『石山寺縁起絵巻』の詞書と絵図

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

『石山寺縁起. [1]』写_国会デジタルコレクション_ndljp_pid_2589669_PDF_コマ番号003~009_第1詞書_002
石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』〔模写〕〔一部分〕
第1段詞書ことばがき

『石山寺縁起. [1]』写_国会デジタルコレクション_ndljp_pid_2589669_PDF_コマ番号010~014_第1絵図_003_002
石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』〔模写〕〔一部分〕
第1段絵図

 

都にも人やまつらん石山の峰に残れる秋のよのつき

―― 藤原長能『新古今和歌集』 (*1)

志賀の浦や遠ざかり行く浪まより氷りて出づる有明の月

―― 藤原家隆『新古今和歌集』 (*2) (*3)

寺社縁起は、むしろ文書資料以上に過去の社会と精神生活について多くの知見をはらんだ文献であろう。それは読み方に従い、一層豊かな世界を物語りうるものである。

―― 阿部泰郎「比良山系をめぐる宗教史的考察」 (*4)

 

『石山寺縁起. [1]』写_国会デジタルコレクション_ndljp_pid_2589669_PDF_コマ番号010~014_第1段絵図_002_一部切り出し_001
比良明神ひらみょうじん(岩に座して釣り糸を垂れる老翁)と、良弁ろうべん僧正
石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』〔模写〕〔一部分〕
第1段絵図

ここでは、『石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』の詞書ことばがきと絵図を紹介します。

石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』には、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの絵巻のなかに描かれている、酒天童子(酒呑童子)の原型のひとつとなったとおもわれる、比良明神ひらみょうじんという神が登場します。

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脚注
  1. 出典:藤原長能『新古今和歌集』. [↩ Back]
  2. 出典:藤原家隆『新古今和歌集』. [↩ Back]
  3. 参考: 「しがのうら【滋賀浦・志賀浦】 滋賀県大津市の琵琶湖南西岸の地。⦅歌枕⦆ 「 -や遠ざかり行く浪まより氷りて出づる有明の月/新古今 冬」」, 「大辞林 第三版の解説」, 「滋賀浦・志賀浦(しがのうら)とは - コトバンク」より, 2019年12月30日閲覧. [↩ Back]
  4. 出典:阿部泰郎 (1980年) 「一節 比良明神: 東大寺縁起」, 「四章 比良山の神々」, 「一、比良山系をめぐる宗教史的考察: 寺社縁起を中心とする」, 「論文篇」, 元興寺文化財研究所(編集), 『比良山系における山岳宗教調査報告書』, 元興寺文化財研究所, 37ページ. [↩ Back]

酒呑童子の赤い鬼瓦(?): 比叡山延暦寺の根本中堂の屋根にある酒呑童子のような色をした赤い鬼瓦

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)


(この上の動画の 1:20~ 現在の根本中堂赤い鬼瓦の映像)

ぼくはいま、酒呑童子(酒天童子)の伝説について研究しているのですが、酒呑童子(酒天童子)の伝承を構成する重要な要素のいくつかは、比叡山延暦寺に代表される天台教団(天台宗の教団)がつくったといわれています。
くわしくは、こちらの記事をご覧ください。)

そうしたこともあってか、比叡山延暦寺には、酒呑童子(酒天童子)の伝説とのつながりをかんじるモノがいろいろあります。たとえば、伝説のなかで酒天童子が変化した楠の巨木をおもわせる、比叡山延暦寺の根本中堂の本尊である薬師如来像の御衣木(造仏のために使用される霊木)やその跡地、また、まるで酒呑童子(酒天童子)のような色をした赤い鬼瓦、などがあります。

今回は、そういったもののなかから、比叡山延暦寺の根本中堂の赤い鬼瓦について、お話してみたいとおもいます。

 

この下の絵図は、江戸時代後期に制作された「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」という絵図です。(※この下の絵図は、元の原画を模写したものです。)

「延暦寺根本中堂他造営絵図」〔模写〕(比叡山延暦寺の東塔地区にある伽藍を描いた絵図)
延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」〔模写〕
(比叡山延暦寺の東塔地区にある伽藍を描いた絵図)

この下の絵図は、この上の「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」のなかの、根本中堂の部分を拡大したものです。すこしわかりにくいですが、この根本中堂の絵図の屋根の棟木(むなぎ)の左端(ひだりはし)のところには、赤い鬼瓦が描かれています。(※この下の絵図は、元の原画を模写したものです。)

「延暦寺根本中堂他造営絵図」〔模写〕〔一部分〕(根本中堂とその廻廊が描かれている部分)
延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」〔模写〕〔一部分〕
(根本中堂とその廻廊が描かれている部分)

この下の絵図は、この上の「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」のなかの、根本中堂の屋根の棟木(むなぎ)の左端(ひだりはし)のところにある、赤い鬼瓦の部分を拡大したものです。(※この下の絵図は、元の原画を模写したものです。)

根本中堂の赤い鬼瓦(南側の鬼瓦(二本角の赤鬼))
根本中堂の赤い鬼瓦
(南側の鬼瓦(二本角の赤鬼))
延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」〔模写〕〔一部分〕
(根本中堂の赤い鬼瓦が描かれている部分)

 

ちなみに、根本中堂の屋根の赤い鬼瓦は、北側の赤い鬼瓦と、南側の赤い鬼瓦の、2つの赤い鬼瓦があります。南側の鬼瓦は、二本角の赤鬼の顔をしています。北側の鬼瓦は、一本角の赤鬼の顔をしています。

 

この上で紹介した、「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」の絵図は、江戸時代後期に制作されたものですが、根本中堂の赤い鬼瓦は、現在の根本中堂にもあります

たとえば、この下のYouTube動画のなかの、「1:20~」のところに、現在の根本中堂の赤い鬼瓦が映っています。

根本中堂大改修(H28年9月) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LZEV_8XyEb8&start=80

 

また、この下の、比叡山延暦寺の公式Twitterアカウントのツイートの動画には、根本中堂の改修工事のために、一時的に根本中堂の屋根からはずされている、根本中堂の赤い鬼瓦が映っています。

延暦寺【公式】さんのツイート
https://twitter.com/enryakuji_hiei/status/1127059661511782400

 

また、この下のYouTube動画のなかの、「9:50~10:00」のところには、光の加減で見えにくくなってはいますが、根本中堂の赤い鬼瓦が映っています。

伝教大師最澄と根本中堂 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XG8eiZlpHlk&start=590

 

ちなみに、ここで紹介した「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」の内題ないだい(絵図のなかに書かれている題名)は、「比叡山ひえいざん 根本中堂こんぽんちゅうどう 廻廊かいろう 大講堂だいこうどう 文殊楼もんじゅろう 鐘楼堂しょうろうどう 食堂じきどう 法蔵ほうぞう 御造営絵図ごぞうえいえず」です (*1)

