「酒呑童子説話の研究 : 酒呑童子の中世説話について考えることをとおして、見せかけの覆いをとりはらった人間の姿を知る」の記事一覧
世界鬼学会の会報誌に掲載された「伊吹弥三郎の岩屋と井明神社 : 姉川を生き、妹川に没した、伊吹山の水竜鬼の生と死」の記事を紹介します。「鬼伊吹」と呼ばれた伊吹弥三郎にゆかりのある伊吹山の洞窟や、高時川のほとりのお社を、動画や地図やイラストをまじえて紹介しています。
鬼伊吹と呼ばれた伊吹山の伊吹弥三郎が「生きた場所」と「死んだ場所」として、伊吹弥三郎の岩屋(伊吹山の洞窟)と、井明神社(高時川のほとりのお社)を紹介します。伊吹弥三郎は、酒呑童子と同様の人物として描かれたり、酒呑童子(伊吹童子)の父親とされることがあったりと、酒呑童子にも縁のある人物です。
世界鬼学会の会報誌に掲載された「鬼の比叡山 : 比叡山めぐり鬼紀行」の記事を紹介します。比叡山延暦寺のあちこちに残されている「鬼の伝承」と、それらにまつわる名所旧跡を、イラストや地図をまじえて紹介しています。
比叡山延暦寺の鬼にまつわる伝承や名所旧跡を紹介します。神道系の鬼(地霊)や、仏教系の鬼(邪鬼、夜叉、羅刹)、人鬼系の鬼(盗賊)、修験道系の鬼(山伏系の鬼、天狗)、魑魅魍魎などなど、いろいろな鬼スポットで鬼との出会いをたのしんでみてください。
世界鬼学会の会報誌が届いたので、そこに掲載されている「鬼ヶ洞と鬼腰掛岩」の記事を紹介します。これらの名所旧跡は、酒呑童子や、鬼童丸(鬼同丸)や、八瀬童子の祖先の鬼にゆかりのある場所です。これらは、京都洛北の八瀬と、比叡山延暦寺の周辺にあります。
人は、自分自身がおもしろいとおもうことについて、「まなぶ」「つくる」「わかちあう」という3つのことをしていくことで、おもしろいことをしつづけながら、たのしくくらしていけるのではないかとおもいます。そのことをつたえていくために、ぼくがしている活動を紹介します。
By doing three things—"Study", "Make", and "Share"—about what you find interesting, you can continue to do interesting things and live happily. I'd like to introduce my activities to convey it to the people.
酒呑童子や鬼童丸(鬼同丸)や八瀬童子の祖先の鬼ゆかりの鬼ヶ洞や鬼腰掛岩は、八瀬や比叡山延暦寺の周辺にある名所旧跡です。鬼にまつわるそれらの場所の地図や、そこへの道のり(ルート)の動画、それらが記された古文献なども紹介ます。
『山門三塔坂本惣絵図』(さんもんさんとう さかもと そうえず)は、比叡山延暦寺の境内と坂本地区を描いた古地図です。成立年代は 1767年(江戸時代中期)。作者不詳。第1鋪と第2鋪の2つの地図で構成されます。
Sanmon-Santō Sakamoto Sōezu is the two old maps that shows the precincts of Enryakuji Temple on Mount Hiei and Sakamoto area at the foot of Mount Hiei, Otsu City, Shiga Prefecture, Japan. The maps was made in 1767 (the middle of the Edo period, Japan).
世界鬼学会の会報誌(第25号)が届いたので、その会報誌と、そこに掲載されている、ぼくの記事「青き鬼の霊木と、比叡山の水神たる酒天童子」を紹介します。その記事では、香取本『大江山絵詞』の「酒天童子(酒呑童子)が変化した楠」や、叡山開闢譚の霊木、その守護者であった青鬼、酒天童子の水神としての性質、などについてお話しています。
香取本『大江山絵詞』の絵巻物に記されている「酒天童子(酒呑童子)が変化した楠」を出発点として、それに関連する叡山開闢譚の霊木や、その守護者であった青鬼、そこからさらに、酒天童子の水神としての性質などについてお話します。
「酒天童子なる存在も、当然、護法という視点から見直される必要があろう。すると、酒天童子こそ護法の属性をことごとく備えた存在であることに気づくのである。〔中略〕諸絵巻に描かれた酒天童子の姿は葛川明王院の碑伝に描かれた護法と驚くべき類似を示している」(天野文雄「酒天童子と護法童子と」,「「酒天童子」考」)
近江国(滋賀県)の高島(高嶋)にある、三尾神社や水尾神社に祀られている三尾明神は、三尾氏の氏神であったようです。このことから、三尾氏は、『長谷寺縁起絵巻』の物語とのつながりがあるのかもしれません。もしそうだとすると、三尾氏と、香取本『大江山絵詞』の絵巻の酒天童子(酒呑童子)の伝説のあいだにも、つながりがあるのかもしれません。
