花祭り(奥三河・東栄町)についてのメモ

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

「神に捧げる 神と舞う 奥三河の花祭」チラシ_表
「神に捧げる 神と舞う 奥三河の花祭」のチラシの表側

「東栄町観光ガイドブック」_01_表表紙
「東栄町観光ガイドブック」のパンフレットの表表紙

ここでは、花祭り(奥三河・東栄町)についての覚書としてメモした内容の一部をシェアさせていただきたいとおもいます。

 

ぼくは、まだ、奥三河の花祭りには、行ったことがありません。

去年は、奥三河の花祭りのチラシをいくつか手に入れる機会があり、「花祭りに行ってみたいなぁ」とおもっていたものの、結局、行けずじまいになってしまっていました(汗)。

先日、たまたま、知人の方からいただいたメッセージで、花祭りのことを思い出したのですが、それがなければ、あやうく、今年も見逃してしまうところでした(汗)。

東栄町の各地でおこなわれる花祭りのなかで、どの地区の花祭りに行こうかと、いろいろ悩んだのですが、今回は、お正月におこなわれる、東栄町の古戸(ふっと)の地区の花祭りに行こうとおもいます。

これで、年末年始の予定は、比叡山延暦寺で鬼追式を見て、奥三河の東栄町の古戸で花祭りの鬼の舞を見て、そのあと、能の「翁」を見る、という、伝統芸能づくしの新春・オニオニパニック・弾丸ツアーになりそうですが(笑)、すごくたのしみです!
(o≧ω≦)O

 

(参考)
榊鬼勢ぞろい(東栄フェスティバル) - YouTube

東栄フェスティバルで行われた、榊鬼勢ぞろいのダイジェスト版です。最初に各保存会による舞の披露があり、その後に勢ぞろいが行われます。なんと、花祭の歴史で初の試みとのことです。

(「榊鬼勢ぞろい(東栄フェスティバル) - YouTube」の説明文より) (*1)

 

(参考)
スライドショー:奥三河や東栄町の花祭りなどについてのチラシやパンフレット(2018年入手)

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脚注
  1. 2019年11月27日閲覧. [↩ Back]

首塚大明神(酒呑童子の首を埋めた首塚)

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

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首塚大明神の例祭(2019年4月15日) (*1)

 

首塚大明神の社(やしろ)の上に掲げられている扁額に書かれている和歌 (*2)

いにしえは
鬼のかしらと
いひけれど
いまは佛に
勝る首塚
  ―― 首塚大明神の扁額の和歌
           (*3) (*4) (*5)

 

 

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脚注
  1. この写真は、2019年4月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]
  2. この写真は、2017年3月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]
  3. 「いにしえは 鬼のかしらと いひけれど いまは佛に 勝る首塚」。この和歌は、首塚大明神のお社(おやしろ)の上に掲げられている扁額に書かれている和歌です(筆者が2017年3月1日に現地にて確認しました)。[↩ Back]
  4. この和歌の文章(釈文)のなかの「ひらがなの文字」のなかには、実際には変体仮名へんたいがなの文字として書かれている文字があります。それらの変体仮名へんたいがなについては、つぎのとおりです。「鬼のかしらと」の「と」の文字は、変体仮名へんたいがなの「登」。「いひけれど」の「い」の文字は、変体仮名へんたいがなの「以」。「いまは佛に」の「に」の文字は、変体仮名へんたいがなの「尓」。[↩ Back]
  5. この和歌のおおまかな意味は、だいたいつぎのような意味なのではないかとおもいます。「昔は人々に害悪をなした鬼の首(酒呑童子の首)ではあるが、今ではその鬼の首の霊験によって、仏よりも人々の役に立っている首塚である」[↩ Back]

PV映像の制作作業の舞台裏: 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」非公式PV

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)


PV映像(非公式): 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントの紹介用の動画
(この映像は、ぼくが個人的につくった映像なので非公式なものです。)
このPV映像で紹介しているイベントの情報はこちら

ここでは、この上にある「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のPV映像のなかで使用している、写真や動画や絵巻物の絵図などの出典や、古典などから引用した文章や、その引用文の出典の情報など、この映像の制作作業の舞台裏の情報を紹介します。

このPVは、北広島町の旭神楽団さんによる広島神楽の公演の映像以外にも、いろいろな文化財の絵図や、いろいろな文献の引用文などをちりばめてつくりました。ですので、もし可能なら、大きめの画面で見ていただけると、いろいろな発見があっておもしろいのではないかとおもいます。

このPVの映像は、2019年11月9日に、大江山鬼伝説の地・京都府福知山市大江町にて開催された、「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントについて知ってもらいたくてつくった映像です。 (この映像は、ぼくが個人的につくった映像なので非公式なものです。)