 内題ないだいに「比叡山根本中堂・廻廊かいろう大講堂だいこうどう文殊楼もんじゅろう鐘楼堂しょうろうどう食堂じきどう法蔵ほうぞう御造営絵図」とあり、根本中堂以下七棟の建物を細部まで緻密に彩色鮮やかに描く。中央に根本中堂、手前に文殊楼、背後に大講堂を描くが、この図にある大講堂と鐘楼堂は昭和三十一年(一九五六)の火災で焼失している。本図自体は、江戸時代後期の作になるが、その図様は「御造営絵図」という内題や一緒に描かれている建物、根本中堂の屋根が柿葺こけらぶきに描かれていることなどから、三代将軍徳川家光の命により寛永かんえい十一年(一六三四)に着工され同十九年に完成を見た時のものではないかと推定される。画面の大きさに比較して描かれる対象は少なく、この大きな絵図がどのような目的で制作されたか、興味がもたれる。

(「16 延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」, 「作品解説」, 大津市歴史博物館(編集), 『古絵図が語る大津の歴史』) (*1)

 延暦寺については、織田信長の山門さんもん焼き討ちによる影響か、古い絵図は残されていないが、「比叡山三塔図」(15)は制作は江戸時代初期のものでありながら、描かれた景観は焼き討ち以前の状況であろうと考えられている。江戸時代中頃の絵図には、『近世の町と村』に展示している「山門三塔坂本惣絵図」(30)が、山上の三塔十六谷の様子を詳細に記す。また、根本中堂こんぽんちゅうどう以下の造営の状況を描いた「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」(16)があるが、大きな画面に対して描かれている内容があまりに少なく、どのように利用されたか興味がもたれる。

(「(三)社寺絵図の世界」, 「古絵図が語る大津の歴史」, 大津市歴史博物館(編集), 『古絵図が語る大津の歴史』) (*2)

 

以下の参考文献は、今回、紹介した、根本中堂の赤い鬼瓦が描かれている、江戸時代後期に制作された「延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」の絵図が掲載されている参考文献です。

・参考文献: (2002年) 「2. 延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず(滋賀1)」, 『社寺境内図資料集成 2 (国立歴史民俗博物館資料調査報告書:情報資料研究部 12)』, 国立歴史民俗博物館; 〔口絵〕, 29ページ.

・参考文献: (1955年) 〔根本中堂廻廊〕, 『国宝延暦寺根本中堂及重要文化財根本中堂廻廊修理工事報告書』, 国宝延暦寺根本中堂修理事務所, 〔口絵〕.

・参考文献: (1955年) 「四十 延暦寺根本中堂附近古図」(縮尺二十分ノ一), 『重要文化財延暦寺大講堂修理工事報告書』, 国宝延暦寺根本中堂修理事務所, 〔口絵〕.

・参考文献: (2000年) 「16 延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず」, 「三、社寺絵図の世界」, 「図版」, 大津市歴史博物館(編集), 『古絵図が語る大津の歴史: 開館10周年記念・文化財保護法50年記念』, 大津市歴史博物館, 20ページ.

 

比叡山延暦寺の根本中堂の赤い鬼瓦(南側の鬼瓦(二本角の赤鬼)(イメージ図))
比叡山延暦寺の根本中堂の赤い鬼瓦
(南側の鬼瓦(二本角の赤鬼))
(イメージ図)

比叡山延暦寺の根本中堂の赤い鬼瓦(北側の鬼瓦(一本角の赤鬼))(イメージ図))
比叡山延暦寺の根本中堂の赤い鬼瓦
(北側の鬼瓦(一本角の赤鬼))
(イメージ図)

 

以下の参考文献は、根本中堂の図面などが掲載されていて、それらの図面のなかに根本中堂の鬼瓦が描かれている参考文献などです。

・参考文献: (1968年) 「滋賀県 延暦寺根本中堂側面圖 縮尺六拾分之壹」(「延暦寺根本中堂及び廻廊 竣工 側面図」), 『国宝・重要文化財(建造物)実測図集 10 (滋賀県 2)』, 文化財保護委員会, 442ページ〔図面番号:817〕.

 

 

「これ好奇のかけらなり、となむ語り伝へたるとや。」


脚注
  1. 出典: (2000年) 「16 延暦寺根本中堂他造営絵図えんりゃくじこんぽんちゅうどうほかぞうえいえず(写真展示) 一鋪」, 「作品解説」, 大津市歴史博物館(編集), 『古絵図が語る大津の歴史: 開館10周年記念・文化財保護法50年記念』, 大津市歴史博物館, 56ページ. [↩ Back][↩ Back]
  2. 出典: (2000年) 「(三)社寺絵図の世界」, 「古絵図が語る大津の歴史」, 大津市歴史博物館(編集), 『古絵図が語る大津の歴史: 開館10周年記念・文化財保護法50年記念』, 大津市歴史博物館, 53ページ. [↩ Back]

ハロハロでフロフロなごちゃまぜ体験と、自動生成でお名前入れちゃいました画像

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

ハロハロ!
(≧∇≦)ノ〃

とつぜんですが、「ハロハロ」(Halohalo、Halo-halo)というのは、タガログ語で「ごちゃまぜ」を意味する言葉だそうです。(※ タガログ語というのは、フィリピンでつかわれている言語です。)

なにを隠そう、ぼくは、ある本のなかにあった、「ごちゃまぜ」という言葉をきっかけにしてブログをやり始め、

しかも、そのブログのタイトルを、「(いろいろなものを)ごちゃまぜにする」というニュアンスを込めた、「mingle」(ミングル)(まぜる)という言葉を入れた「WisdomMingle.com」(ウィズダムミングル・ドットコム)というタイトルにし、

おまけに、メタバース(仮想世界)のなかにつくった2つの図書館にも、「Mingle Mangle Library」(ミングルマングル・ライブラリー)(ごちゃまぜ図書館)という名前をつけてしまうほどの、ごちゃまぜ好きであり、

なおかつ、なにかと、おもしろおかしいかんじの、ファンキーなあいさつの言葉が好きなぼくとしては、

「ごちゃまぜ」という意味をもっていて、しかも、なんだかウキウキするような語感のある、この「ハロハロ!」という言葉は、まさに、あいさつの言葉としてつかうのに、うってつけな気がします!
d(≧∀≦)b

これからは、ことあるごとに、なにかと、意味もなく、「ハロハロ!」「ハロハロ!」言ったりするかもしれませんが(笑)、どうか、あたたかく見守っていただければうれしいです。
m(_ _)m

 

ちなみに、この記事の冒頭にあった画像は、(本来は、)ちょっとしたプログラムによって、元の背景画像のうえに、任意のテキスト文字を表示させる、というかたちで自動生成された画像なのです。(ですが、この記事では、諸事情により、ただの画像にしています。)

