青き鬼の霊木と、比叡山の水神たる酒天童子 「根本中堂 薬師如来 御衣木(みそぎ)旧跡」 の石標 (比叡山延暦寺 東塔(とうどう) 北谷 八部尾 仏母塚) 世の中に 鬼てふ鬼は 多かれど 鬼とは比叡(ひえ)の 鬼神(きじん)をぞいふ ―― 倉田幸暢 […] 続きを読む
酒天童子(酒呑童子)と護法童子の類似性 「葛川護法尊(かつらがわごほうそん)」(葛川童子(かつらがわどうじ))(護法童子)のお札 「植槻八幡神社本(うえつきはちまんじんじゃぼん) 春日赤童子像(かすがあかどうじぞう)」 (*1)の模写 鉞(まさかり)を杖のよう […] 続きを読む
首塚大明神(酒呑童子の首を埋めた首塚) 首塚大明神の例祭(2019年4月15日) (*1) (*2) いにしえは 鬼のかしらと いひけれど いまは佛に 勝る首塚 ―― 首塚大明神の扁額の和歌 (*3) (*4) (*5) […] 続きを読む
「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベント紹介レポート(世界鬼学会設立25周年記念イベント) PV映像(非公式): 「鬼シンポジウム in ふくちやま2019」のイベントの紹介用の動画 (この映像は、ぼくが個人的につくった映像なので非公式なものです。) (このPV映像で使用している各種の素材の出典などの情報はこち […] 続きを読む
香取本『大江山絵詞』の「平野山」と「近江国かが山」: 比叡山延暦寺による土地領有権説話としての酒呑童子譚 香取本(かとりぼん)『大江山絵詞』(おおえやまえことば)における比叡山追放後の酒天童子の移住の流れの推定図 (*1) 物語の真の意図は、叡山を支配していた邪悪なる在地の神を調伏し、これより叡山の支配権を天台 […] 続きを読む
Q&A:「比叡山延暦寺の酒呑童子ゆかりのおすすめ鬼スポットを教えてくださいな♬」 比叡山遠望 (*1) (京都市左京区の馬橋(馬橋人道橋)(高野川) より撮影 (*2)) わが山は 花の都の艮(うしとら)に 鬼ゐ(い)る門(かど)を ふたぐとぞ聞く ―― 慈円『拾玉集』第四冊 [歌番号: […] 続きを読む
鬼王巡礼:酒呑童子八千箇所めぐり(酒呑童子やちかしょめぐり) (*1) 巡礼者は、また文化や情報の伝播者でもあった。四国には遠方からの遍路が伝授していったという漢方的な治療法とかお灸(きゅう)といったものがいまにまで伝えられているし、中世ヨーロッパの巡礼路網がロマネスク芸術様式の […] 続きを読む
酒呑童子の絵巻物を、みんなで修復して、 みんなで共有しよう 『酒呑童子絵巻』修復のためのクラウドファンディングのプロジェクト (*1) 上掲の画像は、「江戸時代の酒呑童子の絵巻物を、みんなで修復して、 みんなで共有しよう」というクラウドファンディングのプロジェクトについての画像で […] 続きを読む
図書館様さまサマー2019! (o≧ω≦)O 最近、図書館で借りた本のおかげで、いま取り組んでいる、『大江山絵詞』(おおえやまえことば)という絵巻物に描かれている酒呑童子(酒天童子)の説話についての研究が、おもいがけず、もんのすっごい進展しました。それまで欠けていた […] 続きを読む
現存最古の酒呑童子説話『大江山絵詞』(香取本)の絵巻物の詞書の文章や釈文や現代語訳や詞書・絵図の並び順など いわば、イデオロギッシュなものが、エロスと暴力こき混ぜた波瀾の物語に導いたわけで、皮肉ともいえるが、そこに人間の不思議と中世という時代の一面がある。中世の多くのイデオロギー説は、外見の厳めしさとはうらはらに、実際には人間 […] 続きを読む
鬼の霊木と竜宮たる比叡山延暦寺の水神 酒呑童子 「根本中堂 薬師如来 御衣木(みそぎ)旧跡」 の石標 (比叡山延暦寺 東塔(とうどう) 北谷 八部尾 仏母塚) (*1) まことに、この巨大な「仏木」は神であった。上記の古い伝承によれば、たんに「辛酉歳」 […] 続きを読む