(もうひとつの理由としては、北広島町の旭神楽団さんの広島神楽の公演が、めちゃくちゃかっこよくて、興奮のあまり、つくってしまった、という理由もあります(笑)。この動画は、ほとんど、旭神楽団さんの囃子のかっこよさに支えられていると言っても過言ではありません。)

このイベントは、世界鬼学会の設立25周年記念イベントとして開催されたものです。世界鬼学会(鬼学会)というのは、鬼好きな人たちや鬼に興味がある人たちが集まっている、すてきコミュニティーです☆

「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントの紹介記事はこちら

 

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麒麟無極と邪見極大の謎: 香取本『大江山絵詞』に記された酒天童子(酒呑童子)の側近たち

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

The Lady and the unicorn Desire
尊像(貴人)と一角獣と獅子
我が唯一つの望みに」(À mon seul désir)〔一部分〕 (*1)
(「貴婦人と一角獣」(La Dame à la licorne)の6つの連作のタペストリーのうちの最後のひとつ)

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尊像(貴神)と一角獣と獅子
赤山禅院せきざんぜんいん本殿の狛犬(麒麟(?))と獅子 (*2)
(比叡山延暦寺 「皇城表鬼門」 赤山禅院せきざんぜんいん

日本橋
東京日本橋の麒麟像 (*3)

Tokyo HDR - 250
東京日本橋の獅子像 (*4)

 

順々に説明したカーディアスは、六枚目に視線を移したところでかすかに目を細くした。「そして最後、『天幕』と名づけられた一枚。これがなにを象徴しているのかは、いまだに結論が出ていません。それまで身に付けていた首飾くびかざりを外し、侍女が捧げ持つ箱に収める婦人。背後には『私のたったひとつの望み』と書かれた天幕があり、ユニコーンと獅子ししがその入口へとさそっている。この天幕が象徴するものはなにか。『箱』はなにを表しているのか」

―― 「貴婦人とユニコーン」のタペストリーについて語るカーディアス「ユニコーンの日」『機動戦士ガンダムUC』 (*5)

 

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脚注
  1. 画像の出典:"The Lady and the unicorn Desire" (unattributed) on Wikimedia Commons (Public domain). [↩ Back]
  2. この写真は、2019年4月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]
  3. 画像の出典: "日本橋" by othree on Flickr (License: CC BY 2.0). [↩ Back]
  4. 画像の出典: "Tokyo HDR - 250" by Kabacchi on Flickr (License: CC BY 2.0). [↩ Back]
  5. 出典:福井晴敏 (著者), 矢立肇 (原案), 富野由悠季 (原案) (2014年) 「2」, 「0096/Sect.1 ユニコーンの日」, 『機動戦士ガンダムUC 1(ユニコーンの日 上)』(Kindle版), 角川コミックス・エース, KADOKAWA, 位置No.3638/3785. [↩ Back]

「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベント紹介レポート(世界鬼学会設立25周年記念イベント)

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)


PV映像(非公式): 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントの紹介用の動画
(この映像は、ぼくが個人的につくった映像なので非公式なものです。)
このPV映像で使用している各種の素材の出典などの情報はこちら

 

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世界鬼学会設立25周年記念「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のチラシ

ここでは、2019年11月9日に、大江山鬼伝説の地・京都府福知山市大江町にて開催された、「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のレポートをおつたえします。

このイベントは、世界鬼学会設立25周年記念イベントとして開催されたものです。世界鬼学会(鬼学会)というのは、鬼好きな人たちや鬼に興味がある人たちが集まっているコミュニティーです。

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広島神楽公演(北広島町「旭神楽団」):演目「大江山」
(「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」)


広島神楽公演(北広島町「旭神楽団」):演目「大江山」
(「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」)


広島神楽公演(北広島町「旭神楽団」):演目「八岐大蛇やまたのおろち
(「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」)

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「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベント会場
大江町総合会館 イベントホール (*1)
(京都府福知山市大江町河守)

▲ もくじへもどる

世界鬼学会ってなに?

