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NFT(ノンファンジブルトークン)をつくって「値打ちのあるもので、ファンと、たのしく!」: ブロックチェーンによるトークンエコノミーと、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

Cheerful family buying food for dinner together
「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」 (*1) (*2)

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自作したNFT(ノン・ファンジブル・トークン)の実例
Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房) on OpenSea

▼ もくじへ移動する

 

 通販をはじめたもともとのきっかけは、原稿料として支払うおカネの代わりに「贋金にせがね」をつくろうということだった。協力してくれる読者にもおカネの代わりに、なにかお礼になるものをさしあげたかった。
「贋金」はなんでもよかった。持っているだけでいいなと思ってもらえるものなら、なんでもよかった。

―― 糸井重里「オリジナルTシャツに涙する」 (*3)

Minting your tokens
Next, we'll want to mint new assets to our newly-deployed ERC721 contracts!

あなたのトークン(NFT)を鋳造ちゅうぞうする
次に、新しく展開されたERC721標準規格のスマートコントラクトに、新しい資産(NFT)を鋳造ちゅうぞうしましょう!

―― 「1. Structuring your smart contract」, 「OpenSea ERC721 Developer Tutorial」 (*4) (*5) (*6)

 複数の当事者のあいだで直接取り交わされる、信頼された取引。それを認証するのは多数の人びとのコラボレーションであり、その動力源は大企業の儲けではなく、個々の小さな利益の集まりだ。
 神ほど万能ではないにせよ、このしくみはとんでもない力を秘めている。本書ではこれを「信頼のプロトコル」と呼びたい。
 信頼のプロトコルをベースとして、世界中に分散された帳簿がその数をどんどん増やしている。これが「ブロックチェーン」と呼ばれるものだ。

―― ドン・タプスコット, アレックス・タプスコット「第1章 信頼のプロトコル」, 『ブロックチェーン・レボリューション』 (*7)

各ブロックはそれぞれ、ひとつ前の時間帯でつくられたブロックと連なっている。この連続するブロック「ブロックチェーン」におけるプロトコルが、「ブロックチェーン・プロトコル」と定義されている。

―― Kariappa Bheemaiah 「ブロックチェーンとはなにか?」 (*8)

「ソラの心は僕たちの中にある
 つながる心が僕たちの力だ」

―― グーフィーとドナルドの言葉『KINGDOM HEARTS Re:coded』 (*9) (*10)

The phrase that you used in the introduction, which is "Is this going to democratize access to capital or ownership in things?" I think that's what gets us all very excited about this. And I think that's very real.
 
〔意訳: この講演の冒頭で、「いろいろな資産をトークン化して売買する(流動性をもたせる)ことができるようになることで、普通の人たちが、資本市場から資金調達をすることができるようになったり、いろいろなモノの所有権を得ることができるようになる」という未来像が提示されました。私たちは皆、この未来について、とてもワクワクしています。そして、そのような未来は、かならず実現するだろうと思います。〕

―― ジェレミー・アレールの言葉「トークン資産からトークンエコノミーへ」, 世界経済フォーラム年次総会2020 (*11) (*12)

「心が命じたことは誰も止められない」

―― リクの言葉『KINGDOM HEARTS III』 (*13)

the long tail of capital and the long tail of things that are investable with capital is quite large. And it's hard for us to imagine what an efficient global marketplace for that would be. But I think that's where we're trying to point this.
 
〔意訳: 資本市場や、モノの所有権の市場における、「トークン化された資産」のロングテール販売(多品種少量販売)の市場規模と、そこに投資される資金は、とてつもなく巨大なものになるでしょう。現時点では、そのような、誰でも手軽に「トークン化された資産」を売買することができる、世界規模のマーケットプレイス(デジタル市場)が登場するなんて、想像できないかもしれません。ですが、そのような、誰でも参加できる「トークン化された資産」の市場が実現する可能性がある、ということこそが、私たちがお伝えしたいことなのです。〕

―― ジェレミー・アレールの言葉「トークン資産からトークンエコノミーへ」, 世界経済フォーラム年次総会2020 (*14) (*12)

大人も子供も、おねーさんも。

―― 『MOTHER 2』のキャッチコピー (*15) (*16) (*17)

「すべては物語の問題である。
 私たちが悩みを抱えているのは良い物語がないからだ。
 私たちは一つの物語の終わりと新しい物語の始まりの間にいる。
 昔話はもはや機能しない。
 しかし私たちはまだ新しい物語を読んでいない。」

―― Thomas Berry "The New Story" (*18) (*19)

"Destati! Tendi la mano"
〔目覚めよ! 手を伸ばせ〕

―― 「Destati」〔歌詞の一部分〕, 『KINGDOM HEARTS』 (*20) (*21)

「ほら、新しい世界へのドアが開いた。
 わたしはそこで何を見つけられるかな」

―― アーシュラ・K・ル=グウィン『いまファンタジーにできること』 (*22)

 

この記事は、まだ書きかけの状態ですが、「すずろ作法」という考えかたにもとづいて、ある程度できたところで公開して、そのあとで、随時、内容を追加・修正する方法をとっています。更新通知をうけとるには、メールマガジンに登録していただいたり、ソーシャルメディアでフォローしていただければとおもいます。

 

ここでは、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)というものについて、お話させていただきたいとおもいます。

ここでの、おもな話題は、「個人が、研究や、創作や、価値提供のための活動資金を得るために、ファンの人たちや、応援してくれる人たちにとっての、価値があるNFTをつくって、それと交換することで、人びとから資金を集める」ということについての話です。

ただ、そのほかにも、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)にかかわりのある、いろいろな分野のことなども、ひろくとりあげながらお話できればなとおもいます。

