「物語は人生、わたしたちはみな語り部」の記事一覧

「死を超えるものが欲しい」:幸村誠さんはどのような想いをもって『ヴィンランド・サガ』や『プラネテス』のマンガを描いておられるのでしょうか?

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

Over the Death Fence(*1)

 

僕がもし、今まさに飛び降りんとするその二人と、フェンス越しに話をするチャンスに恵まれたとして、何を言えば、また何をしたら、二人は金網のこっちに戻ってきてくれるんだろうか。

――― 幸村誠、『プラネテス』第3巻 (*2)

そんなアルネイズに
「だから生きろ」と言えるだけの言葉が
すぐには出てこなかった
 
死を超えるものが欲しい
 
アルネイズに胸を張って語ることができる
死を超えた救いと安らぎが生者の世界に欲しい
 
無いなら 作る
 

――― トルフィンの言葉、『ヴィンランド・サガ』第13巻 (*3)

 

目次
  1. はじめに
  2. 「なぜ・・・・・生きなければならないの?」
    1. 「死ぬ理由はないけど生きてる理由もない」と書き遺して死んだ二人の女の子
    2. 「穿つ問い掛け」
    3. 「アルネイズのために」という言葉に込められた、もうひとつの意味
      1. 第93話の扉絵の、微笑むアルネイズの絵が意味するもの
    4. 「死ぬとか、生きるとか、それらの意味とか」「やっぱり考えてしまうのです」
  3. 行き場のない人たちはどこへ行けばいいのか?
    1. 「行き場のない人たち」
    2. 「ここではないどこかに・・・・・・」
    3. 「私は船に乗りたいの!」
    4. 孤独な「家なき鳥」クリーア
    5. 「そのために生きなさい」
    6. 「世界はそこだけ、なんて風に考えるのはかなしい」
    7. 「きっといたと思います」
  4. 「本当の戦士」とはなにか?
    1. トールズが目指したもの
    2. アシェラッドが待ち望んだ「英雄」
    3. 「世界最強」のトルケルより強い者
    4. トルフィンの「本当の戦い」
      1. 「誓い」
      2. 「本当の戦い」
      3. 「最初の手段」
      4. 「戦士の誕生」
      5. 「無敵」
    5. 「まず逃げなさい」
      1. 「勝手に二択にするな」
    6. 「こうだったらいいのになとボクが願う主人公像、人間像」
      1. 「だめだった時期の経験もすべて無駄にならないような成長過程を経ているんじゃないか」
  5. 「愛」とはなにか?
    1. 「悪魔みたいな男」ロックスミスの「愛」
    2. 「酒呑み坊主」ヴィリバルドが語る「愛」と「愛という名の差別」
    3. 「叛逆の帝王」クヌートの「愛」と「楽土」
      1. 「ふたつの楽土」
    4. 「惑う人」星野八郎太の「愛」と「つながり」
    5. 「プラネテス」の意味は「迷い子たち」
    6. 「人は人にとって」
  6. なぜ生きるのか、なぜ描くのか
    1. 「漫画という「考える装置」」
    2. 「ボクは、ボクが教わったことを全力でこの漫画に描くつもりです」
  7. そのほかの話題
    1. 2つの「プロローグの終わり」
    2. 実在の人物であるトルフィン
    3. アニメ版の『プラネテス』のご紹介
    4. アニメ版の、いろいろな言語での「プラネテス」という言葉のモーフィング映像について
    5. 『ヴィンランド・サガ』が、ついにアニメ化!
    6. 『ヴィンランド・サガ』のトルフィンが、ゲームや、ショートアニメに登場!
    7. 『プラネテス』に登場した印象的な言葉
  8. 参考資料
    1. 参考資料:マンガ『プラネテス』関連
      1. インタビュー記事
    2. 参考資料:アニメ『プラネテス』関連
    3. 参考資料:『ヴィンランド・サガ』関連
      1. インタビュー記事