ここでご紹介している「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントを主催しているのは、世界鬼学会です。

世界鬼学会(鬼学会)というのは、鬼好きな人たちや、鬼に興味がある人たちが集まる、すてきコミュニティーです。鬼学会の拠点は、酒呑童子伝説の舞台である大江山の中腹にある、日本の鬼の交流博物館(愛称:鬼博おにはく)です。

日本の鬼の交流博物館(鬼博おにはく)がある京都府福知山市大江町は、鬼にまつわる3つの伝説が残る鬼伝説の地です。その3つの鬼伝説というのは、つぎの3つの伝説です。

鬼学会は、このような鬼伝説の地である福知山市大江町から、鬼にまつわる情報を発信したり、鬼についてのイベントを開催したりしています。

世界鬼学会では、鬼の伝説に興味がある人や、鬼好きな人を対象として、鬼学会の会員を募集しています。

鬼学会の会員になるための手順は、こちらでご案内しています。

 

目次
  1. 世界鬼学会ってなに?
  2. 小松和彦先生の講演「鬼のイメージの起源と変貌」
    1. 書写山 円教寺しょしゃざん えんぎょうじ修正会しゅしょうえの鬼追い
    2. 松尾寺の役行者像(前鬼・後鬼の像)
    3. 敦煌トンコウ莫高窟ばっこうくつの第428窟の「降魔変ごうまへん」の壁画
    4. トプカプ宮殿博物館の『サライ・アルバム(宮廷詩画帳)』に描かれた怪物たち(鬼?)
    5. 月岡芳年『百器夜行』
    6. 醍醐寺本『絵因果経えいんがきょう』第三上「降魔成道ごうまじょうどう
    7. 鬼とはなにか?: 「過剰な「力」の象徴的表現」「《われわれ》に恐怖や災厄を与えるもの」「ラベル」
    8. 見えない「もの」とのコミュニケーション方法
    9. 鬼はどこにいるのか?: 文化の四つの伝承母体の関係図
    10. 天上の異界、地上(人間世界)、地下の異界、山中の異界、海上の異界、水中の異界
    11. 典型化され、キャラクター化された鬼
    12. キャラクター化された鬼のはじめは?: 『北野天満宮縁起絵巻』、『春日権現験記絵巻』、『餓鬼草紙』、『紫式部日記』
    13. 百鬼夜行の絵画化: 『不動利益縁起絵巻』、『融通念仏縁起絵巻』
    14. 鬼とは、「怨霊」であり、「京都の人々にとっての災い」。「鬼というラベルを貼った側の人たちが作った物語」
  3. 広島神楽の北広島町「旭神楽団」による演目「大江山」と「八岐大蛇やまたのおろち」の公演
    1. 広島神楽の北広島町「旭神楽団」による演目「大江山」
    2. 広島神楽の北広島町「旭神楽団」による演目「八岐大蛇やまたのおろち
    3. 参考: 広島神楽や北広島町についてのパンフレットやチラシなど
  4. 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベント情報
    1. 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントの、関係各位のみなさまのウェブサイトのURL
  5. 参考:日本の鬼の交流博物館の展示品
  6. 参考:「芸北石見神楽げいほくいわみかぐらの面と衣装展」日本の鬼の交流博物館 秋季特別展
  7. 参考:広島神楽の約30年間の伝統と進化の歴史がつまった一冊、『広島神楽 日本を舞う ―神楽旅―』のご紹介
    1. 印象的な言葉を、『広島神楽 日本を舞う ―神楽旅―』の本からひろい集めてみました
      1. 「「古き」をそのまま受け継ぐ「伝承的伝承」とは違った地平を歩み、時代の要請に応えようとする「信念」」: 寺本泰輔さんによる序文
      2. 「「芸北神楽」から「広島神楽」が生まれた、その約三十年の歴史を臨場感豊かに書き記した貴重な歴史書」: 新谷尚紀さんによる序文
      3. 「町づくり・人づくりのプロデューサー」「文化でメシが食える人を地域が育てる」「千代田へ行けば何か夢がもっと膨らみそう」
      4. 「スーパー神楽誕生」: 「無から有を生む」
      5. 「出来上がって、清盛が舞台でその刀を持って舞う姿に涙が出ました。刀一本に私の人生をかけた思いがしました」: 演目「厳島」の創作
      6. 社会教育としての神楽解説: 「月一の舞い」
      7. 「誠の鬼神と申するは、都において我が世の春をうたいたるけがれし人の心なり」: 演目「青葉の笛」
      8. 「【芸能】とはホンマ(事実)がハンブ(半分)、ウソ(嘘)がハンブ」: 演目「滝夜叉姫たきやしゃひめ
      9. 「保存的伝承から創造的伝承へ」: 演目「オロチ」の創作と、神楽の進化
    2. ここまでご紹介してきたのは、この本のなかのほんの一部です
  8. 鬼学会の会員になるには、どうしたらいいの?