いろいろな視点から、NFTについて考えてみることで、NFTに秘められたいろいろな可能性が、見えてくるのではないかとおもいます。

ここでお話させていただくことが、なにかの参考になればうれしいです。
m(_ _)m

目次
  1. NFT(ノン・ファンジブル・トークン)ってなに?
    1. ノン・ファンジブル・トークン(Non-Fungible Token)って、どういう意味?
      1. 「token」(トークン)って、どういう意味?
      2. 「fungible」(ファンジブル)って、どういう意味?
      3. 「non-fungible」(ノン・ファンジブル)って、どういう意味?
    2. NFTの「資産価値」って、なに?
    3. 自分なりに、NFTを一言で表現すると・・・
  2. 仮想商店Conataこなたの、VRの3D空間のようなバーチャルコレクションルームで、所有しているNFTをながめてニンマリする
    1. 仮想商店Conataこなたの「バーチャルコレクションルーム」で、所有しているトークン(NFT)をながめてみた
    2. 此方こなた商店街の、ππ来来パイパイライライ電脳ショップをおとずれて、VTuberの希来里きらりパイさんに会う
    3. 参考: 仮想商店Conataの関連サイトなどの参考情報
  3. Cryptovoxelsクリプトボクセルズのメタバース: 街のなかの、土地・建物や、絵画や芸術作品などの、いろいろなものがトークン(NFT)になっている仮想都市オリジンシティ
    1. 新大陸メタバースに図書館建ててみた☆: 仮想都市Cryptovoxelsクリプトボクセルズではじめる異世界トークンエコノミー
      1. 参考: 『百鬼夜行絵巻』ひゃっきやこうえまきの絵図と、その全体像が見られる動画を、ごちゃまぜ図書館に展示してみました
    2. Cryptovoxelsクリプトボクセルズの仮想都市オリジンシティ探検ツアー: ごちゃまぜ図書館 (Mingle Mangle Libraryミングル マングル ライブラリー) 創立記念
    3. そのほかの場所
    4. タロットカードの部屋(AEDICULA ARCANORUM)
    5. 「創造主サトシ・ナカモト」や、「ビットコイン隕石によって絶滅する恐竜」の絵画が飾られている、ミュージアム・オブ・クリプトアート (MoCA)
    6. 参考: Cryptovoxelsクリプトボクセルズの製品開発計画(ロードマップ)について
    7. 参考: メタバースってなに?
  4. Decentralandディセントラランドのメタバース: たくさんの芸術作品がある美術館地区や、ショッピングモールや、寺社仏閣がある仮想都市ジェネシスシティ
    1. 参考: Decentralandディセントラランドの始め方&操作方法の説明
    2. 仮想都市Decentralandディセントラランドをめぐる、わくわくドキドキな、メタバース探検ツアー☆
      1. いろいろな芸術作品が展示されている美術館地区: ミュージアム・ディストリクト(Museum District)
      2. そびえ立つ巨大ロボット
      3. いろいろな絵画作品などが展示されているショッピングモール(Planet VR Mall)
      4. イベント会場やテナントなどがあるカンファレンスセンター地区
      5. ベガス・シティの「サトシのやかた」(Chateau Satoshiシャトー・サトシ
      6. オフィスビルが建ち並ぶビジネス街
      7. 寺社仏閣がある東アジア風の場所(ジェネシス・プラザ)
    3. 参考: Decentralandディセントラランドの製品開発計画(ロードマップ)について
    4. 参考: Decentralandディセントラランドの非中央集権的な投票システムのDAppである「Agoraアゴラ」について
  5. 「海賊王の剣になる前に、勇者ロトが持っていた伝説のつるぎ」: NFTのブロックチェーンに刻まれたストーリーの価値(感情的価値)が、パラメーターの価値(機能的価値)を超える
    1. ブロックチェーンの活用事例: ブロックチェーンゲームのマイクリプトヒーローズと、ドリームシェアリングサービスのFiNANCiEフィナンシェ
    2. NFTアイテムの唯一性ユニーク性と資産性: 「ブロックチェーンを参照したら、『これは、ガチ、海賊王のつるぎじゃん!』みたいな」
    3. NFTアイテムの物語コンテクスト: 「マリー・アントワネットが持ってて、ハプスブルクなんたらが持って、ナポレオンがなんたら、とか」
    4. 参考1: 「あたらしい経済」のサイト内の、「U25が今「ブロックチェーン業界」に身をおくべき理由」の講演についてのページ
    5. 参考2: 「海賊王のつるぎのたとえ話」を書き言葉にした、文語体の文章の記事
  6. 世界経済フォーラム講演2020「トークン資産からトークンエコノミーへ」: 大人も子供も、おねーさんも。
    1. ダボス会議での講演「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")
    2. 登壇者の紹介1: ステーブルコインのUSDコイン(USDC)の、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)さんについて
    3. 登壇者の紹介2: MITのメディアラボの、デジタル通貨イニシアチブの、ネーハ・ナルラ(Neha Narula)さんについて
    4. 登壇者の紹介3(司会者): 世界経済フォーラムの、ブロックチェーン部門の代表者の、シーラ・ウォレン(Sheila Warren)さんについて
    5. 参考: だれでも不動産トークン(NFT)の売買ができるようになる「Blocksquare」
  7. Unlock Protocolアンロック・プロトコル: 「時は流れて 秘密は解かれ 世界は広がっていく」
    1. もし、「アクセス権」のトークン(NFT)が、キーブレードのような、かっこいいカギだったら・・・
    2. 【余談】カギを開けてUnlock、扉の先へ: 『KINGDOM HEARTS』が示唆するもの
  8. 【余談】「圧倒的ピュアで、応援したくなる」、「Italic Buterin」(イタリック・ブテリン)(笑)
    1. 【参考】「トークンが実現する新たな世界」のトークセッションで語られた、Ethereum(イーサリアム)の「ピュアさ」
  9. 「心が命じたこと」を可能にする「通貨トークン
    1. ぼくがNFTに興味をもった理由
    2. 自分の研究テーマにまつわる、収集価値のあるトークン(NFT)を提供する
      1. 【参考】画家の西垣至剛にしがき よしたかさんの作品紹介
    3. 購入型(先行予約販売型)のクラウドファンディングに足りないもの
      1. バフェットのような長期投資家が「利益は、配当金として放出するよりも、再投資に回すことで、複利効果で資産の価値を増やしてほしい」と考えるように、「クラウドファンディングのリターンを提供するために、時間や労力や資金を費やすよりも、それらの資源を再投資に回すことで、複利効果で、あなたの作品の価値(トークン(NFT)の市場価値)を増やしてほしい」
    4. NFT(ノン・ファンジブル・トークン)の用途についての試案
    5. 「自分の人生の旅路を自由に操れるように」
  10. OpenSeaオープンシー: トークン(NFT)を売買することができるマーケットプレイス(デジタル市場)
    1. 自作したNFTの実例
      1. 自作NFTの実例: Hira Myōjinひらみょうじん (比良明神ひらみょうじん)(世界初のブロックチェーン明神!?)
      2. 自作NFTの実例: 「Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房)」のカテゴリーのNFTの一覧ページ
      3. 自作NFTの実例: 源頼光みなもと の らいこうが酒天童子(酒呑童子)との戦いでかぶっていた兜、Scarlet Dragon Crest Samurai Helmetスカーレット ドラゴン クレスト サムライ ヘルメット (火縅ひおどしなる竜頭たつがしらかぶと)
      4. 自作NFTの実例: そのほか
    2. OpenSeaオープンシーで閲覧できるNFTの実例
      1. NFTの実例: レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ画
      2. NFTの実例: Unlock Protocolアンロック・プロトコル
      3. NFTの実例: lootboxルートボックス(ボックスガチャ)
    3. OpenSeaオープンシーの開発者用のドキュメント: プログラムコードをつかってNFTをつくる方法について
    4. OpenSeaオープンシーであつかわれるNFTの種類のひとつ: lootboxルートボックス(ボックスガチャ)
  11. アート作品・芸術作品の、トークン化(NFT化)された所有権を売買することができるマーケットプレイス(デジタル市場)
    1. KnownOrigin
    2. MakersPlace
    3. SuperRare
    4. async art
    5. Maecenas
    6. Creary
    7. startbahnスタートバーンStartrailスタートレイル(旧称: Art Blockchain Networkアート ブロックチェーン ネットワーク (ABN)))
    8. STRAYMストレイム
    9. OpenSeaオープンシー
  12. NFT(ノン・ファンジブル・トークン)を、かんたんに、つくることができるウェブサービスの紹介
    1. 【余談】「トークンを mintミント (鋳造)する」 = 「トークンを作成する」
    2. Mintableミンタブル: NFT(ERC721トークン)を鋳造(作成)することができるウェブサービス
      1. Mintableミンタブル
      2. Mintable Discount cardsミンタブル ディスカウント カード: ドラクエの「さいごのカギ」のような「特権」を得ることができる、NTFの「カード」の効果
    3. ALISアリスの「ライセンストークン発行機能」(α版)をつかってNFTをつくる方法
  13. プログラムコードをつかってNFTをつくる方法
    1. OpenSeaオープンシーの開発者用のドキュメント: プログラムコードをつかってNFTをつくる方法について
  14. 【参考】「トークンエコノミー」(Token Economy)という言葉についての補足
    1. 「トークンエコノミー」という言葉がつかわれている事例
    2. 行動療法の分野における「トークンエコノミー」という言葉について
    3. 5000年前の古代に、通貨としてつかわれていた粘土製のトークン
  15. 【余談】大昔につかわれていた、ブロックチェーンのさきがけの石!?