はじめに

『ヴィンランド・サガ』や、『プラネテス』というマンガの作者である、幸村誠さんという漫画家さんがおられます。

ぼくは、『ヴィンランド・サガ』と、『プラネテス』は、ほんとうにすばらしい作品だと、こころの底からおもいます。

もし、「あなたが1番おもしろいとおもうマンガを紹介してください」と誰かに聞かれたら、『プラネテス』と『ヴィンランド・サガ』を紹介します。

それくらい、この2つのマンガはすばらしい作品だとおもいます。

また、そういった作品を描いていらっしゃる作者である幸村誠さんも、とても興味深い人だとおもいます。

『プラネテス』と、『ヴィンランド・サガ』には、作者である幸村誠さんの問題意識があらわれているように感じられるところがたくさんあります。

そこで、今回は、「幸村誠さんが、『ヴィンランド・サガ』や『プラネテス』の作品を描くにあたって、どんな思いをもってマンガを描かれているのだろうか?」、ということをかんがえてみたいとおもいます。

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  1. 無料の写真: 手, ブーケ, フェンス, ギフト, 与えます, 祝います, 関係 - Pixabayの無料画像 - 1549224 by klimkin on Pixabay) [↩ Back]
  2. (幸村誠、(冊子のカバーの折り返しのところに掲載されている著者による文章)、『プラネテス』第3巻(冊子版)、アフタヌーンKC、講談社、2003年) [↩ Back]
  3. (トルフィンの言葉(幸村誠、「第93話 戦士の誕生」、『ヴィンランド・サガ』第13巻 Kindle版、アフタヌーンコミックス、講談社、2013年、185~190ページ)) [↩ Back]

おもしろいつながりと、新たな世界への「扉」

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

新たな世界への扉

(*1)

 

「どんな問題をやるにせよ、
 それをやらなければ生きてゆけないというテーマを探すのですね」

――― 上原専禄の言葉(阿部謹也、『自分のなかに歴史をよむ』) (*2)

 

「私は一夜にして研究者となった」―この頃にはすでにシュパヌートは、自分が死ぬまでこの伝説から解放されることはあるまいという予感を抱いていた。「私は鼠捕り男に身も魂も奪われてしまったのである」と。

――― 阿部謹也、『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』 (*3)

 

おもしろいつながりと、新たな世界への「扉」

ぼくが本を読んでいてとても胸が高鳴るのは、別々の本に書かれている一見まったく関係ないことがらのあいだに、おもしろいつながりを感じるときです。

そいうときは、もう、だれかにそのことを話したくて話したくてしょうがない、ウズウズした気持ちになります。

そうやって、新しい世界に足を踏み入れていくのがたのしいです。

ぼくは、これまでに、いろいろな本に新たな世界への「扉」を開いてもらいました。

なので、ぼくもだれかを新たな世界への「扉」の先へと案内してあげられたらいいなとおもっています。

下の写真のなかの本は、ぼくがとても知りたいとおもっているたいせつなことがらのなかで、いまとくに興味があるいくつかのことがらについて、いろいろとつながりを感じている本です。

ちなみに、下のURLの記事の動画も、こうした本を読んで知ったおもしろいことを、ほかの人たちにも紹介したくてつくったもののひとつです。

http://wisdommingle.com/?p=13001

こうしたものをとおして、いろいろな人たちに、いろんなおもしろいことを紹介できたらいいなとおもっています。

「ほら、新しい世界へのドアが開いた。
 
 わたしはそこで何を見つけられるかな」

(アーシュラ・K・ル=グウィン、『いまファンタジーにできること』) (*4)

 

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  1. 無料の写真: 図書, ストーリー, フォレスト, 不思議な世界, マジック, ドア - Pixabayの無料画像 - 2885315 by Reinhardi, on Pixabay) [↩ Back]
  2. (上原専禄の言葉(阿部謹也、「ハーメルンの笛吹き男とは」、「第五章 笛吹き男との出会い」、『自分のなかに歴史をよむ』、ちくま文庫、筑摩書房、18ページ)) [↩ Back]
  3. (阿部謹也、「伝説の中を生きる老学者」、「現代に生きる伝説の貌」、『ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界』、ちくま文庫、筑摩書房、1988年、295ページ) [↩ Back]
  4. (アーシュラ・K・ル=グウィン、翻訳:谷垣暁美、「メッセージについてのメッセージ」、『いまファンタジーにできること』、河出書房新社、2011年、174ページ) [↩ Back]

伝説の陰陽師 安倍晴明の真実の姿がついに明らかに!

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

呪術と式神を操り 平安時代の京都で
闇の眷属たちと闘ったとされる伝説の陰陽師
安倍晴明真の姿がついに明らかに!

