屋久杉

(( (屋久杉(Photo by Yosemite on Wikimedia Commons))))
       

ヤクシカ(屋久鹿)

(( (ヤクシカ(屋久鹿)(Photo by Kabacchi on Flickr))))
       

坊主岩

(( (坊主岩(Photo by Yosemite on Wikimedia Commons))))
 

「おのれが、人の命を絶ち、その肉(しし)むらを食ひなどするものは、かくぞある。おのれら、承れ。たしかにしや首斬(き)りて、犬に飼ひてん」

―――「吾妻人、生贄をとどむる事」、『宇治拾遺物語』

「生きることはまことに苦しくつらい・・・
 
 世を呪い
 人を呪い
 それでも生きたい・・・」

――― 病者の長、『もののけ姫』

宮崎駿さんが脚本を担当し、
スタジオジブリが製作した、
長編アニメーション映画
『もののけ姫』
という作品があることはご存知だと思います。
この『もののけ姫』の物語のなかに、
「シシ神」
という名前の「神」が登場します。
この「神」、
すこし変わった名前だと思いませんか?
「神」であるにしては、
すこし威厳に欠ける名前のように感じられます。
これなら、猪族の長である巨猪、
「乙事主(おっことぬし)」の方が、
よほど威厳のある名前のように感じます。
この「シシ神」は、
『もののけ姫』の物語のなかで
もっとも重要な神です。
それにもかかわらず、
なぜ「シシ神」という名前が付いているのでしょうか?
今回は、このことについて、考えてみたいと思います。

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