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脚注
  1. 注記: 「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」という言葉は、筆者が、この画像の題名としてつけた言葉です。 [↩ Back]
  2. 「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」. 画像の出典: "Cheerful family buying food for dinner together" by Pressmaster on Envato Elements. [↩ Back]
  3. 出典: 糸井重里 (2004) 「オリジナルTシャツに涙する」, 「第5章 もう一度よく考えてみた」, 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』, 講談社文庫, 講談社, 218~219ページ [↩ Back]
  4. 出典: 「Minting your tokens」, 「1. Structuring your smart contract」, 「OpenSea ERC721 Developer Tutorial」. [↩ Back]
  5. 注記: この文章のなかの、日本語の文章は、引用者が原文を日本語に翻訳(意訳)した文章です。 [↩ Back]
  6. 注記: 英語では、「NFT(ノン・ファンジブル・トークン)や、ERC20トークン(仮想通貨、暗号通貨)などの、トークンを作成すること」を表現するときにつかう動詞として、「mint」(ミント(鋳造する))という言葉がつかわることがあります。 [↩ Back]
  7. 出典: ドン・タプスコット(著者), アレックス・タプスコット(著者), 高橋璃子(翻訳), 勝木健太(翻訳協力) (2016年) 「第1章 信頼のプロトコル」, 『ブロックチェーン・レボリューション』, 6ページ. [↩ Back]
  8. 出典: Kariappa Bheemaiah (2016年) 「STEP 03 ブロックチェーンとはなにか?」, 「IoM Internet of Money 暗号通貨の新世界 ビットコイン進化論 来るべき13のステップ」, WIRED.jp . [↩ Back]
  9. 「ソラの心は僕たちの中にある 繋がる心が僕たちの力だ」. 出典: グーフィーとドナルドの言葉『KINGDOM HEARTS Re:coded』. [↩ Back]
  10. 参考: 「ソラの心は僕たちの中にある 繋がる心が僕たちの力だ」, グーフィーとドナルドの言葉, 「キングダムハーツ3に繋がる物語【キングダムハーツ Re:コーデッド-KINGDOM HEARTS Re:coded-】#2 - YouTube」(34:18~34:33). [↩ Back]
  11. 出典: ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)の言葉 (2020年) 「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")(6:24~6:35), 世界経済フォーラム年次総会2020. [↩ Back]
  12. 注記: 〔〕の括弧内の文章は、引用者が原文を日本語に翻訳(意訳)した文章です。 [↩ Back][↩ Back]
  13. 「心が命じたことは誰も止められない」. 出典: リクの言葉 『KINGDOM HEARTS III』. [↩ Back]
  14. 出典: ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)の言葉 (2020年) 「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")(28:52~29:07), 世界経済フォーラム年次総会2020. [↩ Back]
  15. 「大人も子供も、おねーさんも。」: 『MOTHER 2』(『マザー2』)のキャッチコピー. [↩ Back]
  16. 参考: 「おとなもこどもも、おねーさんも、ふたたび!」. [↩ Back]
  17. 参考: 「大人も子供も、おねーさんも。 - ニコニコ動画」. [↩ Back]
  18. 原著の出典: Thomas Berry (2003) "The New Story" Teilhard in the 21st Century: The Emerging Spirit of Earth, p. 77. [↩ Back]
  19. 日本語訳の出典: ベルナルド・リエター(著者), 堤大介(翻訳) (2001年) 〔「エピローグ: 未来の物語」のエピグラフ(題句)〕, 『マネー : なぜ人はおカネに魅入られるのか』, ダイヤモンド社, 375ページ. [↩ Back]
  20. 出典: 「Destati」〔歌詞の一部分〕, 『キングダム ハーツ』シリーズ (KINGDOM HEARTS series). [↩ Back]
  21. 参考: 「English translation」〔注記: 「Destati」の歌詞(イタリア語)を、英語に翻訳したもの〕, 「Lyrics」, 「Destati - Kingdom Hearts Wiki, the Kingdom Hearts encyclopedia」. [↩ Back]
  22. 出典: アーシュラ・K・ル=グウィン, 谷垣暁美(翻訳) (2011年) 「メッセージについてのメッセージ」, 『いまファンタジーにできること』, 河出書房新社, 174ページ. [↩ Back]