上の動画では、伝説の陰陽師 安倍晴明の実像についてお話しています。

この動画では、つぎのようなことをお話しています。

  • 晴明は、●●歳になっても仕事に就いていなかった!?
  • 晴明は、ホントはお●●さん!?
  • 始末書を書かされた晴明。
  • 晴明の力の秘密は、式神でも呪術でもなく、●●!?
  • 自作自演の自慢話ばかりする晴明!?
  • 晴明が、上司の手柄を横取り!?
  • 晴明の仕事は、●●係や、●●や●●倉庫の管理!?
  • ハングリー精神にあふれ、野望に燃える晴明。
  • 晴明のご先祖様は、かぐや姫のお知り合い!?

もし、陰陽師や、安倍晴明に興味があれば、上の動画を見てみてください。
きっと楽しんでもらえるとおもいます。
(o≧ω≦)O

目次
  1. 参考文献
    1. 『安倍晴明―陰陽の達者なり』
    2. 『卑賤観の系譜』
    3. 『日本民衆文化の原郷―被差別部落の民俗と芸能』
    4. 『日本巫女史』
    5. 『安倍晴明―陰陽師たちの平安時代』
    6. 『「芸能と差別」の深層―三国連太郎・沖浦和光対談』
    7. 『陰陽道の本―日本史の闇を貫く秘儀・占術の系譜』
    8. 『陰陽道とは何か―日本史を呪縛する神秘の原理』
    9. 『陰陽師の原像―民衆文化の辺界を歩く』
    10. 『陰陽五行と日本の民俗』
    11. 『王朝貴族の病状診断』
    12. 『陰陽夜話』
    13. 『鬼がつくった国・日本―歴史を動かしてきた「闇」の力とは』
    14. 『酒呑童子の誕生―もうひとつの日本文化』
    15. 『陰陽師―安倍晴明と蘆屋道満』
    16. 『安倍晴明伝説』
    17. 『平安貴族と陰陽師―安倍晴明の歴史民俗』
    18. 『憑霊信仰論 妖怪研究への試み』
    19. 『酒呑童子異聞』
    20. 『酒呑童子の首』
    21. 『日本のまつろわぬ民』
    22. 『呪いと日本人』
    23. 『鬼の研究』
    24. 『病が語る日本史』
    25. 『安倍晴明「闇」の伝承』
    26. 『陰陽師―安倍晴明の末裔たち』
    27. 『鬼ともののけの文化史―絵で見て不思議!』
    28. 『鬼 (Truth In Fantasy)』
  2. さらなる「扉」の向こうへ
  3. 使用した素材
    1. 画像
      1. キャラクター画像
      2. Wikimedia Commonsの画像
      3. 国立国会図書館デジタルコレクションの画像
      4. Pixabayの画像
      5. そのほかの画像
    2. BGM
    3. 効果音
  4. 使用したソフトウェア
    1. 動画編集
    2. キャラクター画像の作成
    3. 画像編集
    4. 台本の読み上げ音声作成(キャラクターの声の作成)
    5. そのほか
  5. 動画のチャンネル登録は、こちらからどうぞ

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みんなのための「キャンバス」を、みんなのための「物語」を

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

Christmas embroidery mounted on canvas (*1)

 

「私には夢がある、
 
 いつの日にか、すべての谷は隆起し、
 丘や山は低地となる。
 
 荒地は平らになり、
 歪んだ地もまっすぐになる日が来ると」

――― マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、「I Have a Dream」 (*2) (*3)

「HTML5 は、その定義にも書かれているように、
 環境、ディスプレイ、あるいは
 技術とは独立して動作する Web 技術です。
 Web 上で成功するため柔軟性を最大限に備えています。
 
 そして Web もその定義通り解釈すれば、
 すべての人のために存在するのであって、
 非常に高価なハードウェアを購入する余裕があり
 一企業によって管理された固定環境に縛られることもいとわない、
 少数の恵まれた人たちのためだけのものではありません。
 …
 これこそ多くの人たちが
 Web 上で何かを始めてきた大きな理由であり、
 今もそれは変わりません。
 そして Web では誰も閉め出されることはありません。」

――― Chris Heilmann、「HTML5 にまつわる誤解を解く」 (*4)