その自動生成画像の仕組みをつかうことで、実際にどんなことができるのか、ということを確認するには、この下のURLにアクセスしてみてください。すると、プログラムのはたらきによって、このURLの末尾のところについている、「●●さん_こんにちは!_(o≧ω≦)O」という一連の言葉が、背景画像の上に追加されて、ひとつの画像として生成されます。(ちなみに、「_」(アンダースコアの記号)は、「改行」に変換されます。)

https://wisdommingle.com/lab/text_on_image/index.php?v=●●さん_こんにちは!_(o≧ω≦)O

たとえば、この上のURLのなかの、「●●さん」という文字のところを、好きな文字に変えてから、このURLにアクセスしてもらうと、背景画像の上に、そのとおりの文字が表示されます。

 

この自動生成画像の仕組みの用途としては、たとえば、HTMLメール形式のメルマガのなかで、そのような、「任意のテキスト文字を表示させた画像を自動生成する仕組み」をつかう、という使い方があります。そうすることで、メルマガの読者さんごとに、それぞれの読者さんのお名前がはいった画像(たとえば、「●●さん、こんにちは!」という文字がはいった画像)を自動生成して、その画像をメルマガのなかに表示させることができます。それによって、ちょっとした、パーソナライズされたメルマガを届ける、といったことができます。

つまり、べつのメルマガ読者さんが、そのメールを目にするときには、そのメールのなかの画像のなかに表示されるお名前の文字は、べつの人の名前になる、ということなのです。

この仕組みは、以前からずっと「やってみたいな」とおもっていた仕組みなのですが、今日、その仕組みをつかって自動生成した画像を掲載したメルマガを送ることができたことで、ついにその夢がかないました!
o(≧∇≦)/"

 

その仕組みついてのくわしいことは、機会があれば、またいつかお話できればとおもいますが、もし、あなたがメルマガをやっているなら、こうした仕組みを、うまくつかうことで、ほかにも、いろいろとおもしろいことができるんじゃないかな、とおもいます。

なにかのご参考になればうれしいです☆
(๑˃̵ᴗ˂̵)」

 

今日は「こどもの日」なので、ここぞとばかりに、「こども心」を炸裂させ、「春はあげぽよ」とばかりに、テンション爆上げで、いろいろなことをつめ込んだ記事にしてみました!(笑)
(o≧ω≦)O

 

そんなこんなで、「ハロハロ!」という、「ごちゃまぜ」好きなぼくにとって、あいさつとしてつかうのに、うってつけな言葉を知ることができたうれしさと、

ずっとためしてみたいとおもっていた、「プログラムによる自動生成でお名前入れちゃいました画像」の仕組みを、実際にメルマガのなかでつかってみることができた興奮とで、

現在、フロー状態なフロフロ体験まっただなかなかんじです(笑)。
(畄w畄)

 

ちなみに、さっき、ふと、「フロー体験」という言葉からの連想で、今日のメルマガにつめ込んだ、いろいろなものをつくる過程で感じたことについて、いろいろとおもいをめぐらせていました。

そして、だんだんと、いろいろ気になりはじめたので、ミハイ・チクセントミハイさんの『フロー体験 喜びの現象学』の本を、あらためて、ちょっとながめてみました。

IMG_20200505_123419
ミハイ・チクセントミハイ『フロー体験 喜びの現象学』

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「第6章 思考のフロー」
ミハイ・チクセントミハイ『フロー体験 喜びの現象学』

そうするうちに、今日のメルマガにつめ込んだ、いろいろなものをつくる過程でぼくが感じたことと、フロー体験や、こども心・遊び心や、まなぶことや、探求心や、「アマチュア」ということについて、などなど、いろいろとかんじるものがありました。

せっかくなので、このいきおいに乗って、今回、ぼくが、『フロー体験』の本からかんじるものがあったところを、この下に書き出してみました。

もし興味があれば、なんとなしに、ながめてみたりしていただくと、あなたにとっても、なにか、感じるものがある言葉があるかもしれません。

こちらも、なにかのご参考までに。

 オランダの偉大な文化史家ヨハン・ホイジンガによれば、体系的な知識の最も重要な先駆けは謎掛け遊びであった。ほとんどの古代文化で、種族の年長者は一人が意味の隠された歌詞を歌い、他の者がその歌に暗号化された意味を解釈するという勝負を競った。謎掛けに熟達した者どうしの勝負は、その地域で見ることのできる最も刺激的な知的行事であることが多かった。謎掛けの形式は論理のルールを先取りしたものであり、その内容は我々の祖先が保存しなければならない実際上の知識を伝えるものであった。

〔中略〕

 ドルイド教〔古代のブリテン、アイルランドでキリスト教よりも前にあったケルト人の宗教〕の僧や吟遊詩人が記憶のために用いた謎掛けはより長く複雑であり、巧妙な詩の中には秘密の知識の重要な部分が含まれていた。

〔中略〕

 偉大な思想家は、思想から得ることのできる物質的な報酬よりも、むしろ考えることの楽しさに動機づけられてきた。古代の最も独創的な思想家の一人であるデモクリトスは、故郷のアブデラの人々から高い尊敬を得ていた。しかし彼らはデモクリトスが何をしているのか分からなかった。何日も座ったまま思索に耽っている彼を見て、彼らはデモクリトスが正常ではなく病気であるに違いないと考えた。そこで彼らは何が自分たちの聖人を悩ませているのかを知るために、著名な医者ヒポクラテスを呼んだ。優れた医者であるばかりでなく賢人でもあったヒポクラテスは、デモクリトスと人生の不合理について論議した後、アブデラの人々に彼らの哲学者は強いて いえば、あまりにも正気にすぎるだけなのだといって安心させた。デモクリトスは精神を喪失していたのではなく、思考のフローに我を忘れていたのである。
 断片的に残っているデモクリトスの著作は、思考の実践がいかに楽しいものであるかを彼が知っていたことを示している。「何か美しいこと、新しいことについて考えることは崇高なことですらある」「幸福は力や金銭にあるのではない。それは正しさと多能とにある」「私はペルシャ王国を得るよりも、一つの真の原因を発見する方を選ぶ」。彼と同時代の何人かの文化人が、デモクリトスは明るい性向をもっていると考え、彼を「陽気者、またしばしば自信家、恐れを知らない最も優れた精神の持ち主」と評したのは当然である。言葉を換えれば、彼は自分の意識を統制できたので人生を楽しんだのである。
 デモクリトスは、精神のフローに我を忘れた最初の思想家でもなく、最後の思想家でもない。哲学者は「ぼんやりしている」とみられることが多いが、それはいうまでもなく彼らの精神が空虚であることを意味するのではなく、彼らが時折、彼らの好みの知の領域の象徴的形式の中に留まるために、日々の現実を閉め出してしまうからにほかならない。カントが自分の時計を沸いている湯の中に入れ、ゆでる時間を計るために卵を手に持っていた時、おそらく彼の心理的エネルギーのすべては抽象的思考を調和あるものにするために投入され、現実世界での付随的な必要に対応する注意の余裕をもっていなかったのだろう。
 要するに、観念の遊びは気分を極度に高揚させるということである。哲学ばかりでなく新しい科学的観念は、学者が現実を記述する新しい方法を創造する楽しさからエネルギーの供給を受けて生み出されるのである。思考のフローを成り立たせる手段はすべての人の共有財産であり、学校や図書館の書物に書かれている知識から成り立っている。