花祭り(奥三河・東栄町)についてのメモ

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

「神に捧げる 神と舞う 奥三河の花祭」チラシ_表
「神に捧げる 神と舞う 奥三河の花祭」のチラシの表側

「東栄町観光ガイドブック」_01_表表紙
「東栄町観光ガイドブック」のパンフレットの表表紙

ここでは、花祭り(奥三河・東栄町)についての覚書としてメモした内容の一部をシェアさせていただきたいとおもいます。

 

ぼくは、まだ、奥三河の花祭りには、行ったことがありません。

去年は、奥三河の花祭りのチラシをいくつか手に入れる機会があり、「花祭りに行ってみたいなぁ」とおもっていたものの、結局、行けずじまいになってしまっていました(汗)。

先日、たまたま、知人の方からいただいたメッセージで、花祭りのことを思い出したのですが、それがなければ、あやうく、今年も見逃してしまうところでした(汗)。

東栄町の各地でおこなわれる花祭りのなかで、どの地区の花祭りに行こうかと、いろいろ悩んだのですが、今回は、お正月におこなわれる、東栄町の古戸(ふっと)の地区の花祭りに行こうとおもいます。

これで、年末年始の予定は、比叡山延暦寺で鬼追式を見て、奥三河の東栄町の古戸で花祭りの鬼の舞を見て、そのあと、能の「翁」を見る、という、伝統芸能づくしの新春・オニオニパニック・弾丸ツアーになりそうですが(笑)、すごくたのしみです!
(o≧ω≦)O

 

(参考)
榊鬼勢ぞろい(東栄フェスティバル) - YouTube

東栄フェスティバルで行われた、榊鬼勢ぞろいのダイジェスト版です。最初に各保存会による舞の披露があり、その後に勢ぞろいが行われます。なんと、花祭の歴史で初の試みとのことです。

(「榊鬼勢ぞろい(東栄フェスティバル) - YouTube」の説明文より) (*1)

 

(参考)
スライドショー:奥三河や東栄町の花祭りなどについてのチラシやパンフレット(2018年入手)

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脚注
  1. 2019年11月27日閲覧. [↩ Back]

Devcon大阪の Devcon Unicorn (デブコン・ユニコーン)の元ネタとおもわれる絵を見つけました!

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

Devcon大阪の公式ウェブサイト
左:「Devcon Unicorn」(デブコン・ユニコーン)の絵

右:新板しんばんけだものづくしの「馬」の絵

イーサリアム(Ethereum)の開発者向けのイベント「Devconデブコン 大阪」のメインビジュアルの「Devcon Unicorn」(デブコン・ユニコーン)の絵(馬の絵)の元ネタとおもわれる絵を見つけました!