「人の一生は短い。
 
 それひとつでは意味をなさない一瞬の "光" だ。
 
 だから人を愛せ。
 
 絶望する前に、いまできる最善のことを見つけろ。

 そうして連なり、響きあった時に、
  "光" は初めて意味をなす」

――― サイアム・ビスト、『機動戦士ガンダムUC』 (*5)

「みんなのために・・・
 
 みんなのために使う
 
 連邦もジオンも
 宇宙も地球も関係ない
 
 みんなのためにラプラスの箱を」

――― バナージ・リンクス、『機動戦士ガンダムUC』 (*6) (*7)

 

目次
  1. 「ここにもそこにも あそこにも!!」
  2. 猫耳で、ニコニコな、おやじキラー
  3. 世界を読みきれなかった「ヒットラーの尻尾」
    1. 「WHO ARE YOU? お前は誰だ… 正義か悪か 神か邪悪か」
      1. 喧伝と隠蔽のあいだに
    2. 「彼には何もわかっちゃいない」
    3. 「そばにいる者を踏み台にでもしない限り」
    4. 「一番鷄の鳴くころにとび起きて、せっせと利益ばかり漁る人は」
    5. 「おごれる人も久しからず」
    6. 「道にかなっていなければ早く滅びる」
    7. 「iQuit」
    8. 「独裁者」
    9. 「友よ、わたしもまた君と同じことだ」
  4. 「インターネットは誰のもの?」
    1. 「開かれた社会とその敵: 独裁制の後遺症」
      1. 引き裂かれるオープンソサエティと、クローズドソサエティによる囲い込み
      2. 「グミ族のオリ」の寓話
      3. 「国境線」
    2. ウェブOS と ウェブアプリ
    3. 「みんなのインターネット」
  5. どんな表現でも描くことができる「キャンバス」
    1. Chrome公式のブラウザゲーム - 「World Wide Maze」
    2. レトロな多人数同時参加型オンラインRPG - 「BrowserQuest」
    3. 高速3Dレーシングゲームをブラウザで - 「HexGL」
    4. ゲームエンジン - 「Unreal Engine」
    5. ゲームエンジン - 「Unity 5」
    6. コードコミュニティ - 「jsdo.it」
    7. ブラウザゲームコミュニティ - 「jsdo.it HTML5-Games」
    8. ぼくも作っちゃいましたよ、ブラウザゲーム!
  6. 「みんなのために・・・」
  7. みんなのための「物語」を
    1. 「天空にこだませよ歓喜の歌」
    2. 「遊びをせんとや生れけむ」
      1. 「楽しい」+「受け応え」=「遊び」
    3. 「誤解なくわかり合えるように」
    4. 夢か、現か、幻か
  8. 「おもい」をのせて
  9. 「先行きが安らかであることを 実りある時代になることを」

続きを読む

  1. Christmas embroidery mounted on canvas by Teresa DownUnder, on Flickr) [↩ Back]
  2. マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)、「I Have a Dream」「私には夢がある」、1963年8月28日)) [↩ Back]
  3. (「I Have a Dream」の全文(英語)、BBC NEWS | Americas | 'I have a dream') [↩ Back]
  4. Chris Heilmann、「HTML5 にまつわる誤解を解く | Mozilla Developer Street (modest)」(原文:「HTML5 mythbusting ✩ Mozilla Hacks – the Web developer blog」)) [↩ Back]
  5. (サイアム・ビストの言葉、著者:福井晴敏、『機動戦士ガンダムUC (10) 虹の彼方に (下)』(小説)、角川書店(角川グループパブリッシング)、角川コミックス・エース、2009年、116ページ) [↩ Back]
  6. (「みんなのために・・・ みんなのために使う 連邦もジオンも 宇宙も地球も関係ない みんなのためにラプラスの箱を」、バナージ・リンクス、『機動戦士ガンダムUC episode6「宇宙(そら)と地球(ほし)と」』(アニメ)) [↩ Back]
  7. (参考:episode6「宇宙(そら)と地球(ほし)と」のテレビCMの映像、機動戦士ガンダムUC episode6『宇宙と地球と』TVCM(アニメ)) [↩ Back]

「フィリッポス王を倒せ!」の物語と、ロバート・マッキーの人を動かすストーリーテリングの技術

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

(*1)

 