〔中略〕

この分野で真に自律的になるためのより優れた方法は、パズルを解く代わりに、自分自身のクロスワードを作ることである。そうすれば外から課せられるパタンを必要としなくなり、完全に自由になる。そして楽しさはより深いものになる。

〔中略〕

重要なことは、少なくとも心が歌い始める一行または一節を見つけ出すことである。わずか一語ですら新しい世界への窓を開き、心が内面的な旅を始めるのに十分な場合がある。

〔中略〕

新しい発見は、市場の広場に座り込み、思考に我を忘れたデモクリトスのように振舞う人々から生まれる。新しい発見は、思考と遊ぶことを深く楽しんでいるので、結果として既知のものの限界からさ迷い出て、未踏の領域を探険していることに気づく人々の上に訪れる。

〔中略〕

科学者が、「それはゲーム、人がなし得るきわめて楽しいゲームだった」という言葉で一九二〇年代の量子力学の発展を表現した物理学者P・A・M・ディラクと同じように感じることは不思議ではない。

〔中略〕

 思考の過程の型が打破されるのは、このような思いもよらない状況の下で、人々がアイデアとの遊びに没頭している時である。

〔中略〕

偉大な科学者は数世紀の間、なすべき仕事であるからとか、高額の政府支給の研究費を使うためであるからというより、自分が生み出した方法に魅せられ、自分の研究を趣味として行っていたということを認識することが重要である。

〔中略〕

科学の領域でアメリカで最初にノーベル賞を獲得したアルバート・A・マイケルソンは晩年、なぜ光の速度の測定に人生の多くの時間を注ぎ込んだのかという質問に対し「とても面白かったからさ」と答えたといわれる。

〔中略〕

容易に思い浮かべることのできるこれらの、また他の多くの偉大な科学者は、それぞれの領域での「専門家」ではなく、世間に認められ公的な援助を受けた人々ではなかったが、だからといって思索するうえで不利な条件にあったわけではない。彼らはただ楽しいことをしたにすぎない。

〔中略〕

科学を楽しいものにする知的枠組はだれにでも開かれている。

〔中略〕

元来、ラテン語の動詞 amare 「愛する」に由来する「アマチュア」は、自分のなすことを愛する人を意味していた。同様にラテン語の delectare 「……に喜びを見出す」に由来する「ディレッタント」は与えられた仕事を楽しむ人を意味した。したがって、これらの言葉の初期の意味は、業績よりもむしろ経験への関心を描写するものであった。それらは、どれだけ巧みに成し遂げるかに焦点をおくのではなく、ものごとをなすことから人が得られる主観的な報酬を記述するものであった。これら二つの言葉の運命以上に、経験の価値に対する我々の態度の変化を明瞭に示すものはない。アマチュアの詩人であること、ディレッタントな科学者で あることが尊敬された時代があった。それはこのような活動に従事することによって生活の質が向上することを意味していたからである。

(ミハイ・チクセントミハイ「第6章 思考のフロー」, 『フロー体験 喜びの現象学』) (*1)

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バイちゃ!

それでは、また。
m(_ _)m

 

 

「これ好奇のかけらなり、となむ語り伝へたるとや。」


脚注
  1. 出典: ミハイ・チクセントミハイ(著者), 今村浩明(翻訳) (1996年) 「第6章 思考のフロー」, 『フロー体験 喜びの現象学』, 世界思想社; 152ページ, 153ページ, 158ページ, 161~162ページ, 164ページ, 168ページ, 16 9ページ, 170ページ, 170~171ページ, 171ページ, 172ページ, 175ページ. [↩ Back]

Decentraland(ディセントラランド)のメタバース: たくさんの芸術作品がある美術館地区や、ショッピングモールや、寺社仏閣がある仮想都市ジェネシスシティ

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

ここでは、Decentraland(ディセントラランド)のことを紹介したいとおもいます。

Decentralandディセントラランドというのは、ブロックチェーントークン(NFT)を活用した仮想空間(メタバース)を提供しているウェブアプリケーションです。

【倍速ダイジェスト版】
Decentralandディセントラランドの仮想都市ジェネシスシティ探検ツアーの映像

【フルバージョン】
Decentralandディセントラランドの仮想都市ジェネシスシティ探検ツアーの映像

目次
  1. Decentralandディセントラランドのメタバース: たくさんの芸術作品がある美術館地区や、ショッピングモールや、寺社仏閣がある仮想都市ジェネシスシティ
  2. 参考: Decentralandディセントラランドの始め方&操作方法の説明
  3. ごちゃまぜ図書館の分館を、Decentralandディセントラランド仮想世界メタバースのなかに、つくってみました
    1. 参考: Decentralandディセントラランドのなかの、看板(標識)(Signpost)のアセット(asset)での、日本語テキストの表示について
    2. 参考: 「「Sceneシーン」の制限事項」(Scene limitations)について
  4. 仮想都市Decentralandディセントラランドをめぐる、わくわくドキドキな、メタバース探検ツアー☆
    1. いろいろな芸術作品が展示されている美術館地区: ミュージアム・ディストリクト(Museum District)
    2. そびえ立つ巨大ロボット
    3. いろいろな絵画作品などが展示されているショッピングモール(Planet VR Mall)
    4. イベント会場やテナントなどがあるカンファレンスセンター地区
    5. ベガス・シティの「サトシのやかた」(Chateau Satoshiシャトー・サトシ
    6. オフィスビルが建ち並ぶビジネス街
    7. 寺社仏閣がある東アジア風の場所(ジェネシス・プラザ)
  5. 参考: Decentralandディセントラランドの製品開発計画(ロードマップ)について
  6. 参考: Decentralandディセントラランドの非中央集権的な投票システムのDAppである「Agoraアゴラ」について
  7. 参考: NFT(ノンファンジブルトークン)をつくって「値打ちのあるもので、ファンと、たのしく!」: ブロックチェーンによるトークンエコノミーと、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)

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Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)のメタバース: 街のなかの、土地・建物や、絵画や芸術作品などの、いろいろなものがトークン(NFT)になっている仮想都市オリジンシティ

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

Punks_2020-03-19_4-49-25
パンクス地区(Punks)
仮想都市オリジンシティ(Origin City)
Cryptovoxelsクリプトボクセルズ


Cryptovoxelsの仮想都市オリジンシティ探検ツアーの映像
(倍速ダイジェスト版)

ここからは、Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)のことを紹介したいとおもいます。

Cryptovoxelsクリプトボクセルズというのは、ブロックチェーントークン(NFT)を活用した仮想空間(メタバース)を提供しているウェブアプリケーションです。

Cryptovoxelsクリプトボクセルズの仮想都市オリジンシティのなかにある、土地・建物や、そこにかざられている絵画や芸術作品などは、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)になっています。それらの、土地・建物や、絵画などのトークン(NFT)は、売買することができます。