(ちなみに、「Devconデブコン 大阪」(Devcon 5)というのは、2019年10月8日~11日に大阪で開催される、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)が主催する公式イベントです。)

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加藤秀俊さんについて

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

  

わたしは、オーケストラの指揮のできる首相だの、考古学的発掘をみずからこころみる実業家だの、といった、はばの広い大きな人物のいる社会は、ほんとうに学問だの知識だのがたのしく生きている社会なのではないか、と思う。そして、そんなふうに多面的な人間をそだてる社会は、きっと、いい社会なのだろうと思う。

――― 加藤秀俊、『独学のすすめ』 (*1)

  

ここでは、社会学者の加藤秀俊さんについての情報を、ご紹介させていただきたいとおもいます。
m(_ _)m

(参考)
加藤秀俊 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/加藤秀俊

  

目次
  1. 『独学のすすめ』
    1. 「「独学」とは、主体的に学ぼうとする姿勢のことにほかならない」
    2. 「「専門」とはなにか」
    3. 「情報時代の自己教育」
    4. 「「問題」とはなにか」
    5. 「創造性というもの」
    6. 「「しごと」の意味」
    7. 「読書について」
    8. 「わがままな期待」
  2. 『生きがいの周辺』
  3. 「縁の考察」
  4. 「二宮金次郎が薪を背負って歩きながら読んでいた本はいったいなんだったのだろうか」
  5. 『なんのための日本語』
    1. 「「通じる」ことがことばの基本」、「第二章 ごちゃまぜ言語」
    2. 「基礎語をしっかり」、「第三章 日本語のくみたて」
    3. 「半分以下に減った和語」、「第六章 日本語の責任」
    4. 「わかりやすさを第一に」、「第六章 日本語の責任」
  6. 『加藤秀俊著作集』
    1. 『加藤秀俊著作集 1』(1巻「探求の技法」)
    2. 『加藤秀俊著作集 2』(2巻「人間関係」)
    3. 『加藤秀俊著作集 3』(3巻「世相史」)
    4. 『加藤秀俊著作集 4』(4巻「大衆文化論」)
    5. 『加藤秀俊著作集 5』(5巻「時間と空間」)
    6. 『加藤秀俊著作集 6』(6巻「世代と教育」)
    7. 『加藤秀俊著作集 7』(7巻「生活研究」)
    8. 『加藤秀俊著作集 8』(8巻「比較文化論」)
    9. 『加藤秀俊著作集 9』(9巻「情報と文明」)
    10. 『加藤秀俊著作集 10』(10巻「人物と人生」)
    11. 『加藤秀俊著作集 11』(11巻「旅行と紀行」)
    12. 『加藤秀俊著作集 12』(12巻「アメリカ研究」)
  7. 『加藤秀俊社会学選集』
    1. 『加藤秀俊社会学選集 上巻』
    2. 『加藤秀俊社会学選集 下巻』
  8. 加藤秀俊データベース
  9. 加藤秀俊さんについての関連記事

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脚注
  1. (加藤秀俊、「「専門」とはなにか」、『独学のすすめ』、文春文庫189-1、文藝春秋、1978年、190ページ)[↩ Back]

革新的なものを生み出すために、本当に必要なこととは?

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

隠忍していやしくもき、糞土のうちに幽せられてせざる所以ゆえんものは、私心ししんの、尽くさざる所有り、鄙陋ひろうにして世を没し、文彩ぶんさいの、後世にあらわれざるを恨めばなり。

――司馬遷、『報任少卿書』 (*1) (*2)

“Bearing”
“Bearing” (*3) (*4)

今までになかった革新的なものを生み出すために、
あなたは、なにが必要だと思いますか?

もしかすると、

「ひらめき」

という答えが返ってくるかもしれません。

しかし、第一線で活躍するクリエイティブな人たちの声に耳をかたむけてみると、
どうやら、必要なのは「ひらめき」だけではないようです。

むしろ、「ひらめき」よりも大切なことがあるようです。

そのことについて考えるために、次のお二人にご登場願おうと思います。

1人目は、ジブリ映画でおなじみで、世界的な評価も高いアニメーター、
宮崎駿さん
です。

そして、2人目は、1999年の『インダストリアル・ウィーク』誌において、
ピーター・ドラッカー、マイケル・ポーター、ビル・ゲイツ、
ジャック・ウェルチ、アンディ・グローブとともに、
「経営に関する世界の六賢人」に選ばれた、
エイドリアン・スライウォツキー・・・・・・

・・・・・、の著書であるビジネス小説の登場人物であり、
「ビジネスで利益が生まれる仕組みを知り尽くした男」
デビッド・チャオ
です。

この二人が創造性について語った話のなかから、

「今までになかった革新的なものを生み出す」

ということの本当の意味を考えてみたいと思います。

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脚注
  1. (引用元、著:原田種成、著:竹田晃、編集:小嶋明紀子、「報任少卿書」任少卿じんしょうけいに報ずるの書)、『文選 文章篇 (新書漢文大系 35)』、明治書院、2007年、130~131ページ)[↩ Back]
  2. (解釈:「耐え難い気持ちを押さえ、からくも命を長らえて、汚泥の中に身を堕しても我慢しているのは、私の、心の思いが尽くされることのないまま永遠に私の名が、世にうずもれ、文章が後世に伝えられないのを残念に思うからであります。」(引用元、著:原田種成、著:竹田晃、編集:小嶋明紀子、「報任少卿書」任少卿じんしょうけいに報ずるの書)、『文選 文章篇 (新書漢文大系 35)』、明治書院、2007年、131ページ)[↩ Back]
  3. ("Bearing" (U.S. Navy photo by Photographer's Mate 3rd Class Dominique M. Lasco at Wikimedia Commons))[↩ Back]
  4. (「bearing」(ベアリング)という言葉には、「辛抱」や「我慢」という意味もあります。)[↩ Back]

「適塾」とは

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

適塾
緒方洪庵
(*1)
(*2)

 

「マア今日の学校とか学塾とかいうものは、人数も多く迚(とて)も手に及ばないことで、その師弟の間はおのずから公(おおやけ)なものになっている、けれども昔の学塾の師弟は正(まさ)しく親子の通り、緒方先生が私の病を見て、どうも薬を授くるに迷うというのは、自分の家の子供を治療してやるに迷うと同じことで、その扱いは実子と少しも違わない有様であった。」

