コピーライティングの世界には、「フック」(hook)という言葉があります。
この「フック」という言葉は、
「セールスレター(販売ページ)の冒頭のヘッドライン(見出し)に『フック』の要素を入れて、読者を引きつけて、先を読まずにはいられなくさせる」
といったようなかんじでつかわれる専門用語です。
この「フック」(hook)という言葉の、本来の意味は、「留め金」や「鉤」(かぎ)、「つるす」、「引っかける」というような意味です。
たとえば、『ピーターパン』に、「フック船長」という登場人物が出てきます。
あのフック船長は、時計ワニに左手を食べられてしまったあとに、義手として左手に鉤爪(かぎづめ)をつけました。
フック船長が「フック」と呼ばれているのは、左手に鉤爪(フック(hook))をつけているのが特徴的だからです。
ちなみに、時計ワニに左手を食べられてしまったせいで、フック船長はワニが苦手になってしまいました(笑)。
このように、「フック」(hook)というのは、もともとは、「留め金」や「鉤」(かぎ)、「つるす」、「引っかける」という意味でつかわれていました。
ですが、そこから派生して、だんだんと、「(魚を)釣る」、「(人を)とりこにする」、「(人を)引きつけるもの」という意味ももつようになっていきました。
コピーライティング用語としての「フック」の意味としては、この「(魚を)釣る」、「(人を)とりこにする」、「(人を)引きつけるもの」という意味の方がちかいです。
コピーライティング用語としての「フック」の意味
コピーライティングの世界で言う「フック」(hook)という言葉の意味は、
「そこが心に『ひっかかって』、気になって気になってしょうがないので、先を読まずにはいられなくなってしまう」
という要素のことです。
一言で言えば、
それを聞いたとたんに、
「えっ!?どういうこと!?」
と、おもわず声に出して身を乗り出してしまうような要素のことです。
「フック」の名手、ジョン・カールトン
「フック」の名手として有名な、ジョン・カールトンというコピーライターがいます。
ジョンカールトンというのは、世界トップクラスのコピーライターとして世界的に有名な人です。
ジョン・カールトン(John Carlton)
参考: ジョンカールトン(John Carlton)ってだれ? 『海外マーケッター列伝』
- (Captain Hook, Smee and a Crocodile by Isidro Urena Photography, on Flickr) [↩ Back]
- (Captain Hook by Mark Dumont, on Flickr) [↩ Back]
- (Community-building tip: surprise is the opposite of engagement by opensourceway, on Flickr) [↩ Back]
[…] Kのイメージは以下のサイトで 把握できますので、ご参考下さい。 コピーライティングのフックってなに?どうやって読み手を引き込むの? 『みんなのコピーライティング図鑑』 […]
[…] これじゃ、実際SKEをさかいすじって読んだ人しかフックしないわ。 […]