ですので、自分の土地を買って、そこに自分の好きなように建物をつくって、そのなかに、自分の好きな絵画や芸術作品をかざる、ということもできます。

また、Cryptovoxelsクリプトボクセルズの仕組みをうまくつかえば、この仮想都市のなかで、人を集めてイベントを開催することもできるかもしれません。

ちなみに、トークン(NFT)を活用した仮想空間(メタバース)を提供しているウェブアプリケーションの代表的なものとして、Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)と、Decentraland(ディセントラランド)の、2つがとりあげられることがよくあるようです。

Decentralandディセントラランドについては、このページのなかの、ほかのところで、くわしく紹介していますので、そちらをご覧ください。)

Cryptovoxelsクリプトボクセルズのウェブサイト
Cryptovoxels - Ethereum Virtual World
https://www.cryptovoxels.com/

 

(参考)
Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)と、Decentraland(ディセントラランド)とを比較した記事
Crypto Cities - HackMD
https://hackmd.io/@XR/cities

VRChatをつかうと、Cryptovoxels(クリプトボクセルズ)のなかに表示される自分のアバターの姿を、自由に変えることができるようです。
その実例として、この上のリンクの記事のなかの、「Unity / VRChat client」という小見出しのところに掲載されている写真のなかに、Cryptovoxelsの仮想空間のなかで、東方プロジェクトなどのキャラクターの姿をしたアバターの人たちが写っている写真があります。

(参考: VRChatの公式サイト内の、Cryptovoxelsのページ)
VRChat - Home
https://www.vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_bdc4fe69-cb53-450d-8a04-6830f05ce6b1

 

(参考記事)
The Enchanting World of Crypto Art and How to Be a Part of it
https://blog.lumiwallet.com/the-enchanting-world-of-crypto-art-and-how-to-be-a-part-of-it/

 

このあとのところでは、実際に、ぼくが、Cryptovoxelsクリプトボクセルズの仮想都市オリジンシティのなかにつくった図書館を紹介したいとおもいます。

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NFT(ノンファンジブルトークン)をつくって「値打ちのあるもので、ファンと、たのしく!」: ブロックチェーンによるトークンエコノミーと、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

Cheerful family buying food for dinner together
「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」 (*1) (*2)

Mingle Mangle Studio_カテゴリー_一覧ページ_004_2020-02-19_0-16-50_002_枠線付き_001
自作したNFT(ノン・ファンジブル・トークン)の実例
Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房) on OpenSea

▼ もくじへ移動する

 

 通販をはじめたもともとのきっかけは、原稿料として支払うおカネの代わりに「贋金にせがね」をつくろうということだった。協力してくれる読者にもおカネの代わりに、なにかお礼になるものをさしあげたかった。
「贋金」はなんでもよかった。持っているだけでいいなと思ってもらえるものなら、なんでもよかった。

―― 糸井重里「オリジナルTシャツに涙する」 (*3)

Minting your tokens
Next, we'll want to mint new assets to our newly-deployed ERC721 contracts!

あなたのトークン(NFT)を鋳造ちゅうぞうする
次に、新しく展開されたERC721標準規格のスマートコントラクトに、新しい資産(NFT)を鋳造ちゅうぞうしましょう!

―― 「1. Structuring your smart contract」, 「OpenSea ERC721 Developer Tutorial」 (*4) (*5) (*6)

 複数の当事者のあいだで直接取り交わされる、信頼された取引。それを認証するのは多数の人びとのコラボレーションであり、その動力源は大企業の儲けではなく、個々の小さな利益の集まりだ。
 神ほど万能ではないにせよ、このしくみはとんでもない力を秘めている。本書ではこれを「信頼のプロトコル」と呼びたい。
 信頼のプロトコルをベースとして、世界中に分散された帳簿がその数をどんどん増やしている。これが「ブロックチェーン」と呼ばれるものだ。

―― ドン・タプスコット, アレックス・タプスコット「第1章 信頼のプロトコル」, 『ブロックチェーン・レボリューション』 (*7)

各ブロックはそれぞれ、ひとつ前の時間帯でつくられたブロックと連なっている。この連続するブロック「ブロックチェーン」におけるプロトコルが、「ブロックチェーン・プロトコル」と定義されている。

―― Kariappa Bheemaiah 「ブロックチェーンとはなにか?」 (*8)

「ソラの心は僕たちの中にある
 つながる心が僕たちの力だ」

―― グーフィーとドナルドの言葉『KINGDOM HEARTS Re:coded』 (*9) (*10)

The phrase that you used in the introduction, which is "Is this going to democratize access to capital or ownership in things?" I think that's what gets us all very excited about this. And I think that's very real.
 
〔意訳: この講演の冒頭で、「いろいろな資産をトークン化して売買する(流動性をもたせる)ことができるようになることで、普通の人たちが、資本市場から資金調達をすることができるようになったり、いろいろなモノの所有権を得ることができるようになる」という未来像が提示されました。私たちは皆、この未来について、とてもワクワクしています。そして、そのような未来は、かならず実現するだろうと思います。〕

―― ジェレミー・アレールの言葉「トークン資産からトークンエコノミーへ」, 世界経済フォーラム年次総会2020 (*11) (*12)

「心が命じたことは誰も止められない」

―― リクの言葉『KINGDOM HEARTS III』 (*13)

the long tail of capital and the long tail of things that are investable with capital is quite large. And it's hard for us to imagine what an efficient global marketplace for that would be. But I think that's where we're trying to point this.
 
〔意訳: 資本市場や、モノの所有権の市場における、「トークン化された資産」のロングテール販売(多品種少量販売)の市場規模と、そこに投資される資金は、とてつもなく巨大なものになるでしょう。現時点では、そのような、誰でも手軽に「トークン化された資産」を売買することができる、世界規模のマーケットプレイス(デジタル市場)が登場するなんて、想像できないかもしれません。ですが、そのような、誰でも参加できる「トークン化された資産」の市場が実現する可能性がある、ということこそが、私たちがお伝えしたいことなのです。〕

―― ジェレミー・アレールの言葉「トークン資産からトークンエコノミーへ」, 世界経済フォーラム年次総会2020 (*14) (*12)

大人も子供も、おねーさんも。

―― 『MOTHER 2』のキャッチコピー (*15) (*16) (*17)

「すべては物語の問題である。
 私たちが悩みを抱えているのは良い物語がないからだ。
 私たちは一つの物語の終わりと新しい物語の始まりの間にいる。
 昔話はもはや機能しない。
 しかし私たちはまだ新しい物語を読んでいない。」

―― Thomas Berry "The New Story" (*18) (*19)

"Destati! Tendi la mano"
〔目覚めよ! 手を伸ばせ〕

―― 「Destati」〔歌詞の一部分〕, 『KINGDOM HEARTS』 (*20) (*21)