「これまで倉屋敷に一年ばかり居たが、ついぞ枕をしたことがない、というのは、時は何時(なんどき)でも構わぬ、殆(ほとん)ど昼夜の区別はない、日が暮れたからといって寝ようとも思わず、頻(しき)りに書を読んでいる。読書に草臥(くたび)れ眠くなって来れば、机の上に突っ臥して眠るか、あるいは床の間の床側(とこぶち)を枕にして眠るか、ついぞ本当に蒲団を敷いて夜具を掛けて枕をして寝るなどということは、ただの一度もしたことがない。その時に初めて自分で気が付いて『なるほど枕はない筈だ、これまで枕をして寝たことがなかったから』と初めて気が付きました。これでも大抵趣(おもむき)がわかりましょう。これは私一人が格段に勉強生でも何でもない、同窓生は大抵みなそんなもので、およそ勉強ということについては、実にこの上に為(し)ようはないというほどに勉強していました。」

――― 福沢諭吉、『福翁自伝』

幕末の大阪に、 続きを読む


脚注
  1. (適塾(photo by Reggaeman at Wikimedia Commons))[↩ Back]
  2. (緒方洪庵)[↩ Back]

人間万事 Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

どうも、倉田幸暢です。

ここでは、なぜ、僕がこのウェブサイトをつくったのかということ、つまり、このウェブサイトのテーマについて、お話します。

「WisdomMingle」ってなに?

このウェブサイトのタイトルである、「WisdomMingle」という言葉は、「ウィズダム・ミングル」と読みます。

この言葉は、「wisdom」という言葉と、「mingle」という言葉の2つの言葉を使って、僕が作った造語です。

wisdom」(ウィズダム)という言葉には、「知恵」という意味があります。

ここでは、「古今東西のさまざま人々の叡智」というような意味で、この「wisdom」(ウィズダム)という言葉を使っています。

もうひとつの、「mingle」(ミングル)という言葉には、「混ぜ合わせる」という意味があります。

なお、あとで紹介するように、ここでは、この「mingle」(ミングル)という言葉に、「ごちゃまぜ」というニュアンスもこめています。

また、この「mingle」(ミングル)という言葉には、ほかにも、「人と話をする」、「人と交わる」、「加わる、参加する」といった意味もあります。

そして、この2つの言葉を組み合わせた「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)という言葉を、ここでは、

「知恵を混ぜ合わせてひとつにすること」
または、
「知恵が混ざり合ってひとつになっている状態」

といった意味で使っています。

より正確に言うと、僕は、この「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)という言葉に対して、次のような意味をこめています。

「いろいろなことを学んでいくなかで、過去から現在に至るまでの世界中のさまざま人々やものごとと出会い、それらと対話することで、新たな知恵が生まれる」

これが、僕が言う「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)という言葉の真意です。

そして、この、「いろいろなことを学んでいくなかで、過去から現在に至るまでの世界中のさまざま人々やものごとと出会い、それらと対話することで、新たな知恵が生まれる」ということが、このサイトのテーマです。

それはまた、僕自身のテーマでもあります。

ちなみに、僕がこの「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)という考えにいたったきっかけは、加藤秀俊さんの著書である『独学のすすめ』という本でした。

加藤秀俊さんの『独学のすすめ』から受けた影響

ここからは、この加藤秀俊さんの『独学のすすめ』という本のなかで、僕が「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)という考えにいたるきっかけとなった部分をご紹介します。

 アメリカの小学校の実験学級というものを見たことがある。実験学級であるから、あくまで、その運営のしかたはアメリカの教育の現状からみて例外的というべきだろうが、見ていて、たいへんおもしろかった。どんな点でおもしろかったのか。要するに、この学級では、わたしたちが一般的に知っている「教科目」がごちゃまぜになっているのである。いや、ごちゃまぜ、というよりは、そもそも「教科目」というかんがえかたじたいがそこでは極力、排除されているのである。
(中略)
べつな時間は、まず、メリケン粉、砂糖、タマゴ、などの食料品を机のうえにならべて先生が話しはじめる。メリケン粉はデンプンである。デンプンの存在はどうやってたしかめるか―ヨード実験をやってみる。砂糖というのは、どんなふうにつくられるか―砂糖生産のスライドが用意されていて、砂糖キビ畑というのがどんなものか、子どもたちは教えられる。タマゴについても、その生物学的な説明がほどこされる。
ひととおり、これらの学習がすむと、これでケーキをつくってみよう、ということになる。材料をまぜあわせ、かたちをつくり、オヴンにいれるまえに、目方をはかる。焼いているあいだは、なぜ、ベーキング・パウダーをいれるとふくらむか、についての化学の授業がある。ケーキが焼きあがると、そこでふたたび目方をはかり、水分がどれだけ蒸発したかを計算する。そして、できあがったケーキを、そのグループの子どもたちが公平にわけるとすると、ケーキの中心角は何度であるか、の計算が命ぜられる。六人、九人、などというキリのいい人数ならば計算は簡単だが、七人、十一人などだと、いくらやっても割り切れない。割り切れないから、そこで循環小数というものについて説明があり、概数のとらえかたが教えられる。そして、ひととおり済んだところで、ケーキを切りわけ、みんなで食べて、それで授業がおわる。このばあいには、「教科目」的にいうと、理科、算数、社会、家庭の各科が一体化しているのである。
実験学級の子どもたちは、こうした授業をおもしろがっている。算数とか理科とか、ひとつひとつの科目がバラバラに切りはなされているときには退屈する子どもでも、このような実験授業には、目をかがやかせて惹きつけられている。そういう姿を見ながら、わたしはかんがえた。いったい、「教科目」とはなんなのであろうか。
もともと、人間の知識というのは、かなりの程度まで総合的なものである。べつだん、われわれお互いの頭の中にたくさんのヒキ出しが用意されていて、これが数学、こっちが歴史、というふうにきっちり知識が区分けされているわけのものでもない。

(加藤秀俊 『独学のすすめ』、文春文庫189-1、文藝春秋、p.179-181)

