三尾明神と、継体天皇を出した三尾氏の一族と、その旧跡地が点在する滋賀県高島 三尾神社 (田中神社の境内社(摂末社)) (滋賀県高島市安曇川町田中) 継体天皇の胞衣塚(えなづか) (滋賀県高島市安曇川町三尾里) 日本書紀 巻第十七 男大迹天皇(おほどのすめらみこと) 継体天皇(けいた […] 続きを読む
『長谷寺縁起絵巻』の詞書と絵図 『長谷寺縁起絵巻』(はせでらえんぎえまき)(徳川美術館所蔵)第10段の絵図の模写〔一部分〕 (近江国(おうみのくに)の高島(たかしま)の白蓮華谷(びゃくれんげだに)(白蓮花谷(びゃくれんげだに))から流出した楠(くすのき […] 続きを読む
かくれ里の明王院 : 葛川坊村の息障明王院 (天台修験の密教行者の三大聖地のひとつ) 葛川(かつらがわ)地区の山深い谷のなかに立つ息障明王院(そくしょうみょうおういん) (滋賀県大津市葛川坊村町) こゝを以て仏法修行霊験の勝地として慈尊出世三会の暁を期し、正しく大菩提の行を修し給ふべし。此滝 […] 続きを読む
『石山寺縁起絵巻』の詞書と絵図 『石山寺縁起絵巻(いしやまでらえんぎえまき)』〔模写〕〔一部分〕 第1段詞書(ことばがき) 『石山寺縁起絵巻(いしやまでらえんぎえまき)』〔模写〕〔一部分〕 第1段絵図 都にも人やまつらん石山の峰に残れる秋 […] 続きを読む
酒呑童子の赤い鬼瓦(?): 比叡山延暦寺の根本中堂の屋根にある酒呑童子のような色をした赤い鬼瓦 (この上の動画の 1:20~ 現在の根本中堂の赤い鬼瓦の映像) ぼくはいま、酒呑童子(酒天童子)の伝説について研究しているのですが、酒呑童子(酒天童子)の伝承を構成する重要な要素のいくつかは、比叡山延暦寺に代表される天台 […] 続きを読む
NFT(ノンファンジブルトークン)をつくって「値打ちのあるもので、ファンと、たのしく!」: ブロックチェーンによるトークンエコノミーと、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場) 「だれでも参加できる、みんなのためのキャピタルマーケット(資本市場)」 (*1) (*2) 自作したNFT(ノン・ファンジブル・トークン)の実例 (Mingle Mangle Studio (ごちゃまぜ工房) on Op […] 続きを読む
首塚大明神(酒呑童子の首を埋めた首塚) 首塚大明神の例祭(2019年4月15日) (*1) (*2) いにしえは 鬼のかしらと いひけれど いまは佛に 勝る首塚 ―― 首塚大明神の扁額の和歌 (*3) (*4) (*5) […] 続きを読む
「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベント紹介レポート(世界鬼学会設立25周年記念イベント) PV映像(非公式): 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントの紹介用の動画 (この映像は、ぼくが個人的につくった映像なので非公式なものです。) (このPV映像で使用している各種の素材の出典などの情報はこち […] 続きを読む
香取本『大江山絵詞』の「平野山」と「近江国かが山」: 比叡山延暦寺による土地領有権説話としての酒呑童子譚 香取本(かとりぼん)『大江山絵詞』(おおえやまえことば)における比叡山追放後の酒天童子の移住の流れの推定図 (*1) 物語の真の意図は、叡山を支配していた邪悪なる在地の神を調伏し、これより叡山の支配権を天台 […] 続きを読む
無動寺谷(比叡山延暦寺)の修験道山伏が、香取本『大江山絵詞』の祖型となった酒呑童子説話にあたえた影響 無動寺谷(むどうじだに)の明王堂(みょうおうどう)と、相応和尚(そうおうかしょう)の石像と、客人宮(まろうどのみや)(白山神社(はくさんじんじゃ)) (*1) (無動寺谷(むどうじだに), 比叡山延暦寺) […] 続きを読む
Q&A:「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」 比叡山遠望 (*1) (京都市左京区の馬橋(馬橋人道橋)(高野川) より撮影 (*2)) わが山は 花の都の艮(うしとら)に 鬼ゐ(い)る門(かど)を ふたぐとぞ聞く ―― 慈円『拾玉集』第四冊 [歌番号: […] 続きを読む
山魈(マンドリル)の五色、大猩猩(ゴリラ)の黒色、白猿(ハヌマンラングール)の白色をあわせもつ、サイケデリックな「色々」のサルとしての酒呑童子 「五色の鬼王(サイケデリック・エイプ)」 (*1) (*2) おもえば宇宙の広大なこと、生命あるものの数は多く、陰陽はあたため養って、さまざまな種別があり、精気はいり交って、互いにはげしく湧きたつ。幽霊や怪 […] 続きを読む
鬼王巡礼:酒呑童子八千箇所めぐり(酒呑童子やちかしょめぐり) (*1) 巡礼者は、また文化や情報の伝播者でもあった。四国には遠方からの遍路が伝授していったという漢方的な治療法とかお灸(きゅう)といったものがいまにまで伝えられているし、中世ヨーロッパの巡礼路網がロマネスク芸術様式の […] 続きを読む
酒呑童子の絵巻物を、みんなで修復して、 みんなで共有しよう 『酒呑童子絵巻』修復のためのクラウドファンディングのプロジェクト (*1) 上掲の画像は、「江戸時代の酒呑童子の絵巻物を、みんなで修復して、 みんなで共有しよう」というクラウドファンディングのプロジェクトについての画像で […] 続きを読む
図書館様さまサマー2019! (o≧ω≦)O 最近、図書館で借りた本のおかげで、いま取り組んでいる、『大江山絵詞』(おおえやまえことば)という絵巻物に描かれている酒呑童子(酒天童子)の説話についての研究が、おもいがけず、もんのすっごい進展しました。それまで欠けていた […] 続きを読む
「ほかの人と分かちあえば、ほかの人もまた、いいことを教えてくれるだろう。そうすれば、みんながよくなる!」 「虹の彼方に」 (*1) 「大事な発見は、自分ひとりだけで しまっておいてはいけないよ」 とビッケは言います。 「かくしておいたら、何も進歩しないもの。 ほかの人と分かちあえば、ほ […] 続きを読む
現存最古の酒呑童子説話『大江山絵詞』(香取本)の絵巻物の詞書の文章や釈文や現代語訳や詞書・絵図の並び順など いわば、イデオロギッシュなものが、エロスと暴力こき混ぜた波瀾の物語に導いたわけで、皮肉ともいえるが、そこに人間の不思議と中世という時代の一面がある。中世の多くのイデオロギー説は、外見の厳めしさとはうらはらに、実際には人間 […] 続きを読む