HTML5と「ゲーム性」がすべてを変える: ブラウザゲームに学ぶ「インタラクティブ性」と「エンターテイメント性」

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遊びをせんとや生(うま)れけむ

戲(たはぶ)れせんとや生(むま)れけん

遊ぶ子供の声聞きけば

我が身さへこそ動(ゆる)がるれ

――― 「四句神歌」、『梁塵秘抄』 (*1) (*2)

「遊ぶものは神である。
 
 神のみが、遊ぶことができた。
 
 遊は絶対の自由と、
 ゆたかな創造の世界である。
 
 それは神の世界に外ならない。
 
 この神の世界にかかわるとき、
 人もともに遊ぶことができた。」

――― 白川静、『文字逍遥』 (*3)

「石油は人間の頭のなかで見つかる」

――― ダニエル・ヤーギン、『探求』 (*4)

 

ここでは、下の動画のような、HTML5をつかったブラウザゲームをいくつか紹介しながら、「遊び」、「学び」、「集客・販売」の未来についてお話していきます。

この動画は、下のURLでも見られます。
「HTML5のブラウザゲームの実例とインタラクティブ性&エンターテイメント性」

Chrome公式のブラウザゲームのお披露目 - 「World Wide Maze」

「World Wide Maze」(ワールドワイドメイズ)は、スマートフォンをコントローラーにして、パソコンの画面でゲームをプレイすることができる、ボール転がしゲームです。

GoogleがChromeブラウザをつかったHTML5のウェブアプリケーションの性能の高さを知ってもらおうとしてつくったゲームです。

下の動画は、Google公式の「World Wide Maze」の紹介動画です。

「World Wide Maze」は、下のページでプレイすることができます。

Chrome World Wide Maze
http://www.chrome.com/maze/

下のURLは、冒頭の動画です。
Chromeの公式HTML5ブラウザゲーム「World Wide Maze」

レトロな多人数同時参加型オンラインRPG - 「BrowserQuest」

「BrowserQuest」(ブラウザクエスト)は、「MMORPG」と呼ばれる「多人数同時参加型オンラインRPG」です。

このゲームのなかでは、世界中のプレーヤーたちとチャットで話をしながら遊ぶこともできます。

見た目はレトロなかんじですが、じつは、最新のウェブ技術の粋を集めてつくられた、とってもハイテクなゲームです。

iPhoneなどのスマートフォンでも、パソコンでも遊ぶことができます。

「ブラウザクエスト」は、下のページでプレイすることができます。

BrowserQuest
http://browserquest.mozilla.org/

下のページでは、「ブラウザクエスト」をつくった開発者の方が、このゲームでつかわれているウェブ技術について解説してくれています。

BrowserQuest – a massively multiplayer HTML5 (WebSocket + Canvas) game experiment ✩ Mozilla Hacks – the Web developer blog
https://hacks.mozilla.org/2012/03/browserquest/

高速3Dレーシングゲームをブラウザで - 「HexGL」

この「HexGL」(ヘックスジーエル)は、HTML5でも高速な動きをするゲームをつくることができるということを証明しているいい実例です。

「WebGL」という3Dの技術をつかっています。

「HexGL」は、下のページでプレイすることができます。

HexGL, the HTML5 futuristic racing game.
http://hexgl.bkcore.com/

下のページは、HTML5がどういうものなのかということが詳しく書かれています。その解説のなかで、この「HexGL」の高速3Dレーシングゲームが紹介されています。

HTML5 にまつわる誤解を解く
https://dev.mozilla.jp/2012/11/html5-mythbusting/

僕も作っちゃいましたよ、ブラウザゲーム! - 「ゾンビハザード」

さぁ、ここまで、いくつかHTML5をつかったブラウザゲームを紹介してきましたが、

「こんなのをつくって自分のコンテンツに利用できるのは、大企業だけだろ!
 そんなの意味ないじゃん!」

とか、おもわれたかもしれませんが、さにあらず。

僕のような一個人でも、HTML5のブラウザゲームはつくれます。

下のブラウザゲームは、僕がHTML5の技術をつかってつくったアクションゲームです。

ぜひ、プレイしてみてください☆

(もし、このページでは、ゲームの動きがカクカクしてしまう場合は、こちらのページでプレイしてみてください。)

偉大な先人の方々の知恵と成果をお借りして「巨人の肩に乗る」ことで、僕のような一個人でも、このようなゲーム(インタラクティブなウェブアプリケーション)をつくることができます。

なので、あなたもすこし手を伸ばせば、「娯楽」や、「学習」や、「マーケティング」のためのコンテンツとして、HTML5のブラウザゲームを活用することができるのです。

ぜひ、新たな可能性に挑戦してみてください!
d(≧∀≦)b

ちなみに、この「ゾンビハザード」は、まだ試作段階なので、いろいろとツッコミたいところがあるとおもいますが、どうかやさしく見守ってやってください(笑)。
(;^-^)ゞ