こんにちは、倉田幸暢です。

今回は、
「フィリッポス王を倒せ!」というお話から
はじめてみたいとおもいます。

目次
  1. 「フィリッポス王を倒せ!」
  2. ストーリーテリングの世界的権威ロバート・マッキーが語る、2つの説得方法
    1. 「説得しようとしている間、聞き手は頭のなかで反論している」
    2. 「人の心に訴える物語を語る」
  3. ロバート・マッキーの教え子たちがつくった映画・テレビドラマは世界中で大ヒット
    1. 『フォレスト・ガンプ/一期一会』(Forrest Gump)
    2. 『ロード・オブ・ザ・リング』(三部作)(Lord of the Rings I, II, III)
    3. 『トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』(Toy Story)(Toy Story 2)
    4. 『プライベート・ライアン』(Saving Private Ryan)
    5. 『ファインディング・ニモ』(Finding Nemo)
    6. 『ミリオンダラー・ベイビー』(Million Dollar Baby)
    7. 『CSI:科学捜査班』(CSI: Crime Scene Investigation)
    8. 『ビューティフル・マインド』(A Beautiful Mind)
    9. 『デスパレートな妻たち』(Desperate Housewives)
    10. 『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace)
    11. 『アイアンマン』(Iron Man)
    12. 『ダ・ヴィンチ・コード』(The DaVinci Code)
    13. 『エレファント・マン』(The Elephant Man)
    14. 『ER緊急救命室』(ER)
    15. 『エアフォース・ワン』(Air Force One)
    16. 『めぐり逢えたら』(Sleepless in Seattle)
    17. 『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(A Fish Called Wanda)
    18. 『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)
    19. 『NYPDブルー』(NYPD Blue)
    20. そのほかの、ロバート・マッキーの教え子の作品
  4. ロバート・マッキーの教え子の映画監督・脚本家・小説家・映画プロデューサーたち
    1. 『スター・ウォーズ』の脚本家、ローレンス・カスダン(Lawrence Kasdan)
    2. 『ファインディング・ニモ』の監督、アンドリュー・スタントン(Andrew Stanton)
    3. 『ロード・オブ・ザ・リング』の監督、ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)
    4. 『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家、ポール・ハギス(Paul Haggis)
    5. 『バットマン』の監督、ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)
    6. 『ビューティフル・マインド』の脚本家、アキヴァ・ゴールズマン(Akiva Goldsman)
    7. 『明日に向って撃て!』の脚本家、ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman)
    8. 『ピアノ・レッスン』の監督、ジェーン・カンピオン(Jane Campion)
    9. 『バガー・ヴァンスの伝説』の原作小説家、スティーヴン・プレスフィールド(Steven Pressfield)
  5. ロバート・マッキーの教え子の俳優・女優たち
    1. メグ・ライアン(Meg Ryan)
    2. ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)
    3. デヴィッド・ボウイ(David Bowie)
    4. ジョン・クリーズ(John Cleese)
    5. エディー・イザード(Eddie Izzard)
    6. カーク・ダグラス(Kirk Douglas)
    7. キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans)
  6. ロバート・マッキーの教え子たちは、アカデミー賞の常連
    1. アカデミー賞を受賞した教え子は、60人以上
    2. エミー賞を受賞した教え子は、200人以上
    3. 全米脚本家組合賞(WGA Award)を受賞した教え子は、100人以上
    4. 全米監督協会賞(DGA Award)を受賞した教え子は、50人以上
  7. ロバート・マッキーのストーリーテリングの技術をビジネスに活用している企業
    1. ナイキ(Nike)
    2. マイクロソフト(Microsoft)
    3. シーメンス(Siemens)
    4. メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
    5. ペプシコ(PepsiCo(ペプシコーラ))
    6. クラフトフーズ(Kraft Foods)
    7. UBISOFT(ユービーアイソフト)
    8. バーバラ・ミント(Barbara Minto)
  8. ロバート・マッキーからストーリーテリングの技術を学んで業績を向上させた企業の事例
    1. ボルト・カンパニー(Boldt Company)(建設会社)の事例
    2. WAGAS(再保険の仲介業などの会社)の事例
    3. ウォールストリートでの資金調達のためのプレゼンテーションの事例
  9. ストーリー制作の聖典(バイブル)、ロバート・マッキーの名著『Story』の日本語訳版
    1. 『ハイ・コンセプト』のダニエル・ピンクが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』
    2. 「プロダクトローンチフォーミュラ」の生みの親、ジェフ・ウォーカーが語る、ロバート・マッキーの『ザ・ストーリー』
  10. 「世界があなたに求めるのは勇気です」