『長谷寺縁起絵巻』に登場する、三尾明神と、祟りをなす霊木(御衣木)の楠と、香取本『大江山絵詞』に登場する、平野山(比良山地)の地主神(比良明神)としての酒天童子と、酒天童子が変化した姿である祟りをなす楠の巨木との、類似性についてお話します。
天台修験の密教行者の三大聖地のひとつである、葛川坊村の息障明王院を紹介します。なお、現存最古の酒天童子(酒呑童子)の伝説が描かれている香取本『大江山絵詞』の絵巻の誕生には、中世の比叡山延暦寺や、天台修験(天台宗の修験道)の密教行者(修験者、山伏)などが深くかかわったとされています。
『石山寺縁起絵巻』の詞書と絵図を紹介します。この絵巻には、香取本『大江山絵詞』の絵巻に描かれている、鬼王である酒天童子(酒呑童子)の原型のひとつとなったとおもわれる、比良明神という神が登場します。
酒呑童子(酒天童子)の伝説の一部は比叡山延暦寺で作られました。そのため比叡山には、酒呑童子の伝説とのつながりを感じさせるモノがいろいろあります。それらのなかから、延暦寺の根本中堂の屋根に設置されている、まるで酒呑童子のような色をした赤い鬼瓦について、お話してみたいとおもいます。
ここでは、花祭り(奥三河・東栄町)についての覚書としてメモした内容の一部をシェアさせていただきたいとおもいます。
首塚大明神は、京都市西京区の老ノ坂峠(大枝山)にある、鬼王・酒呑童子の首が埋められたという伝説がある神社です。その首塚大明神についてくわしくお話します。
「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のPV映像のなかで使用している、写真や動画や絵巻物の絵図などの出典や、古典などから引用した文章や、その引用文の出典の情報など、この映像の制作作業の舞台裏の情報を紹介します。
酒天童子(酒呑童子)の側近であるとおもわれる「麒麟無極」と「邪見極大」という二人の鬼の正体について、香取本『大江山絵詞』の絵巻物の詞書などから考えてみました。
世界鬼学会(日本の鬼の交流博物館)の主催で開催された、世界鬼学会設立25周年記念イベントの「鬼シンポジウム in ふくちやま 2019」を紹介します。世界鬼学会(鬼学会)というのは、鬼好きな人たちや鬼に興味がある人たちが集まっている、すてきコミュニティーです。
現存最古の酒呑童子説話を伝える香取本『大江山絵詞』の絵巻に記されている「平野山」と「近江国かが山」とは、どこの場所なのか。また、酒呑童子説話の成立に大きくかかわった比叡山延暦寺とそれらの土地とは、どのようなかかわりがあったのか、ということをお話します。
比叡山延暦寺の無動寺谷に所属していた修験道の山伏(修験者)や、無動寺谷に関連があった記家のひとたち(学僧)が、香取本『大江山絵詞』のなかで描かれている酒天童子(酒呑童子)の物語の創作に、ふかくかかわったという説について、お話します。
「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」というご質問をいただいたので、「比叡山めぐり鬼紀行」の名所旧跡の記事と、「鬼王巡礼:酒呑童子八千箇所(やちかしょめぐり)」の地図を紹介します。
現存最古の酒呑童子説話の絵巻物である香取本『大江山絵詞』の物語のなかで描写されている酒天童子(酒呑童子)のすがたには、山魈(マンドリル)、大猩猩(ゴリラ)、白猿(ハヌマンラングール)の、3つの「サル」の要素がふくまれている、ということについてお話します。
酒呑童子の説話や伝説になんらかのかかわりがある各地のさまざまな名所旧跡を紹介します。「酒呑童子八千箇所(やちかしょめぐり)」というのは「酒呑童子にゆかりのあるとてもたくさんの場所をめぐる」という意味です
『酒呑童子絵巻』の修復のためクラウドファンディングを支援してみました。その絵巻は、江戸時代に京都でつくられ、明治時代に海外へ持ち出され、アメリカや、ベルギーなどの世界各地をめぐったすえに、130年ぶりに京都にもどってきて、現在は、立命館大学アート・リサーチセンターに所蔵されています。
図書館で借りた本のおかげで『大江山絵詞』という絵巻物に描かれている酒呑童子(酒天童子)の説話についての研究が、おもいがけず、もんのすっごい進展しました。それまで欠けていた、いくつかの「ミッシングリンク」が埋まって、展望がおおきく広がりました。
「「大事な発見は、自分ひとりだけでしまっておいてはいけないよ」とビッケは言います。「かくしておいたら、何も進歩しないもの。ほかの人と分かちあえば、ほかの人もまた、いいことを教えてくれるだろう。そうすれば、みんながよくなる!」
現存最古の酒呑童子説話の絵巻物『大江山絵詞』(香取本)の、詞書の文章や、詞書の現代語訳や、詞書と絵図の本来の並び順、などについてお話します。
かつて比叡山の東塔北谷地区にあった鬼の霊木の伝承と、比叡山延暦寺が竜宮であり、酒呑童子がそこに坐(いま)す水神であったということについて。
この動画では、伝説の陰陽師 安倍晴明の真実の姿を紹介します。呪術と式神を操り平安時代の京都で闇の眷属たちと闘ったとされる人物の実像とは?