『石山寺縁起. [1]』写_国会デジタルコレクション_ndljp_pid_2589669_PDF_コマ番号003~009_第1詞書_002
石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』〔模写〕〔一部分〕
第1段詞書ことばがき

『石山寺縁起. [1]』写_国会デジタルコレクション_ndljp_pid_2589669_PDF_コマ番号010~014_第1絵図_003_002
石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』〔模写〕〔一部分〕
第1段絵図

 

都にも人やまつらん石山の峰に残れる秋のよのつき

―― 藤原長能『新古今和歌集』 (*1)

志賀の浦や遠ざかり行く浪まより氷りて出づる有明の月

―― 藤原家隆『新古今和歌集』 (*2) (*3)

寺社縁起は、むしろ文書資料以上に過去の社会と精神生活について多くの知見をはらんだ文献であろう。それは読み方に従い、一層豊かな世界を物語りうるものである。

―― 阿部泰郎「比良山系をめぐる宗教史的考察」 (*4)

 

『石山寺縁起. [1]』写_国会デジタルコレクション_ndljp_pid_2589669_PDF_コマ番号010~014_第1段絵図_002_一部切り出し_001
比良明神ひらみょうじん(岩に座して釣り糸を垂れる老翁)と、良弁ろうべん僧正
石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』〔模写〕〔一部分〕
第1段絵図

ここでは、『石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』の詞書ことばがきと絵図を紹介します。

石山寺縁起絵巻いしやまでらえんぎえまき』には、香取本かとりぼん『大江山絵詞』おおえやまえことばの絵巻のなかに描かれている、酒天童子(酒呑童子)の原型のひとつとなったとおもわれる、比良明神ひらみょうじんという神が登場します。

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脚注
  1. 出典:藤原長能『新古今和歌集』. [↩ Back]
  2. 出典:藤原家隆『新古今和歌集』. [↩ Back]
  3. 参考: 「しがのうら【滋賀浦・志賀浦】 滋賀県大津市の琵琶湖南西岸の地。⦅歌枕⦆ 「 -や遠ざかり行く浪まより氷りて出づる有明の月/新古今 冬」」, 「大辞林 第三版の解説」, 「滋賀浦・志賀浦(しがのうら)とは - コトバンク」より, 2019年12月30日閲覧. [↩ Back]
  4. 出典:阿部泰郎 (1980年) 「一節 比良明神: 東大寺縁起」, 「四章 比良山の神々」, 「一、比良山系をめぐる宗教史的考察: 寺社縁起を中心とする」, 「論文篇」, 元興寺文化財研究所(編集), 『比良山系における山岳宗教調査報告書』, 元興寺文化財研究所, 37ページ. [↩ Back]