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脚注
  1. この写真は、2019年11月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]

香取本『大江山絵詞』の「平野山」と「近江国かが山」: 比叡山延暦寺による土地領有権説話としての酒呑童子譚

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

香取本『大江山絵詞』における比叡山追放後の酒天童子の移住の流れの推定図_005_w500_60p
香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばにおける比叡山追放後の酒天童子の移住の流れの推定図

 

物語の真の意図は、叡山を支配していた邪悪なる在地の神を調伏し、これより叡山の支配権を天台教団が正当に譲渡されたということを、「怪物退治」の物語の中に仕組むことにあった筈である。

―― 濱中修「『伊吹童子』考:叡山開創譚の視点より」 (*1)

期間限定公開のPDFファイル

酒天童子(酒呑童子)が奪われ、追い出された、「平野山ひらのやま」と「近江国おうみのくにかが山」とは、どこなのか?

ここでは、現存最古の酒呑童子説話をつたえる香取本『大江山絵詞』の絵巻物に記されている、「平野山」という地名と、「近江国かが山」という地名が、いったいどこの土地を指しているのか、ということについてかんがえてみたいとおもいます。また、それらの土地についてかんがえるにあたっては、香取本『大江山絵詞』の酒呑童子説話の成り立ちにふかくかかわったとされている比叡山延暦寺とそれらの土地とのかかわり、という観点から話をすすめていきたいとおもいます。

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目次
  1. 酒天童子(酒呑童子)が奪われ、追い出された、「平野山ひらのやま」と「近江国おうみのくにかが山」とは、どこなのか?
  2. 香取本『大江山絵詞』の酒天童子(酒呑童子)の昔語りのなかに、「平野山ひらのやま」と「近江国おうみのくにかが山」が登場する場面の詞書の一節
  3. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの説話にあらわれている、比叡山延暦寺の影響
    1. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの酒呑童子説話の成り立ちにふかくかかわったとされる比叡山延暦寺の記家について
  4. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの「平野山ひらのやま」とは、比良山地ひらさんち比叡山地ひえいさんち石山いしやま石山寺いしやまでら)をふくむ一帯のことであり、酒天童子(酒呑童子)はその一帯の地主神じぬしがみである比良明神ひらみょうじんとして描かれている
    1. 相応和尚そうおうかしょうに仮託して、天台宗の教団が奪い取った、比良山地ひらさんち地主神じぬしがみ思古渕明神しこぶちみょうじん)の領地と信仰
  5. 近江国おうみのくにかが山」が、己高山こだかみやまである可能性と、白山信仰について
    1. 理由1.白山信仰が盛んな場所である
    2. 理由2.最澄の領地である
    3. 理由3.交通の要衝である
    4. 理由4.近江国の鬼門である
    5. 近江国おうみのくにかが山」が、伊吹山いぶきやまである可能性と、白山信仰について
    6. 近江国おうみのくにかが山」が、比良山地ひらさんち権現山ごんげんやまである可能性と、白山信仰について

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脚注
  1. 出典:濱中修 (1990年) 「『伊吹童子』考:叡山開創譚の視点より」, 『沖縄国際大学文学部紀要. 国文学篇』, 19(1), 沖縄国際大学, 59ページ. [↩ Back]

無動寺谷(比叡山延暦寺)の修験道山伏が、香取本『大江山絵詞』の祖型となった酒呑童子説話にあたえた影響

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

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無動寺谷むどうじだに明王堂みょうおうどうと、相応和尚そうおうかしょうの石像と、客人宮まろうどのみや白山神社はくさんじんじゃ(*1)
無動寺谷むどうじだに, 比叡山延暦寺)

 

座主無動寺に侍りける頃十首むかし歌つかはしける返事の中に

ながき夜の更ゆく月をなかめても近つく闇をしる人ぞなき
(後京極殿御自歌合)

―― 硲慈弘「無動寺」, 「山の部」, 「叡山和歌集」, 『伝説の比叡山』 (*2)

 

このブログ記事は、まだ書きかけの状態ですが、「すずろ作法すずりんぐ」というかんがえかたにもとづいて、ある程度できたところで公開して、そのあとで、随時、内容を追加・修正する方法をとっています。更新通知をうけとるには、メールマガジンに登録していただいたり、ソーシャルメディアでフォローしていただければとおもいます。

 

現存最古の酒呑童子説話をつたえる絵巻物である、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばのなかで描かれている酒天童子(酒呑童子)の物語の成立には、比叡山延暦寺の天台宗教団がふかくかかわったとされています。

ここでは、その比叡山延暦寺の天台宗教団のなかでも、とくに、比叡山延暦寺の無動寺谷むどうじだにに所属していた修験道の山伏(修験者)や、無動寺谷むどうじだにに関連があった記家のひとたち(学僧)が、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばのなかで描かれている酒天童子(酒呑童子)の物語の創作に、ふかくかかわったのではないか、という可能性について、かんがえてみたいとおもいます。

