄』 (*7)

 

「遊ぶものは神である。
 
 神のみが、遊ぶことができた。
 
 遊は絶対の自由と、ゆたかな創造の世界である。
 
 それは神の世界に外ならない。
 
 この神の世界にかかわるとき、
 人もともに遊ぶことができた。」

――― 白川静、「遊字論」、『文字逍遥』 (*8)

 

「何かをしようっていう原動力は、いつだって、
 
 初めは生存に関係していて、
 
 それから社会的なものへと移り、
 
 最後は純粋な楽しみになる。」

――― リーナス・トーバルズ、『それがぼくには楽しかったから』 (*9)

 

ぼくたちがこの宇宙で別の知的生命体に出会ったとき、
その宇宙人が最初に口にする言葉は、
「わたしを君たちのリーダーのところに連れていってくれ」
とかいうセリフじゃないだろうってことだ。

彼らはきっとこう言うだろう。

「パーティやろうぜ、あんた!」

(リーナス・トーバルズ、『それがぼくには楽しかったから』) (*10)

 

(*11)

  1. (イラストの作者:くろのくろ、掲載サイト:「The Art Of Animation, kurono」[↩ Back]
  2. (このイラストの画像ファイルは、DLmarketのサイトで販売されている、「くろのくろ」さんの「イラスト集」のなかにはいっている260枚のイラストのなかにはいっている「121104.jpg」というファイル名のイラストのJPG画像ファイルとおなじイラストの画像ファイルです。)[↩ Back]
  3. (「121104.jpg」、販売者:くろのくろ、「イラスト集」、「イラスト集 / DLmarket」)[↩ Back]
  4. くろのくろ(@krnkuro)さん | Twitter[↩ Back]
  5. 「くろのくろ」のプロフィール [pixiv][↩ Back]
  6. (「くろのくろさんのツイート: "過去のイラストをダウンロード販売してみます。 260枚で1000円です。もしご興味がありましたらどうぞ・・・! イラスト集 [ダウンロード版] https://t.co/XaaleCkLEV #dlmarket"」、https://twitter.com/krnkuro/status/698091926466097153[↩ Back]
  7. ((校訂:佐佐木信綱)、三五九(359)、「雜八十六首」(雑八十六首)、「四句神哥 百七十首」(四句神歌)(しくかみうた)、「梁塵祕抄 卷第二」(梁塵秘抄 巻第二)、『新訂 梁塵秘抄』、岩波文庫 黄 22-1、岩波書店、1941年、66ページ)[↩ Back]
  8. (白川静、「遊字論」、『文字逍遥』、平凡社ライブラリー、平凡社、1994年、10ページ)[↩ Back]
  9. リーナス・トーバルズ、「序章 人生の意味 Ⅰ (セックス、戦争、リナックス)」、『それがぼくには楽しかったから』(原題『Just for Fun: The Story of an Accidental Revolutionary』)、小学館プロダクション、2001年、13ページ)[↩ Back]
  10. リーナス・トーバルズ、「終章 人生の意味Ⅱ」、『それがぼくには楽しかったから』(原題『Just for Fun: The Story of an Accidental Revolutionary』)、小学館プロダクション、2001年、366ページ)[↩ Back]
  11. (「遊びをせんとや生れけむ」、「無償のイラストレーション: 世界こどもの日, フェスティバル, 祝う, 虹, 子供, シルエット - Pixabayの無料画像 - 520272」 by geralt on Pixabay[↩ Back]

で、でけた・・・!ZBrushで3Dモデルをつくってアニメーションさせてみました

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

で、でけた・・・!
(o≧ω≦)O

ZBrushははじめてつかったので、めっちゃ調べまくったものの、
3Dモデルを自作してアニメーションさせることがでけました!

ZBrushおもしろい!

これまで、「モデリングが好きで好きでたまらない!」という人のことは、
「ま、まじか・・・、リスペクトするぜ!」とおもってましたが、
いやはや、ZBrushをつかってみて、
モデリングがおもしろいという気持ちがわかりました!
d(≧∀≦)b

ポリゴンモデリングで人型の3Dモデルをつくるには
あまりにクンフーが足りないので二の足を踏んでしまいますが(汗)、
ZBrushをつかったスカルプトモデリングは
粘土細工をつくるようなかんじで
直感的につくることができるので、たのしいです!

ZBrush
ZBrushでモデリングして・・・、

Photoshopで目のテクスチャを作成
Photoshopで目のテクスチャをつくったりして・・・、

Mixamo
Mixamoのオートリギング機能をつかって手足などの体のリグをつけて・・・、

今回つかったモーションデータもMixamoでゲットしました。

Mixamo
はじめは宇宙人のグレイみたいでしたが、だんだん人っぽくなりました(笑)

3DXchange
3DXchangeをつかってiCloneでつかえる形式に変換して・・・、

iClone
iCloneでアニメーションさせて動画に・・・、

上記の画像には7万ポリゴンと表示されてますが、
できるだけポリゴン数がすくなくなるようにしたはずが、
なぜかこんな数字に・・・。

このポリゴン数だとローポリとは呼べないのかな?
見た目はローポリなのですが(笑)。

ポリゴン数がすくないほうが、
いろんな処理が早く完了するので、
できるだけポリゴン数を減らして
ローポリのキャラクターをつくっていきたい。

なので、今後はもっとポリゴン数を減らせるように
いろいろと工夫してみよう!
(o≧ω≦)O


・・・、ということなどなど、あんなことやこんなことをすると、こんなかんじに。

あとは、口と、眉毛と、目と、まぶたを動くようにすれば、
つまり、表情をつけることができるようになれば、
もっと「ファビュラスマックス!」()になるはず。
d(≧∀≦)b

それらが動くようにするためには
顔にボーンを入れる必要があるとおもうので、
Blenderをつかうことになりそう。

Blenderはちゃんといろいろつかってみたいと
おもっていたのでいい機会です!
(o≧ω≦)O

人間万事 センス・オブ・ワンダー

倉田幸暢

 

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