三尾明神と、継体天皇を出した三尾氏の一族と、その旧跡地が点在する滋賀県高島 三尾神社 (田中神社の境内社(摂末社)) (滋賀県高島市安曇川町田中) 継体天皇の胞衣塚(えなづか) (滋賀県高島市安曇川町三尾里) 日本書紀 巻第十七 男大迹天皇(おほどのすめらみこと) 継体天皇(けいた […] 続きを読む
『長谷寺縁起絵巻』の詞書と絵図 『長谷寺縁起絵巻』(はせでらえんぎえまき)(徳川美術館所蔵)第10段の絵図の模写〔一部分〕 (近江国(おうみのくに)の高島(たかしま)の白蓮華谷(びゃくれんげだに)(白蓮花谷(びゃくれんげだに))から流出した楠(くすのき […] 続きを読む
『石山寺縁起絵巻』の詞書と絵図 『石山寺縁起絵巻(いしやまでらえんぎえまき)』〔模写〕〔一部分〕 第1段詞書(ことばがき) 『石山寺縁起絵巻(いしやまでらえんぎえまき)』〔模写〕〔一部分〕 第1段絵図 都にも人やまつらん石山の峰に残れる秋 […] 続きを読む
香取本『大江山絵詞』の「平野山」と「近江国かが山」: 比叡山延暦寺による土地領有権説話としての酒呑童子譚 香取本(かとりぼん)『大江山絵詞』(おおえやまえことば)における比叡山追放後の酒天童子の移住の流れの推定図 (*1) 物語の真の意図は、叡山を支配していた邪悪なる在地の神を調伏し、これより叡山の支配権を天台 […] 続きを読む
無動寺谷(比叡山延暦寺)の修験道山伏が、香取本『大江山絵詞』の祖型となった酒呑童子説話にあたえた影響 無動寺谷(むどうじだに)の明王堂(みょうおうどう)と、相応和尚(そうおうかしょう)の石像と、客人宮(まろうどのみや)(白山神社(はくさんじんじゃ)) (*1) (無動寺谷(むどうじだに), 比叡山延暦寺) […] 続きを読む
Q&A:「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」 比叡山遠望 (*1) (京都市左京区の馬橋(馬橋人道橋)(高野川) より撮影 (*2)) わが山は 花の都の艮(うしとら)に 鬼ゐ(い)る門(かど)を ふたぐとぞ聞く ―― 慈円『拾玉集』第四冊 [歌番号: […] 続きを読む
山魈(マンドリル)の五色、大猩猩(ゴリラ)の黒色、白猿(ハヌマンラングール)の白色をあわせもつ、サイケデリックな「色々」のサルとしての酒呑童子 「五色の鬼王(サイケデリック・エイプ)」 (*1) (*2) おもえば宇宙の広大なこと、生命あるものの数は多く、陰陽はあたため養って、さまざまな種別があり、精気はいり交って、互いにはげしく湧きたつ。幽霊や怪 […] 続きを読む
図書館様さまサマー2019! (o≧ω≦)O 最近、図書館で借りた本のおかげで、いま取り組んでいる、『大江山絵詞』(おおえやまえことば)という絵巻物に描かれている酒呑童子(酒天童子)の説話についての研究が、おもいがけず、もんのすっごい進展しました。それまで欠けていた […] 続きを読む
「ほかの人と分かちあえば、ほかの人もまた、いいことを教えてくれるだろう。そうすれば、みんながよくなる!」 「虹の彼方に」 (*1) 「大事な発見は、自分ひとりだけで しまっておいてはいけないよ」 とビッケは言います。 「かくしておいたら、何も進歩しないもの。 ほかの人と分かちあえば、ほ […] 続きを読む
現存最古の酒呑童子説話『大江山絵詞』(香取本)の絵巻物の詞書の文章や釈文や現代語訳や詞書・絵図の並び順など いわば、イデオロギッシュなものが、エロスと暴力こき混ぜた波瀾の物語に導いたわけで、皮肉ともいえるが、そこに人間の不思議と中世という時代の一面がある。中世の多くのイデオロギー説は、外見の厳めしさとはうらはらに、実際には人間 […] 続きを読む
鬼の霊木と竜宮たる比叡山延暦寺の水神 酒呑童子 「根本中堂 薬師如来 御衣木(みそぎ)旧跡」 の石標 (比叡山延暦寺 東塔(とうどう) 北谷 八部尾 仏母塚) (*1) まことに、この巨大な「仏木」は神であった。上記の古い伝承によれば、たんに「辛酉歳」 […] 続きを読む