HTML5と、「ゲーム性」が、すべてを変える

以前の記事でもお話しましたが、僕は、これからは、プライベートの「遊び」においても、独学や教育の「学び」においても、ビジネスの「集客・販売」(マーケティング)においても、「ゲーム性」がとても重要だとおもいます。

ここでいう、「ゲーム性」というのは、「インタラクティブ性」と「エンターテイメント性」をあわせもつものです。

「ゲーム性」(「インタラクティブ性」&「エンターテイメント性」)

「インタラクティブ性」(双方向性)というのは、ウェブページを見る側の人が、一方的に情報を受け取るだけではなく、みずから主体的にページ内のコンテンツに対して操作や働きかけなどのアクションを起こすことができるという性質のことです。

「エンターテイメント性」(娯楽性)というのは、インタラクティブな操作や働きかけをとおして、楽しい体験ができるということです。「遊び」が楽しいのは当然ですが、いままでは退屈であることが多かった、「学習」や、「広告・宣伝」も、楽しくおもしろいものになる、ということです。

このように、「インタラクティブ性」と「エンターテイメント性」をあわせもつのが、「ゲーム性」というものです。

この「ゲーム性」(「インタラクティブ性」&「エンターテイメント性」)は、これからますます多くのものの根幹に位置するようになっていきます。

とりわけ、ユーザーがみずから積極的に行動をおこして参加することができる「インタラクティブ性」の要素は、どんどん重要なものになるでしょう。

「遊び」、「学び」、「集客・販売」、これらすべての場面で、テレビゲームそのもの、あるいは、テレビゲームの要素を取り入れたものが、今後、どんどん出てきます。

そして、それらの「ゲーム」の土台となるのが、HTML5なのです。

未来は、HTML5のなかに

HTML5は、動画、音声、アニメーション、ゲームなどを自由にあやつることができので、とても表現力が豊かなウェブページをつくることができます。

これまでは、ウェブページ上で、豊かな表現を実現するためには、Flashをつかうのが一般的でした。

ですが、Flashには、「Flashをつかうために必要なプラグインをインストールしないと、ウェブブラウザでつかえない」という問題をはじめとして、いくつか問題がありました。

しかし、HTML5では、プラグインのインストールなどは不要です。ウェブブラウザさえあれば、豊かな表現力をもったウェブページやウェブアプリケーションを作成したり、それらのページやウェブアプリケーションを閲覧したり利用したりすることができます。

しかも、HTML5は、マルチプラットフォームです。

つまり、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器でも、HTML5のコンテンツを閲覧したり、操作したりすることができるということです。

未来は、最高の表現媒体であるHTML5のなかにあります。

どうでしょうか?

わくわくしませんか?

かく言う僕は、わくわくしっぱなしです!(笑)
(o≧ω≦)O

 だが、道理に基づく確信をもっていえるのは、なによりも重要な資源と思われるもの—つまり人間の創造力が、ますます利用できるようになっているということだ。ある有名な地質学者がかつていったように「石油は人間の頭のなかで見つかる」。二一世紀のためのエネルギー対策は、世界中のひとびとの頭のなかで見つかるだろう、とその言葉を修正しておこう。そして、その資源ベースは成長している。

ダニエル・ヤーギン、『探求』(*4)

さて、

「いま、あなたの目には何が見えてますか?」

 

  1. (「遊びをせんとや生(うま)れけむ
      戲(たはぶ)れせんとや生(むま)れけん
      遊ぶ子供の声聞きけば
      我が身さへこそゆるがるれ」
    、編集:西郷信綱、『梁塵秘抄』、ちくま学芸文庫、筑摩書房、2004年、19ページ) [↩ Back]
  2. (「遊びをせんとや生(うま)れけむ、戲(たはぶ)れせんとや生(むま)れけん、遊ぶ子供の聲(こえ)きけば、我が身さへこそ動(ゆる)がるれ。」、校訂:佐佐木信綱、三五九(359)、「雜八十六首」(雑八十六首)、「四句神哥 百七十首」(四句神歌)(しくかみうた)、「梁塵祕抄 卷第二」(梁塵秘抄 巻第二)、『新訂 梁塵秘抄』、岩波文庫 黄 22-1、岩波書店、1941年、66ページ) [↩ Back]
  3. (白川静、「遊字論」、『文字逍遥』、平凡社ライブラリー、平凡社、1994年、10ページ) [↩ Back]
  4. (ダニエル・ヤーギン(Daniel Yergin)、(訳 伏見威蕃)、「結論−"偉大な革命"」、『探求――エネルギーの世紀(下)』、2012年、433ページ) [↩ Back] [↩ Back]



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