どうやら、大きな変化を起こす人には、
古今東西を問わず、ある種の共通点があるようです。

このことに気づいたのは、
ある2つの本で描かれている、時代も場所も異なる2種類の人々の間に
ある種の共通点を感じたのがはじまりでした。

その2種類の人々の片方は、
現代のアメリカのプログラマーであるPaul Graham (ポール・グレアム)が、
著書である 『ハッカーと画家』 というエッセー集のなかで語る
ハッカーの人々です。

そして、もう片方は、
司馬遼太郎の 『花神』 という日本の幕末期を描いた小説に登場する、
村田蔵六 (後の、大村益次郎)という人物をはじめとした
洋学者たちです。

「現代のハッカー」「幕末の洋学者」

この一見無関係に思える彼らには、
どうも共通点があるように思えてしかたありません。

しかも、その共通点は、
それこそが彼らを時代の変革者にしている重要な要因でもあるようです。

ですので、
この2種類の人々の共通点を探っていけば、

なにかに対して変化を起こそうとしている人にとって必要となる要素

知ることができるかもしれません。

さらに、そうして見つかった「変化を起こすための要素」は、
「現代」と「幕末」という時代の違いや、
「アメリカ」と「日本」という場所の違いとは無関係に

どんな時代でも、どんな場所でも通用するような、普遍的なもの

になるのではないかと思います。