「ほら、新しい世界へのドアが開いた。
 わたしはそこで何を見つけられるかな」

―― アーシュラ・K・ル=グウィン『いまファンタジーにできること』 (*22)

 

この記事は、まだ書きかけの状態ですが、「すずろ作法」という考えかたにもとづいて、ある程度できたところで公開して、そのあとで、随時、内容を追加・修正する方法をとっています。更新通知をうけとるには、メールマガジンに登録していただいたり、ソーシャルメディアでフォローしていただければとおもいます。

 

ここでは、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)というものについて、お話させていただきたいとおもいます。

ここでの、おもな話題は、「個人が、研究や、創作や、価値提供のための活動資金を得るために、ファンの人たちや、応援してくれる人たちにとっての、価値があるNFTをつくって、それと交換することで、人びとから資金を集める」ということについての話です。

ただ、そのほかにも、NFT(ノン・ファンジブル・トークン)にかかわりのある、いろいろな分野のことなども、ひろくとりあげながらお話できればなとおもいます。

いろいろな視点から、NFTについて考えてみることで、NFTに秘められたいろいろな可能性が、見えてくるのではないかとおもいます。

ここでお話させていただくことが、なにかの参考になればうれしいです。
m(_ _)m

目次
  1. NFT(ノン・ファンジブル・トークン)ってなに?
    1. ノン・ファンジブル・トークン(Non-Fungible Token)って、どういう意味?
      1. 「token」(トークン)って、どういう意味?
      2. 「fungible」(ファンジブル)って、どういう意味?
      3. 「non-fungible」(ノン・ファンジブル)って、どういう意味?
    2. NFTの「資産価値」って、なに?
    3. 自分なりに、NFTを一言で表現すると・・・
  2. 仮想商店Conataこなたの、VRの3D空間のようなバーチャルコレクションルームで、所有しているNFTをながめてニンマリする
    1. 仮想商店Conataこなたの「バーチャルコレクションルーム」で、所有しているトークン(NFT)をながめてみた
    2. 此方こなた商店街の、ππ来来パイパイライライ電脳ショップをおとずれて、VTuberの希来里きらりパイさんに会う
    3. 参考: 仮想商店Conataの関連サイトなどの参考情報
  3. Cryptovoxelsクリプトボクセルズのメタバース: 街のなかの、土地・建物や、絵画や芸術作品などの、いろいろなものがトークン(NFT)になっている仮想都市オリジンシティ
  4. Decentralandディセントラランドのメタバース: たくさんの芸術作品がある美術館地区や、ショッピングモールや、寺社仏閣がある仮想都市ジェネシスシティ
  5. 「海賊王の剣になる前に、勇者ロトが持っていた伝説のつるぎ」: NFTのブロックチェーンに刻まれたストーリーの価値(感情的価値)が、パラメーターの価値(機能的価値)を超える
    1. ブロックチェーンの活用事例: ブロックチェーンゲームのマイクリプトヒーローズと、ドリームシェアリングサービスのFiNANCiEフィナンシェ
    2. NFTアイテムの唯一性ユニーク性と資産性: 「ブロックチェーンを参照したら、『これは、ガチ、海賊王のつるぎじゃん!』みたいな」
    3. NFTアイテムの物語コンテクスト: 「マリー・アントワネットが持ってて、ハプスブルクなんたらが持って、ナポレオンがなんたら、とか」
    4. 参考1: 「あたらしい経済」のサイト内の、「U25が今「ブロックチェーン業界」に身をおくべき理由」の講演についてのページ
    5. 参考2: 「海賊王のつるぎのたとえ話」を書き言葉にした、文語体の文章の記事
  6. 世界経済フォーラム講演2020「トークン資産からトークンエコノミーへ」: 大人も子供も、おねーさんも。
    1. ダボス会議での講演「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")
    2. 登壇者の紹介1: ステーブルコインのUSDコイン(USDC)の、ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)さんについて
    3. 登壇者の紹介2: MITのメディアラボの、デジタル通貨イニシアチブの、ネーハ・ナルラ(Neha Narula)さんについて
    4. 登壇者の紹介3(司会者): 世界経済フォーラムの、ブロックチェーン部門の代表者の、シーラ・ウォレン(Sheila Warren)さんについて
    5. 参考: だれでも不動産トークン(NFT)の売買ができるようになる「Blocksquare」
  7. Unlock Protocolアンロック・プロトコル: 「時は流れて 秘密は解かれ 世界は広がっていく」
    1. もし、「アクセス権」のトークン(NFT)が、キーブレードのような、かっこいいカギだったら・・・
    2. 【余談】カギを開けてUnlock、扉の先へ: 『KINGDOM HEARTS』が示唆するもの
  8. 【余談】「圧倒的ピュアで、応援したくなる」、「Italic Buterin」(イタリック・ブテリン)(笑)
    1. 【参考】「トークンが実現する新たな世界」のトークセッションで語られた、Ethereum(イーサリアム)の「ピュアさ」
  9. 「心が命じたこと」を可能にする「通貨トークン
    1. ぼくがNFTに興味をもった理由
    2. 自分の研究テーマにまつわる、収集価値のあるトークン(NFT)を提供する
      1. 【参考】画家の西垣至剛にしがき よしたかさんの作品紹介
    3. 購入型(先行予約販売型)のクラウドファンディングに足りないもの
      1. バフェットのような長期投資家が「利益は、配当金として放出するよりも、再投資に回すことで、複利効果で資産の価値を増やしてほしい」と考えるように、「クラウドファンディングのリターンを提供するために、時間や労力や資金を費やすよりも、それらの資源を再投資に回すことで、複利効果で、あなたの作品の価値(トークン(NFT)の市場価値)を増やしてほしい」
    4. NFT(ノン・ファンジブル・トークン)の用途についての試案
    5. 「自分の人生の旅路を自由に操れるように」
  10. OpenSeaオープンシー: トークン(NFT)を売買することができるマーケットプレイス(デジタル市場)
    1. 自作したNFTの実例
      1. 自作NFTの実例: Hira Myōjinひらみょうじん (比良明神ひらみょうじん)(世界初のブロックチェーン明神!?)
      2. 自作NFTの実例: 「Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房)」のカテゴリーのNFTの一覧ページ
      3. 自作NFTの実例: 源頼光みなもと の らいこうが酒天童子(酒呑童子)との戦いでかぶっていた兜、Scarlet Dragon Crest Samurai Helmetスカーレット ドラゴン クレスト サムライ ヘルメット (火縅ひおどしなる竜頭たつがしらかぶと)
      4. 自作NFTの実例: そのほか
    2. OpenSeaオープンシーで閲覧できるNFTの実例
      1. NFTの実例: レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ画
      2. NFTの実例: Unlock Protocolアンロック・プロトコル
      3. NFTの実例: lootboxルートボックス(ボックスガチャ)
    3. OpenSeaオープンシーの開発者用のドキュメント: プログラムコードをつかってNFTをつくる方法について
    4. OpenSeaオープンシーであつかわれるNFTの種類のひとつ: lootboxルートボックス(ボックスガチャ)
  11. アート作品・芸術作品の、トークン化(NFT化)された所有権を売買することができるマーケットプレイス(デジタル市場)
    1. KnownOrigin
    2. MakersPlace
    3. SuperRare
    4. async art
    5. Maecenas
    6. Creary
    7. startbahnスタートバーンStartrailスタートレイル(旧称: Art Blockchain Networkアート ブロックチェーン ネットワーク (ABN)))
    8. STRAYMストレイム
    9. OpenSeaオープンシー
  12. NFT(ノン・ファンジブル・トークン)を、かんたんに、つくることができるウェブサービスの紹介
    1. 【余談】「トークンを mintミント (鋳造)する」 = 「トークンを作成する」
    2. Mintableミンタブル: NFT(ERC721トークン)を鋳造(作成)することができるウェブサービス
      1. Mintableミンタブル
      2. Mintable Discount cardsミンタブル ディスカウント カード: ドラクエの「さいごのカギ」のような「特権」を得ることができる、NTFの「カード」の効果
    3. ALISアリスの「ライセンストークン発行機能」(α版)をつかってNFTをつくる方法
  13. プログラムコードをつかってNFTをつくる方法
    1. OpenSeaオープンシーの開発者用のドキュメント: プログラムコードをつかってNFTをつくる方法について
  14. 【参考】「トークンエコノミー」(Token Economy)という言葉についての補足
    1. 「トークンエコノミー」という言葉がつかわれている事例
    2. 行動療法の分野における「トークンエコノミー」という言葉について
    3. 5000年前の古代に、通貨としてつかわれていた粘土製のトークン
  15. 【余談】大昔につかわれていた、ブロックチェーンのさきがけの石!?