目次
  1. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばに描かれている酒呑童子説話の成立に、比叡山延暦寺の天台宗教団がふかくかかわっていたことについて
  2. 酒呑童子説話の祖型をつくった比叡山延暦寺の記家と、無動寺谷の修験道山伏との関係
    1. 記家きけと呼ばれた学僧の人たちってどんな人たちだったの?
      1. 光宗、『渓嵐拾葉集』
      2. 義源、梶井流記家の重要人物
      3. 鎌倉初期の顕真
    2. 無動寺谷の智信(知心)が、記家に影響をあたえたことについて
    3. 江戸時代の無動寺谷の学僧である真超、記家
  3. 早尾権現と、素戔嗚命と、荒神と、不動明王と、慈円と、無動寺谷の修験道山伏とのつながり
    1. 慈円と、竹台山王社と、早尾権現と、大行事権現と、無動寺谷
  4. 不動明王の尊称である「大聖不動明王」という呼称について
  5. 大威徳明王と、相応和尚と、無動寺谷
  6. 香取本『大江山絵詞』の四神のなかに、熊野の神の化身(山伏)が登場する理由
  7. 慈円(慈鎮和尚)と、無動寺谷の修験道
    1. 慈円(慈鎮和尚)は、修験者であった
  8. 謡曲「大江山」と、観世太夫と、室町幕府の将軍と、青蓮院門跡と、無動寺谷
  9. 平野山ひらのやま」とは、比良山地ひらさんち比叡山地ひえいさんち石山いしやま石山寺いしやまでら)をふくむ一帯のことであり、酒天童子(酒呑童子)はその一帯の地主神じぬしがみである比良明神ひらみょうじんとして描かれている
  10. 近江国おうみのくにかが山」が、己高山こだかみやまである可能性と、白山信仰について
    1. 近江国おうみのくにかが山」が、伊吹山いぶきやまである可能性と、白山信仰について
    2. 近江国おうみのくにかが山」が、比良山地ひらさんち権現山ごんげんやまである可能性と、白山信仰について
  11. 無動寺谷の玉泉坊流もふくめた、数ある天台宗系の修験道の始祖が、智証大師円珍ちしょうだいしえんちんである可能性について
    1. 三不動さんふどう園城寺おんじょうじ三井寺みいでら)の黄不動きふどう高野山こうやさん明王院の赤不動あかふどう青蓮院しょうれんいん青不動あおふどう)と、智証大師円珍ちしょうだいしえんちんの関係
  12. 水天童子すいてんどうじという護法童子の名称が起源となって、酒天童子しゅてんどうじという名称がうまれた可能性について
    1. 水天童子すいてんどうじ円珍えんちん弁慶水べんけいすい千手水せんじゅすい)の伝承と、熊野くまの那智なちとの関係
    2. 護法童子としての酒天童子(酒呑童子)
    3. 比叡山の地主神じぬしがみ水神すいじん)としての酒天童子(酒呑童子)
      1. 比叡山と、水を得ることを目的とした信仰(水神信仰)
    4. 天台座主良真が喧伝しようとした、天台宗の祈雨の霊験と、比叡山延暦寺の龍王・龍神(水神すいじん)説話の創作と、水天供すいてんく
      1. 「龍尾という山岳」が、龍尾山や龍尾水(天龍水)のことである可能性について
      2. 良真と、天台座主慶命けいみょうと、無動寺谷むどうじだにの修験道と、白山信仰
        1. 藤原道長ふじわらのみちながと、慶命けいみょうと、無動寺谷むどうじだにの関係
    5. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばに描写されている水神すいじんとしての酒天童子(酒呑童子)
      1. 酒天童子(酒呑童子)の宮殿(鬼が城)の壇上積基壇だんじょうづみきだん羽目石はめいしに描かれた「波の文様」
      2. 酒天童子(酒呑童子)の首を運ぶ輿こしに載せられた、酒天童子(酒呑童子)の首が入っている容器の底で波打つ水
    6. 水天すいてん(=ヴァルナ=龍神・水神)
  13. 比叡山延暦寺の3D地図

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脚注
  1. この写真は、2019年5月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]
  2. 出典:硲慈弘 (1928年) 「無動寺」, 「山の部」, 「二、叡山和歌集」, 「附録」, 『伝説の比叡山』, 近江屋書店, 111ページ. [↩ Back]

Q&A:「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

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比叡山遠望 (*1)
(京都市左京区の馬橋(馬橋人道橋)(高野川) より撮影 (*2)

 

わが山は 花の都のうしとらに 鬼かどを ふたぐとぞ聞く

―― 慈円『拾玉集』第四冊 [歌番号:4800] (*3) (*4)