この話を聞いていただければ、「ごちゃまぜ」(「mingle」、ミングル)ということが、いかに楽しく、有益なものなのかということがお分かりいただけると思います。

そして、また、この話のなかにあった、「目をかがやかせて惹きつけられている」という言葉は、このサイトのもうひとつのテーマである、「Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)」という言葉につながっています。

この「Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)」という言葉については、あとでお話します。

以下は、さきほどの『独学のすすめ』の一節のつづきの部分です。

およそ「教科目」というのは、ひとつの歴史的な産物であって、こんな妙ちくりんなものにおつきあいしながら「教育」がおこなわれるようになったのは、ごくさいきんのことなのである。
日本でも西洋でも、ついこの間までは「学問」とは、しょせん「学問」ということであり、その「学問」とは、要するに知識を探求する、ということ以外のなにものでもなかった。知識の領域は、ぼんやりとわかれていたけれども、ひとりの人間の内部では、さまざまな領域にわたっての好奇心がひとつに統合されていた。レオナルド・ダ・ヴィンチなどはその典型ともいうべき人物であって、かれはいっぽうでは、揚水機だのハシゴ車だの飛行機の原型などをつくりながら、他方では人体解剖図をつくったり、流水の研究をしたりもした。そして、人生論も書いたし、あの「モナ・リザ」をもふくめて、たくさんの名画ものこした。かれののこした論考は五千枚におよび、そのテーマは、万華鏡のごとく多岐にわたっているのである。

(加藤秀俊 『独学のすすめ』、文春文庫189-1、文藝春秋、p.182)

かれは、あらゆることに興味をもち、その興味のおもむくままに、あらゆることをしてみた、というだけのことなのである。「専門」という名の、ふしぎな制限をもたなかったことがあの、のびやかで雄大なひとりの人物をつくったのだ。学問とか知識とかいうものは、じっさいは茫洋としていて、どこにも境界線なんか、ありはしない。

(加藤秀俊 『独学のすすめ』、文春文庫189-1、文藝春秋、p.184)

知識のありかたがバラバラであるほど、じつは、それを互いにつなぎあわせ、総合化する努力が必要なのではないか。そして、人間のがわも、かつての人間がもっていた健全な多面性を要求されているのではないか。

(加藤秀俊 『独学のすすめ』、文春文庫189-1、文藝春秋、p.187)

わたしは、オーケストラの指揮のできる首相だの、考古学的発掘をみずからこころみる実業家だの、といった、はばの広い大きな人物のいる社会は、ほんとうに学問だの知識だのがたのしく生きている社会なのではないか、と思う。そして、そんなふうに多面的な人間をそだてる社会は、きっと、いい社会なのだろうと思う。

(加藤秀俊 『独学のすすめ』、文春文庫189-1、文藝春秋、p.190)

加藤秀俊さんの言う、このような、「ほんとうに学問だの知識だのがたのしく生きている社会」や、「多面的な人間をそだてる、いい社会」というのは、僕にとっては、すばらしいものに感じられます。

そして、そのような社会を実現するための方法として、僕なりに考えて出した答えが、「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)でした。

どういうことかというと、つまり、「いろいろなことを学んでいくなかで、過去から現在に至るまでの世界中のさまざま人々やものごとと出会い、それらと対話することで、新たな知恵が生まれる」ということを、多くの人々に実感してもらうことで、いろいろなことを学ぶことの楽しさやすばらしさを知ってもらうことができれば、多面的でおもしろい人がどんどん増えていって、その結果として、多種多様なおもしろい人がたくさんいる多様性に満ちた楽しい社会になるのではないか、と考えているのです。

Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)ってなに?

ここからは、上でご説明した、「wisdom mingle」(ウィズダム・ミングル)という言葉に関連して、このサイトのもうひとつのテーマである、「Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)」という言葉についてお話していきます。

以下の文章は、それぞれ、「Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)」という言葉について書かれた文章の一節です。

これらの文章には、「Sense of Wonder (センス・オブ・ワンダー)」という言葉の意味について、教えてくれるものがあります。

 子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

(レイチェル・カーソン、(上遠恵子 訳)『センス・オブ・ワンダー』、新潮社、1996.7.25、p.23)

 何かをうまくやるためには、それを愛していなければならない。ハッキングがあなたがやりたくてたまらないことである限りは、それがうまくできるようになる可能性が高いだろう。14歳の時に感じた、プログラミングに対するセンス・オブ・ワンダーを忘れないようにしよう。

(Paul Graham(ポール・グレアム)(川合史朗 訳) 『ハッカーと画家:コンピューター時代の創造者たち』、オーム社、平成17年1月25日、p.237)

僕は、「Sense of Wonder」(センス・オブ・ワンダー)というのは、
目を輝かせて夢中になること」だと思います。

そして、人は「目を輝かせて夢中になること」があるからこそ、生きていけるのではないかと思います。

ですので、「人間万事 Sense of Wonder」だなぁと、僕は思うのです。

そして、たくさんの人に「Sense of Wonder」(センス・オブ・ワンダー)を感じていて欲しいと思っています。

たくさんの人が、「Sense of Wonder」(センス・オブ・ワンダー)を感じながら、目を輝かせて生きている社会は、きっと、いい社会なのだろうと思います。

2009年11月6日1:02
倉田幸暢

自己紹介 「英語ネット独学のすすめ」

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

はじめまして、
当サイトの運営者、倉田 幸暢といいます。
 
突然ですが、
ここに一冊の本があります。
 
本の名前は 『独学のすすめ』 。
加藤秀俊という方が書かれた本です。
 
この本のなかに、次のような一文があります。

学校に入らなければ学問はできない、などという思想は、
ついこのあいだ出来たばかりの新興思想に
すぎないのであって、人間の知識の歴史のうえでは、
「独学」こそが唯一の学問の方法であったのではないか。
だいいち、学校などというものが、
こんなにいっぱいできたのは
ここ二、三十年の新世相だったのである。
人間が、なにかを学ぼうとするとき、
たよりになるのはじぶんじしん以外にはなにも
ないのがふつうなので、
「独学」以外に学問の正道はなかった。