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脚注
  1. 注記: 「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」という言葉は、筆者が、この画像の題名としてつけた言葉です。 [↩ Back]
  2. 「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」. 画像の出典: "Cheerful family buying food for dinner together" by Pressmaster on Envato Elements. [↩ Back]
  3. 出典: 糸井重里 (2004) 「オリジナルTシャツに涙する」, 「第5章 もう一度よく考えてみた」, 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』, 講談社文庫, 講談社, 218~219ページ [↩ Back]
  4. 出典: 「Minting your tokens」, 「1. Structuring your smart contract」, 「OpenSea ERC721 Developer Tutorial」. [↩ Back]
  5. 注記: この文章のなかの、日本語の文章は、引用者が原文を日本語に翻訳(意訳)した文章です。 [↩ Back]
  6. 注記: 英語では、「NFT(ノン・ファンジブル・トークン)や、ERC20トークン(仮想通貨、暗号通貨)などの、トークンを作成すること」を表現するときにつかう動詞として、「mint」(ミント(鋳造する))という言葉がつかわることがあります。 [↩ Back]
  7. 出典: ドン・タプスコット(著者), アレックス・タプスコット(著者), 高橋璃子(翻訳), 勝木健太(翻訳協力) (2016年) 「第1章 信頼のプロトコル」, 『ブロックチェーン・レボリューション』, 6ページ. [↩ Back]
  8. 出典: Kariappa Bheemaiah (2016年) 「STEP 03 ブロックチェーンとはなにか?」, 「IoM Internet of Money 暗号通貨の新世界 ビットコイン進化論 来るべき13のステップ」, WIRED.jp . [↩ Back]
  9. 「ソラの心は僕たちの中にある 繋がる心が僕たちの力だ」. 出典: グーフィーとドナルドの言葉『KINGDOM HEARTS Re:coded』. [↩ Back]
  10. 参考: 「ソラの心は僕たちの中にある 繋がる心が僕たちの力だ」, グーフィーとドナルドの言葉, 「キングダムハーツ3に繋がる物語【キングダムハーツ Re:コーデッド-KINGDOM HEARTS Re:coded-】#2 - YouTube」(34:18~34:33). [↩ Back]
  11. 出典: ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)の言葉 (2020年) 「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")(6:24~6:35), 世界経済フォーラム年次総会2020. [↩ Back]
  12. 注記: 〔〕の括弧内の文章は、引用者が原文を日本語に翻訳(意訳)した文章です。 [↩ Back][↩ Back]
  13. 「心が命じたことは誰も止められない」. 出典: リクの言葉 『KINGDOM HEARTS III』. [↩ Back]
  14. 出典: ジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)の言葉 (2020年) 「トークン資産からトークンエコノミーへ」("From Token Assets to a Token Economy")(28:52~29:07), 世界経済フォーラム年次総会2020. [↩ Back]
  15. 「大人も子供も、おねーさんも。」: 『MOTHER 2』(『マザー2』)のキャッチコピー. [↩ Back]
  16. 参考: 「おとなもこどもも、おねーさんも、ふたたび!」. [↩ Back]
  17. 参考: 「大人も子供も、おねーさんも。 - ニコニコ動画」. [↩ Back]
  18. 原著の出典: Thomas Berry (2003) "The New Story" Teilhard in the 21st Century: The Emerging Spirit of Earth, p. 77. [↩ Back]
  19. 日本語訳の出典: ベルナルド・リエター(著者), 堤大介(翻訳) (2001年) 〔「エピローグ: 未来の物語」のエピグラフ(題句)〕, 『マネー : なぜ人はおカネに魅入られるのか』, ダイヤモンド社, 375ページ. [↩ Back]
  20. 出典: 「Destati」〔歌詞の一部分〕, 『キングダム ハーツ』シリーズ (KINGDOM HEARTS series). [↩ Back]
  21. 参考: 「English translation」〔注記: 「Destati」の歌詞(イタリア語)を、英語に翻訳したもの〕, 「Lyrics」, 「Destati - Kingdom Hearts Wiki, the Kingdom Hearts encyclopedia」. [↩ Back]
  22. 出典: アーシュラ・K・ル=グウィン, 谷垣暁美(翻訳) (2011年) 「メッセージについてのメッセージ」, 『いまファンタジーにできること』, 河出書房新社, 174ページ. [↩ Back]

すずろ作法でいこう!

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

「はじめの一歩(Orverture)」 (*1)
プレリュードなにはともあれ(*2)

 

おはよう世界
Good Morning World!
不可能の闇を祓って
神話を日常に変えていくOdyssey
一歩ずつ石を穿つ様な この歩みで
世界を拡げよう

さあ今日も
人間を始めよう

―― BURNOUT SYNDROMES「Good Morning World!」

すずろ作法で、すずろっていこう!