 

先日、つぎのようなご質問をいただきましたので、この場を借りてお答えしたいとおもいます。

いただいたご質問の大意: 「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」

ご質問いただき、ありがとうございます!
m(_ _)m

ぼくなりの比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめスポットについて、これまでにぼくが発信させていただいだ情報のなかでは、下記の2つの記事が参考になるかもしれません。

続きを読む


脚注
  1. この写真は、筆者が2019年4月に撮影した写真です。 [↩ Back]
  2. 参考:「馬橋(馬橋人道橋)(高野川)」(京都府京都市左京区松ケ崎小竹藪町)の場所の、おおまかな緯度経度:35.048489, 135.785017 . [↩ Back]
  3. 出典:慈円 (慈鎮和尚) [歌番号:4800], 「第四冊」, 慈円 (原著), 石川一, 山本一, (2011年), 『拾玉集 下』, 和歌文学大系 ; 59, 明治書院, 121ページ. [↩ Back]
  4. 引用文のなかの振り仮名の一部を、引用者が変更しました。 [↩ Back]

山魈(マンドリル)の五色、大猩猩(ゴリラ)の黒色、白猿(ハヌマンラングール)の白色をあわせもつ、サイケデリックな「色々」のサルとしての酒呑童子

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

Glass Lillies
五色の鬼王サイケデリック・エイプ(*1) (*2)

 

おもえば宇宙の広大なこと、生命あるものの数は多く、陰陽はあたため養って、さまざまな種別があり、精気はいり交って、互いにはげしく湧きたつ。幽霊や怪物は物象ものに触れてけ、山川に形を現わしたり、木石にすがたをみせるなど、いちいち言うまでもない。だから互いに矛盾するところを総合して、これを一つのひびきに打ち合わせ、その変化するところを成就させて、これを一つのかたちに融合すれば、世にいう異常も、それが異常であるといいきれないし、世にいう異常でないことも、それが異常でないといいきれない。

―― 郭璞かくはく「山海経序」, 『山海経』せんがいきょう (*3)

 

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現存最古の酒呑童子説話をつたえる絵巻物である、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばのなかで描写されている酒天童子(酒呑童子)のすがたには、「サル」としての要素がふくまれているところがいくつかあります。

おおまかに言うと、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばのなかで描写されている酒天童子(酒呑童子)のすがたには、下記の3つの「サル」の要素がふくまれている、と言えるとおもいます。

  • 山魈さんしょう(マンドリル)
  • 大猩猩おおしょうじょう(ゴリラ)
  • 白猿はくえん(ハヌマンラングール)

 

Mandrill at Singapore Zoo
五色ごしきもどろく」山魈さんしょう(マンドリル) (*4) (*5)

 

おにかしらあかく、ひだりあしくろく、みぎに、みぎあししろく、ひだりあおく、五色ごしきもどろきて、まなこ十五とお あまり いつつつのいつつぞ生ひおいたりける。

―― 鬼の姿となった酒天童子のようす, 香取本『大江山絵詞』 (*6)

 

Gorilla
むねたたしばりて、まなこいからかす」大猩猩おおしょうじょう(ゴリラ) (*7) (*8)

 

すずろにはら据ゑすえかねて、むねたたしばりて、まなこいからかしてはべなり

―― 激怒する酒天童子のすがた, 香取本『大江山絵詞』 (*9)

 

Gray Langur, Jim Corbett National Park, India.
てんひとしきおおいなるひじり」(斉天大聖せいてんたいせい孫悟空そんごくう)の原型、白猿(ハヌマンラングール) (*10) (*11)

 

丹後大江山の酒顚童子は古の盗賊なり。鬼の形をまねて、人の財をかすめ、婦女をぬすみとる。もろこしの白猿伝と云書にしるせり。白猿の所作と相似たり。

―― 貝原益軒『扶桑記勝』巻六 (*12) (*13) (*14)

 

この記事では、これらの3つの「サル」の要素と、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの酒天童子(酒呑童子)との関係について、いろいろな観点からお話してみたいとおもいます。