 
そして、この本は次の言葉で締めくくられています。
 

「独学」とは、主体的に学ぼうとする姿勢のことに
ほかならない

 
私は、この本と、これらの言葉が大好きです。
 
それは、自分から学びを求めていくことの大切さを教えてくれるからです。
 
私は、この本に出会うまで
誰かから一方的に押し付けられるという学びのあり方に
ずっと強い疑問を感じていました。
 
学びとは自ら求めるもの。
いつまでも、誰かに一方的に与えられ続けている人は、
本当の意味で「学んでいる」とはいえない。
 
この本は、それを教えてくれました。
それまでずっと感じていた疑問の答えを、この本から得ることができたのです。
 
そして、くじけそうになったときも
何度もこれらの言葉に励まされ、支えられてきました。
 
この本とこれらの言葉を胸に、これまで生きてきたのです。
 
その過程で得た知識や経験、独学の精神、方法論などは、
なにものにも代えがたい私自身の宝物であり、
誰にも奪うことができない最高の財産だと感じています。
 
私のこうした知識や経験が、
少しでも皆さんのお役に立つことができたなら、
これ以上の喜びはありません。
 
なお、私の実践してきた独学が
どの程度のものであったかということを知っていただくために、
私がこれまでに得ることができた成果の一部を、下に掲載しておきます。
 
(画像をクリックすると拡大画面が見られます。)

 

語学関連

TOIEC IPとTOEFL ITPのスコアは、どちらも大学生時代に
大学単位の団体受験として受験したものです。

 

TOIEC IP (Institutional Program)

団体特別受験制度(IP:Institutional Program、以下IPテスト)とは、実施される団体のご都合に合わせて随時TOEICテストを実施できる制度です。

テスト結果の有効性は通常公開テストと同等であると判断されます。

   (TOEIC公式ホームページ 「団体特別受験制度」 より)

 

TOIEC(IP)スコア 795
2005年12月03日 受験
TOIEC(IP)795

 

TOIEC(IP)スコア 720
2005年06月04日 受験
TOIEC(IP)720

 

TOIEC(IP)スコア表 裏面
TOIEC(IP)スコア表裏面

 

TOEFL ITP (Institutional Testing Program)

スコアは公的なものではありませんが、TOEFLテストスコアと高い相関関係があります。
世界中の教育機関等で利用されており、グローバルスタンダードの英語テストとして団体独自の目的に合わせた利用が可能です。

   (ETSプロダクツ公式ページ 「TOEFLテスト ITPとは」 より)

 

TOEFL(ITP)スコア 540
2004年06月12日 受験
TOEFL(ITP)540

 

TOEFL(ITP)スコア 500
2003年10月25日 受験
TOEFL(ITP)500

 

TOEFL(ITP)スコア 463
2003年05月31日 受験
TOEFL(ITP)463

 

中国語検定試験

中検3級合格証明書
2006年11月 受験
中検3級合格証明書

 

西園寺育英奨学金

大学生時代には、
大学から「西園寺育英奨学金」という奨学金をいただきました。

この奨学金は、立命館大学の創設者である
西園寺公望の名を冠した学内最高峰の奨学金です。

この奨学金の受給対象者となるための条件は、
私が所属していた学部の場合、
一学年1000人以上いる学生のなかで、成績上位3.5%に入ることでした。

 
奨学金の金額は、52万3500円でした。

 

西園寺育英奨学金給付証書の表紙
西園寺育英奨学金給付証書 表紙

 

西園寺育英奨学金の給付証書
西園寺育英奨学金の給付証書

 

西園寺育英奨学金の募集要項
西園寺育英奨学金の募集要項

 

西園寺育英奨学生給付決定通知
西園寺育英奨学生給付決定通知

 

「たまたま巡り合った学校の先生より、もっといい先生が本を書いている」

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

何と言っても、自分で自分を教育するよりないですよ。(中略)たまたま巡り合った学校の先生より、もっといい先生が本を書いているわけでしょ。それを読むほうが速いですよ。読むと空想力ができる。活字というものは、空想力の刺戟のために存在しているようなもので、テレビはイマジネーションを画面にしてくれますから空想力は落ちますよ。(中略)活字に刺戟してもらうことによってしか、人間は人間らしくなれませんよ

司馬遼太郎
(大阪市立図書館が発行している「図書館通信」の昭和46年12月号に司馬氏が図書館についての思い出を語った談話より)
司馬遼太郎がゆく―「知の巨人」が示した「良き日本」への道標』 p.242より
半藤一利、山折哲雄ほか、2001年、プレジデント社

「人間の知識の歴史のうえでは、「独学」こそが唯一の学問の方法であったのではないか。」

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

よくしらべてみると、これまで東西の大学者、思想家と呼ばれる人たちのすくなからぬ部分が、学校教育をうけることなく、独学で勉強していたことがわかる。
いや、学校に入らなければ学問はできない、などという思想は、ついこのあいだ出来たばかりの新興思想にすぎないのであって、人間の知識の歴史のうえでは、「独学」こそが唯一の学問の方法であったのではないか。
だいいち、学校などというものが、こんなにいっぱいできたのはここ二、三十年の新世相だったのである。
人間が、なにかを学ぼうとするとき、たよりになるのはじぶんじしん以外にはなにもないのがふつうなので、「独学」以外に学問の正道はなかった。

加藤秀俊
独学のすすめ』p.18、1978、文春文庫、文芸春秋

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