ここでは、「すずろ作法」という考えかたについて、お話したいとおもいます。

「すずろ」という言葉の意味としては、「取るに足りない」「不本意な」「つまらない」などの意味や、「漫然と」「とりとめもなく」「とくに目的(理由)もなく」「あてもなく」などの意味があります。

ここでお話する「すずろ作法」というのは、つぎのような考えかたをすることです。

はじめは、不完全だったり、完成度が高くなくてもいいので、まずは、とりあえずつくってみたり、とりあえずやってみたりして、そこから、すこしずつつくりあげていったり、すこしずつ改善していこう。

このような、「すずろ作法」の考えかたをすることで、たとえ、自分がなにかをつくろうとしたときに、できあがったものが、不完全だったり、完成度が高くなかったとしても、「大丈夫!大丈夫!これは、ただ、すずろってるだけだから、なにも問題ない!」と、かるい気持ちのままでいることができて、必要以上に、おちこんだりすることが減るのではないかとおもいます。そして、すこしずつつくりあげていったり、すこしずつ改善していくことで、結果的に、完成度が高いものをつくることができるだろうとおもいます。

そんなこんなで、あなたもすずろってみませんか?

 

この記事のこれ以降のところでは、この「すずろ作法」のような考えかたや、こころがまえなどにまつわる、いろいろな言葉を引用して紹介していきたいとおもいます。

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脚注
  1. "young fitness woman runner running on sunrise seaside road" photo by lzf on Envato Elements[↩ Back]
  2. プレリュードなにはともあれ)」という言葉は、この画像に筆者(倉田幸暢)がつけた言葉です。 [↩ Back]

VRoid Studioをつかって、3Dアバターをつくってみました!

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

 

毎日毎日、東京ドームを満員にするお客さんが集まってくれて、そこに向けて「思い」や「考え」や「感じ」や「何かしら」を届けることができる。これが、なんでもないことだとは思えない。
 勝ちでも負けでもないけれど、「場」は、たしかにここにある。この場で何ができるか、次々に実験を重ねていくだけで、ぼくも含めたその場にいる人々は何かを経験することになる。
 これが、どういうことなのか、じつはぼくにもよくわかってはいない。
「何かができるような気がする」と思いながら生きていくのは、それだけでもけっこう楽しいものなのだ。「何かができるような気がする」という、無力感の逆のような心の状態というのは、やっと歩けるようになった赤ん坊が、笑いながら一歩ずつ進んでいくときの感じに似ているように思う。

―― 糸井重里「赤ん坊が笑いながら歩く」, 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』 (*1) (*2)

 

VRoid Studioというソフトウェアをつかって、3Dアバターをつくってみました!
(o≧ω≦)O

Vroid Studioをつかってつくった、VRM形式の3Dアバターは、下で紹介しているような、VR関連のいろいろな、ソフトウェアや、アプリや、ウェブサービスなどで、つかうことができます。

ですので、これで、VRも、VTuberも、やりほうだいになるかも!?
\(^0^)人(^0^)/

撮影_009_アニメーション_女性「勝利」

VRoid Studioを提供しているPixiv(ピクシブ)による、公式なVRoid StudioのPV映像)
(音声はついていません)
VRoid Studio - the first 3D character design software for illustrators

 

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脚注
  1. 出典: 糸井重里 (2004年) 「赤ん坊が笑いながら歩く」, 「第7章 『ほぼ日』幼年期の終わり」, 『ほぼ日刊イトイ新聞の本』, 講談社文庫, 講談社, 324~325ページ. [↩ Back]
  2. 引用文のなかの太文字や赤文字などの文字装飾は、引用者によるものです。 [↩ Back]

花祭り(奥三河・東栄町)についてのメモ

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

「神に捧げる 神と舞う 奥三河の花祭」チラシ_表
「神に捧げる 神と舞う 奥三河の花祭」のチラシの表側

「東栄町観光ガイドブック」_01_表表紙
「東栄町観光ガイドブック」のパンフレットの表表紙

ここでは、花祭り(奥三河・東栄町)についての覚書としてメモした内容の一部をシェアさせていただきたいとおもいます。

 

ぼくは、まだ、奥三河の花祭りには、行ったことがありません。

去年は、奥三河の花祭りのチラシをいくつか手に入れる機会があり、「花祭りに行ってみたいなぁ」とおもっていたものの、結局、行けずじまいになってしまっていました(汗)。

先日、たまたま、知人の方からいただいたメッセージで、花祭りのことを思い出したのですが、それがなければ、あやうく、今年も見逃してしまうところでした(汗)。

東栄町の各地でおこなわれる花祭りのなかで、どの地区の花祭りに行こうかと、いろいろ悩んだのですが、今回は、お正月におこなわれる、東栄町の古戸(ふっと)の地区の花祭りに行こうとおもいます。

これで、年末年始の予定は、比叡山延暦寺で鬼追式を見て、奥三河の東栄町の古戸で花祭りの鬼の舞を見て、そのあと、能の「翁」を見る、という、伝統芸能づくしの新春・オニオニパニック・弾丸ツアーになりそうですが(笑)、すごくたのしみです!
(o≧ω≦)O

 

(参考)
榊鬼勢ぞろい(東栄フェスティバル) - YouTube

東栄フェスティバルで行われた、榊鬼勢ぞろいのダイジェスト版です。最初に各保存会による舞の披露があり、その後に勢ぞろいが行われます。なんと、花祭の歴史で初の試みとのことです。

(「榊鬼勢ぞろい(東栄フェスティバル) - YouTube」の説明文より) (*1)

 

(参考)
スライドショー:奥三河や東栄町の花祭りなどについてのチラシやパンフレット(2018年入手)

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脚注
  1. 2019年11月27日閲覧. [↩ Back]

首塚大明神(酒呑童子の首を埋めた首塚)

By Yukinobu Kurata (倉田幸暢)

IMG_20190415_100308
首塚大明神の例祭(2019年4月15日) (*1)

 

首塚大明神の社(やしろ)の上に掲げられている扁額に書かれている和歌 (*2)

いにしえは
鬼のかしらと
いひけれど
いまは佛に
勝る首塚
  ―― 首塚大明神の扁額の和歌
           (*3) (*4) (*5)

 

 

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脚注
  1. この写真は、2019年4月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]
  2. この写真は、2017年3月に筆者が撮影した写真です。 [↩ Back]
  3. 「いにしえは 鬼のかしらと いひけれど いまは佛に 勝る首塚」。この和歌は、首塚大明神のお社(おやしろ)の上に掲げられている扁額に書かれている和歌です(筆者が2017年3月1日に現地にて確認しました)。[↩ Back]
  4. この和歌の文章(釈文)のなかの「ひらがなの文字」のなかには、実際には変体仮名へんたいがなの文字として書かれている文字があります。それらの変体仮名へんたいがなについては、つぎのとおりです。「鬼のかしらと」の「と」の文字は、変体仮名へんたいがなの「登」。「いひけれど」の「い」の文字は、変体仮名へんたいがなの「以」。「いまは佛に」の「に」の文字は、変体仮名へんたいがなの「尓」。[↩ Back]
  5. この和歌のおおまかな意味は、だいたいつぎのような意味なのではないかとおもいます。「昔は人々に害悪をなした鬼の首(酒呑童子の首)ではあるが、今ではその鬼の首の霊験によって、仏よりも人々の役に立っている首塚である」[↩ Back]