「フィリッポス王を倒せ!」

今から2000年以上昔の紀元前4世紀の
古代ギリシャの時代。

Akropolis by Leo von Klenze
古代ギリシャの都市国家アテネ (*2)

都市国家アテネに、
2人の男がいました。

Démosthène s'exerçant à la parole (1870)
デモステネス (*3)

Aiskhines Pio-Clementino Inv297
アイスキネス (*4)

デモステネスは、政治家・弁論家であり、
アイスキネスは、その政治上のライバルでした。

当時は、マケドニアのフィリッポス王が
ギリシャ全土を支配するために
アテネに戦争をしかけようとしている危機的な状況でした。


ギリシャ全土を支配しようとアテネに侵攻するマケドニア軍の映像(15秒間の抜粋)。
眼帯をしている馬上の人物がフィリッポス王。 (*5)

迫り来るマケドニアの侵略にどのように対応するべきか?

マケドニアに抵抗して戦うのか?
それとも、マケドニアに服従するのか?

国家の存亡をかけたこの運命の選択をめぐって、
アテネの世論はまっぷたつに分かれて
激しく対立していました。

徹底抗戦を主張したのがデモステネスで、
服従を説いたのがアイスキネスでした。

2人は、人々を説得して
自分の主張に賛同してもらうために
それぞれに演説をおこないました。


古代アテネでの演説の様子 (*1)

アイスキネスが演説すると、
人々は「なんと話がうまい人だ」と関心しました。

一方、デモステネスが演説すると 続きを読む

  1. (古代アテネでの演説の様子(ペロポネソス戦争Peloponnesian War)の戦没者に対する国葬の際におこなわれた、ペリクレスPericles)による戦没者追悼演説の様子)、Discurso funebre pericles by Philipp Foltz via Wikimedia Commons) [↩ Back] [↩ Back]
  2. (古代ギリシャの都市国家アテネ、Akropolis by Leo von Klenze via Wikimedia Commons) [↩ Back]
  3. (デモステネス、Démosthène s'exerçant à la parole (1870) by
    Jean-Jules-Antoine Lecomte du Nouÿ via Wikimedia Commons) [↩ Back]
  4. (アイスキネス、Aiskhines Pio-Clementino Inv297 via Wikimedia Commons) [↩ Back]
  5. (ギリシャ全土を支配しようとアテネに侵攻するマケドニア軍の映像、The Macedonian phalanx. on YouTube) [↩ Back]

自主制作3Dアニメ「最大の恐怖は自分の計り知れない力だ」

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

「最大の恐怖は無力と知ることではない
 最大の恐怖は自分の計り知れない力だ」

・・・という出だしで始まる有名な一節を引用して、自主制作アニメ(3Dアニメーション)として、3種類の映像で表現してみました!
(o≧ω≦)O


星空の下で

大画面&高画質で見るには、コチラをクリック!

YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=ZMdkZeCzj44

 


図書館にて

大画面&高画質で見るには、コチラをクリック!

YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=tQroTplYWqg

 


星空とともに

大画面&高画質で見るには、コチラをクリック!

YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=mSRDQ8Sja3I

 

続きを読む

「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜」に行ってまいりました!

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

2014年5月17日から上映&配信がはじまる、アニメ『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の最終話、episode7「虹の彼方に」のプロモーションのために開催された、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜」(ロード・トゥ・エピソード7)という展示会に行ってまいりました!

『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のメインビジュアル
「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜」
『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のメインビジュアル

ちなみに、↓これが、アニメ『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の最終話、episode7「虹の彼方に」の予告映像でございます!

