「鬼王巡礼 : 酒呑童子八千箇所めぐり」の記事一覧
鬼伊吹と呼ばれた伊吹山の伊吹弥三郎が「生きた場所」と「死んだ場所」として、伊吹弥三郎の岩屋(伊吹山の洞窟)と、井明神社(高時川のほとりのお社)を紹介します。伊吹弥三郎は、酒呑童子と同様の人物として描かれたり、酒呑童子(伊吹童子)の父親とされることがあったりと、酒呑童子にも縁のある人物です。
比叡山延暦寺の鬼にまつわる伝承や名所旧跡を紹介します。神道系の鬼(地霊)や、仏教系の鬼(邪鬼、夜叉、羅刹)、人鬼系の鬼(盗賊)、修験道系の鬼(山伏系の鬼、天狗)、魑魅魍魎などなど、いろいろな鬼スポットで鬼との出会いをたのしんでみてください。
酒呑童子や鬼童丸(鬼同丸)や八瀬童子の祖先の鬼ゆかりの鬼ヶ洞や鬼腰掛岩は、八瀬や比叡山延暦寺の周辺にある名所旧跡です。鬼にまつわるそれらの場所の地図や、そこへの道のり(ルート)の動画、それらが記された古文献なども紹介ます。
『山門三塔坂本惣絵図』(さんもんさんとう さかもと そうえず)は、比叡山延暦寺の境内と坂本地区を描いた古地図です。成立年代は 1767年(江戸時代中期)。作者不詳。第1鋪と第2鋪の2つの地図で構成されます。
Sanmon-Santō Sakamoto Sōezu is the two old maps that shows the precincts of Enryakuji Temple on Mount Hiei and Sakamoto area at the foot of Mount Hiei, Otsu City, Shiga Prefecture, Japan. The maps was made in 1767 (the middle of the Edo period, Japan).
「酒天童子なる存在も、当然、護法という視点から見直される必要があろう。すると、酒天童子こそ護法の属性をことごとく備えた存在であることに気づくのである。〔中略〕諸絵巻に描かれた酒天童子の姿は葛川明王院の碑伝に描かれた護法と驚くべき類似を示している」(天野文雄「酒天童子と護法童子と」,「「酒天童子」考」)
近江国(滋賀県)の高島(高嶋)にある、三尾神社や水尾神社に祀られている三尾明神は、三尾氏の氏神であったようです。このことから、三尾氏は、『長谷寺縁起絵巻』の物語とのつながりがあるのかもしれません。もしそうだとすると、三尾氏と、香取本『大江山絵詞』の絵巻の酒天童子(酒呑童子)の伝説のあいだにも、つながりがあるのかもしれません。
天台修験の密教行者の三大聖地のひとつである、葛川坊村の息障明王院を紹介します。なお、現存最古の酒天童子(酒呑童子)の伝説が描かれている香取本『大江山絵詞』の絵巻の誕生には、中世の比叡山延暦寺や、天台修験(天台宗の修験道)の密教行者(修験者、山伏)などが深くかかわったとされています。
酒呑童子(酒天童子)の伝説の一部は比叡山延暦寺で作られました。そのため比叡山には、酒呑童子の伝説とのつながりを感じさせるモノがいろいろあります。それらのなかから、延暦寺の根本中堂の屋根に設置されている、まるで酒呑童子のような色をした赤い鬼瓦について、お話してみたいとおもいます。
首塚大明神は、京都市西京区の老ノ坂峠(大枝山)にある、鬼王・酒呑童子の首が埋められたという伝説がある神社です。その首塚大明神についてくわしくお話します。
「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」というご質問をいただいたので、「比叡山めぐり鬼紀行」の名所旧跡の記事と、「鬼王巡礼:酒呑童子八千箇所(やちかしょめぐり)」の地図を紹介します。
酒呑童子の説話や伝説になんらかのかかわりがある各地のさまざまな名所旧跡を紹介します。「酒呑童子八千箇所(やちかしょめぐり)」というのは「酒呑童子にゆかりのあるとてもたくさんの場所をめぐる」という意味です