目次
  1. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの酒天童子(酒呑童子)がもつ3つの「サル」の要素:山魈さんしょう(マンドリル)、大猩猩おおしょうじょう(ゴリラ)、白猿はくえん(ハヌマンラングール)
  2. 五色ごしきもどろく」山魈さんしょう(マンドリル)
    1. アフリカのマンドリルの極彩色ごくさいしきの体色についての情報と、中国の山魈さんしょうなどの妖怪の伝承が混交して、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの酒天童子の五色ごしきの体色に影響をあたえた可能性と、その伝承の混交と伝播の経路についての仮説
    2. 中央アフリカの西部に生息するマンドリルや、ウェスタンローランドゴリラの伝聞などが、中国を経由して日本につたわった可能性について
    3. 『荊楚歳時記』けいそさいじきなどの文献に記された「山臊さんそうの悪鬼」や、「山㺐さんそうの鬼」、「山繅さんそう」、「山𤢖さんそう」、「山魈さんしょう」、「」、「鬼魅きみ」、「狐魅こみ」などの妖怪
      1. 最澄さいちょうなどの中国に渡った天台宗関係の仏教僧などが、江南こうなん天台山てんだいさんの地域につたわっていた山魈さんしょう山臊さんそう山𤢖さんそう、山精)の伝承を、中国大陸から日本にもちかえってきた可能性について
    4. 『抱朴子』ほうぼくしに記された「五色の山精」や「一本足の山精」などの妖怪
    5. 『聊斎志異』りょうさいしいに記された山魈さんしょうの姿
    6. 山魈さんしょうは、比叡山の地主神じぬしがみ(山の神)と、酒呑童子とをむすぶ網目のなかの交点のひとつ
    7. 比叡山の最古の地主神じぬしがみ(サル神、山神)としての酒天童子(酒呑童子)
      1. 比叡山の地主神じぬしがみとしての酒天童子(酒呑童子)
      2. 比叡山・日吉大社最古の山神であるサル神(大行事権現)と、途中でやってきた大山咋神おおやまくいのかみ二宮権現にのみやごんげん)と、最後にやってきた大己貴神おおなむちのかみ大宮権現おおみやごんげん
        1. 参考:『日吉社袮宜口伝抄ひえしゃねぎくでんしょう』が偽書であることについて
        2. 双葉葵ふたばあおい二葉葵ふたばあおい)の神紋しんもんと、渡来人である秦氏はたうじと、今来いまきの神である大山咋神おおやまくいのかみと、比叡山・日吉大社の古来の地主神じぬしがみである猿神(山神)との関係
          1. 零落した猿神を信仰していた芸能者たちの没落と、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことば田楽でんがくかなで舞い踊る鬼たち
          2. 参考:双葉葵ふたばあおい二葉葵ふたばあおい)の神紋しんもんや、秦氏はたうじにゆかりのある神社・寺院
            1. 日吉大社ひよしたいしゃ 東本宮ひがしほんぐう
            2. 松尾大社まつのおたいしゃ
            3. 賀茂別雷神社かもわけいかずちじんじゃ(通称:上賀茂神社かみがもじんじゃ
            4. 賀茂御祖神社かもみおやじんじゃ(通称:下鴨神社しもがもじんじゃ
            5. 木嶋坐天照御魂神社このしまにますあまてるみたまじんじゃ(別称:木嶋神社このしまじんじゃ)(併設:蚕養神社(蚕ノ社かいこのやしろ))
            6. 広隆寺こうりゅうじ(別称:太秦寺うずまさでら
            7. 大酒神社おおさけじんじゃ
            8. 伏見稲荷大社ふしみいなりたいしゃ
      3. 香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの「平野山ひらのやま」とは、比良山地ひらさんち比叡山地ひえいさんち石山いしやま石山寺いしやまでら)をふくむ一帯のことであり、酒天童子(酒呑童子)はその一帯の地主神じぬしがみである比良明神ひらみょうじんとして描かれている
      4. 相応和尚そうおうかしょうに仮託して、天台宗の教団が奪い取った、比良山地ひらさんち地主神じぬしがみ思古渕明神しこぶちみょうじん)の領地と信仰
    8. 魑魅ちみや、魍魎もうりょうは、山の精霊
      1. もう
      2. りょう
      3. 「魈」(山魈さんしょう
      4. おにがみ
      5. 「鬽」(すだま)
      6. 「䰡」(①えやみの神。②すだま。)
      7. ひでりがみ
      8. 「魌」(参考:「魌頭きとう」は、鬼っ子ハンターついなちゃんの方相氏ほうそうしのお面の「ディクソン」)
      9. 「魋」(赤熊、神獣のくま)
      10. 「魔」(おにマーラ
      11. 「魊」(子供の鬼)
      12. 「魕」(「𩴪」)(鬼を祭る風習)
      13. 「魖」(「、神きょ也」)
      14. 「魘」(うなされる)
    9. 仮説:比叡山の一つ目小僧(一眼一足法師)は、比叡山の地主神じぬしがみである山の神が落魄した姿
      1. 伝教大師最澄が唐から比叡山延暦寺にもちかえった「遊天台山賦」に記されていた「魑魅」の文字
      2. 比叡山の地主神じぬしがみである大山咋神おおやまくいのかみくい、杖、山の神
      3. 仮説:狩籠岡(狩籠丘)は、比叡山の地主神じぬしがみである山の神霊(魑魅魍魎、山鬼)を祀り、たたりをふせぐための場所
    10. 鳥山石燕とりやま せきえん『今昔画図続百鬼』こんじゃくがずぞくひゃっきに描かれた、一本足・山の精・鬼・酒呑童子
      1. 山精さんせい」と「おに
      2. 酒顚童子しゅてんどうじ(酒呑童子)」と「さとり
    11. 和漢三才図会わかんさんさいずえ』に描かれた、山の精・山鬼・サル・一本足・一つ目の妖怪
      1. 猩猩しょうじょう
      2. 狒狒ひひ
      3. 山𤢖やまわろ
      4. 山精さんせい
      5. ひでりがみ
      6. 魍魎もうりょう
      7. 彭侯こだま
    12. 鳥山石燕とりやま せきえんの『百鬼夜行』に描かれた、一つ目・山の精・サルの妖怪
      1. 山童やまわらわ
      2. 青坊主あおぼうず
      3. 彭侯ほうこう
    13. 『山海経』せんがいきょうに記されたのすがた:「頂上に獣がいる、状は牛の如く、からだあおくて角がなく、足は一つ。」
      1. は、水神であり、龍である
      2. 夔神鼓きじんこをかたどった古代中国の青銅器にみる、太鼓のかたちをしたのすがた
        1. 余談:太鼓と越後(新潟県)の酒呑童子
      3. 余談:古代中国の銅鐸どうたくにかたどられた 文様もんよう
      4. 余談:現代風にアレンジされた上古の神獸 のすがた
    14. 五色ごしきで「サイケなボディーカラー」と「竜王(水神)たる酒呑童子」
  3. むねたたしばりて、まなこいからかす」大猩猩おおしょうじょう(ゴリラ)
    1. オランウータン(猩猩しょうじょう(猩々)、赤猩猩(赤猩々)、紅猩猩フォンシンシン紅毛猩猩フォンマオシンシン
    2. チンパンジー(黒猩猩(黒猩々)、黑猩猩ヘイシンシン
  4. てんひとしきおおいなるひじり」(斉天大聖せいてんたいせい孫悟空そんごくう)の原型、白猿(ハヌマンラングール)
    1. 無支祁むしき
  5. 「これ好奇のかけらなり、となむ語り伝へたるとや。」