この動画を見るだけで、今からわくわくしてしまいますね!(笑)

機動戦士ガンダムUC episode 7 特報1 - YouTube

機動戦士ガンダムUC episode 7 特報2 [HD] [PlayStation®Store] - YouTube

機動戦士ガンダムUC episode 7 プロモーション映像01 [HD] [PlayStation®Store] - YouTube

機動戦士ガンダムUC episode 7 プロモーション映像02 [HD] [PlayStation®Store] - YouTube

epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる!機動戦士ガンダムUC [HD] [PlayStation®Store] - YouTube

[英語版]epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる!機動戦士ガンダムUC
MOBILE SUIT GUNDAM UC episode 1-6 Digest All in 100 Sec.! (English)

episode 7 の冒頭の7分間の映像

それでは、エピソード7「虹の彼方に」を見る前に、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜」に展示されていた、設定資料や、原画、解説文、イラスト、ガンプラなどを見ながら、ガンダムユニコーンの物語世界の予習・復習をしていきましょう!(笑)

▲ もくじへもどる

「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜」の概要

「機動戦士ガンダム UC展 ~Road to episode 7」
http://www.gundam-unicorn.net/event/

概要

2010年春より映像展開がスタートした「機動戦士ガンダムUC」。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後の世界を描いた
この作品の魅力を、展示や映像・ガンプラ等で余すことなく紹介します。

  ・「機動戦士ガンダム」から続く〔宇宙世紀〕と、これまでに公開されたepisode 1~6を振り返ります。
  ・「機動戦士ガンダムUC」の世界を、舞台設定、キャラクター、メカニック、設定資料等、様々な側面から紹介。ガンプラも多数展示。
  ・イベント限定ガンプラをはじめ、機動戦士ガンダムUC関連商品の販売も行います。

既にファンの方から、初めてUCに触れていただく方まで、幅広く楽しんでいただけるイベントです。皆様の御来場をお待ちしております。

(「機動戦士ガンダム UC展 ~Road to episode 7」より)

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)展〜Road to episode7〜

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「最大の恐怖は無力と知ることではない 最大の恐怖は自分の計り知れない力だ」 "Our deepest fear is not that we are inadequate. Our deepest fear is that we are powerful beyond measure." (映画『コーチ・カーター』より)

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

映画『コーチ・カーター』(「Coach Carter」)

「最大の恐怖は無力と知ることではない
 最大の恐怖は自分の計り知れない力だ」

("Our deepest fear is not that we are inadequate.
  Our deepest fear is that
  we are powerful beyond measure.")

この言葉は、映画「コーチ・カーター」(「Coach Carter」)で、チモ・クルーズがカーターコーチにお礼を言う場面で引用されていた言葉です。

チモ・クルーズがカーターコーチにお礼を言う際に
「最大の恐怖は・・・」("Our deepest fear...")の言葉を引用する場面

最大の恐怖は無力と知ることではない

最大の恐怖は自分の計り知れない力だ

恐ろしいのは自分の闇ではなく光

自分の力を隠し、周囲の者たちを不安にさせないよう縮こまっていては世界を照らすことはできない

小さな子供らと同じように輝こう

すべての人の内に光がある

自分自身を輝かせれば、まわりの者たちも自然と輝きはじめる

恐怖から解き放たれさえすれば、まわりの者達も解き放つことになる

  

「コーチにお礼を言いたかったんです

 命を救ってくれた」

  

「私こそ感謝する

 君らみんなに」

(チモ・クルーズのお礼の言葉と、ケン・カーターの感謝の言葉、『コーチ・カーター』)(*1)

Our deepest fear is not that we are inadequate. Our deepest fear is that we are powerful beyond measure. It is our light, not our darkness, that most frightens us.

Your playing small doesn't serve the world. There's nothing enlightened about shrinking so that other people won't feel insecure around you. We are all meant to shine, as children do.

It's not just in some of us; it's in everyone. And as we let our own light shine, we unconsciously give other people permission to do the same. As we're liberated from our own fear, our presence automatically liberates others.

  

"Sir I just wanna say thank you...

 You saved my life."

  

"Thank you, sirs.

 All of you."