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脚注
  1. 五色ごしき鬼王きおうサイケデリックエイプ)」という言葉は、この画像に筆者(倉田幸暢)がつけた言葉です。 [↩ Back]
  2. 画像の出典:"Glass Lillies" by FHG Photo on Flickr (License: CC BY 2.0). [↩ Back]
  3. 出典:郭璞かくはく「山海経序」, 高馬三良(翻訳), (1994年), 『山海経:中国古代の神話世界』, 平凡社ライブラリー, 平凡社, 9ページ. [↩ Back]
  4. 山魈さんしょうマンドリルMandrill))[↩ Back]
  5. 画像の出典:"Mandrill at Singapore Zoo" by Robert Young on Wikimedia Commons (License: CC BY 2.0). [↩ Back]
  6. 香取本『大江山絵詞』下巻 第六段 詞書ことばがき(絵巻の原本の現状). [↩ Back]
  7. 大猩猩おおしょうじょう(大猩々)(ゴリラ[↩ Back]
  8. 画像の出典:"Gorilla" by Scott Calleja on Flickr (License: CC BY 2.0). [↩ Back]
  9. 香取本『大江山絵詞』上巻 第三段 詞書ことばがき(絵巻の原本の現状). [↩ Back]
  10. 『白猿伝』の白猿のモデルとなったハヌマンラングールGray langur(Hanuman langur))(印度灰叶猴(哈努曼叶猴)[↩ Back]
  11. 画像の出典:"Gray Langur, Jim Corbett National Park, India." by _paVan_ on Flickr (License: CC BY 2.0). [↩ Back]
  12. 出典:貝原篤信(貝原益軒)(編録) 「丹波 丹後」, 「【山陰道】」, 『扶桑記勝 巻之六』, 貝原益軒(著者), 益軒会(編纂), (1911年), 『益軒全集 巻7』, 益軒全集刊行部, 480ページ. [↩ Back]
  13. この引用文では、原文のなかの「白猿傳」という漢字表記(旧字体)を、「白猿伝」という漢字表記(新字体)に直しています。[↩ Back]
  14. 童子しゅてんどうじ童子しゅてんどうじ[↩ Back]