(Timo Cruz のお礼の言葉と、Ken Carter の感謝の言葉、『コーチ・カーター』)(*2)

この言葉の出典元は、 続きを読む

  1. (チモ・クルーズのお礼の言葉と、ケン・カーターの感謝の言葉、映画『コーチ・カーター』、1:45:16~1:47:37、パラマウント映画、2005年) [↩ Back]
  2. (チモ・クルーズ(Timo Cruz)のお礼の言葉と、ケン・カーター(Ken Carter)の感謝の言葉、映画『コーチ・カーター』、1:45:16~1:47:37、映画『コーチ・カーター』、2005年) [↩ Back]

「あの時 あなたは 僕を守ってくれなかったじゃないですか」 「あなたが正しいと言うのなら なんで守ってくれなかったんです」

By 倉田 幸暢 (Yukinobu Kurata)

「あの時 あなたは

 僕を守ってくれなかったじゃないですか」
 
「あなたが正しいと言うのなら

 なんで守ってくれなかったんです」

――― 瀬田宗次郎、『るろうに剣心』 (*1)

閉ざされたドアの向こうで吹きあれる戦争で、どれほど多くの子どもたちが不具にされているかということに、だれも気づかない。そしてだれも、魂を失った人々を助けるすべを知らない。

――― 『母に心を引き裂かれて』 (*2)

「これで・・・

 これでもう・・・

 戦わなくて済む

 殺し合いの螺旋から

 俺は降りる」

――― 辻風黄平、『バガボンド』 (*3)

in this waking hell I am
witnessing more than I can compute
この燃え盛る
理解をこえた地獄の目撃者

pray myself we don't forget
lies, betrayed and the oppressed
嘘や裏切り
虐げられた人々を決して忘れない

please give me the strength to be the truth
真実であるための力を私の手に

people facing the fire together
if we don't, we'll lose all we have found
この炎に立ち向かう
そうしない事は全てを失う事だから

――― ORIGA、「rise」 (*4)

これからお話する話の登場人物についてですが、あるいは、今、あなたのすぐちかくにいる、あなたがとてもよく知っているその人、ということになるかもしれません。

ですが、ここでは話の都合上、舞台となる時代と場所は、今ではないいつか、ここではないどこか、ということにしておきます。

正確には、「いつの時代でもあり得る」し、「どこの場所でもあり得る」といえます。

過去のことかもしれないし、現在のことかもしれないし、未来のことかもしれません。

地球の裏側で起こっていることかもしれないし、名前くらいは聞いたことがあるあの場所で起こっていることかもしれないし、あなたのすぐそばで起こっていることかもしれません。

ですが、とりあえずそのことはおいておいて、今ではないいつか、ここではないどこか、ということにしておきます。

そして、登場人物はその、今ではないいつか、ここではないどこかにいる、ある子どもです。

ここでは、その子がどのような名前で呼ばれているのか、ということも、その子の性別が男性か女性か、ということも、とくに重要なことではありません。

なぜなら、「どのような名前でもあり得る」し、「どちらの性別でもあり得る」といえるからです。

聞いたこともないような名前かもしれないし、あの人とおなじ名前かもしれないし、あなたとおなじ名前かもしれません。

ですが、ここではとりあえず、その子の名前を「宗次郎」と呼ぶことにします。

この「宗次郎」という子どもは、深刻な問題を抱えている「親」と、幼い頃からともにいることを強いられることになるために、自身もこころに傷を負うことになります。

これは、そんな「宗次郎」たちのお話です。

 

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  1. (瀬田宗次郎(声優:日髙のり子)、原作:和月伸宏(脚本:島田満、監督:古橋一浩)、第55話「嵐の夜の惨劇・宗次郎の過去」、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(アニメ)) [↩ Back]
  2. (ジョアンナの日記の抜粋、クリスティーヌ・A・ローソン(Christine Ann Lawson)(翻訳:遠藤公美恵)、7章「迷える子どもたち―「完璧な」子どもと「くずの」子ども」、『母に心を引き裂かれて―娘を苦しめる“境界性人格障害”の母親』、196~197ページ) [↩ Back]
  3. (辻風黄平、作者:井上雄彦、「#125 螺旋」、第13巻、『バガボンド』) [↩ Back]
  4. (歌手:ORIGA(オリガ)、作詞:Tim Jensen(ティム・ジェンセン) / ORIGA(オリガ)、(英語とロシア語で書かれた歌詞の日本語訳:Mayu Jensen(麻由ジェンセン) / ORIGA(オリガ))、作曲:菅野よう子(Yoko Kanno)、楽曲名:「rise」(アニメ『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』オープニング主題歌)、CDの題名:『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX オープニングテーマ「GET9」』、2004年、ビクターエンタテインメント株式会社、(CDに付属しているブックレットに掲載されている「rise」の歌詞)、(CDに付属しているブックレットに掲載されているスタッフクレジット)) [↩ Back]

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