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オープンソースライセンスってなに?商用でも無料で使えるの?

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WordPress(ワードプレス)などの「オープンソースソフトウェア」と呼ばれるソフトウェアは、「オープンソース」というライセンス形態をとっています。

このため、WordPress(ワードプレス)のソフトウェアは、個人で利用する場合にも、商用で利用する場合にも、誰かにお金を払うことなく、無料で利用することができます

オープンソース」とは、その名のとおり、誰に対しても「開かれた」オープン(open)なものなのです。

なお、「ソース」(source)というのは、プログラムの「ソースコード」(プログラミング言語で書かれた文字の羅列)のことです。

(WordPress(ワードプレス)のオープンソース・ライセンスは、正確には「GNU General Public License (GPL)」という名前のライセンス形態です。)

ちなみに、厳密には「オープンソース = 無料」というわけではないのですが、ほとんどの場合、「オープンソースというのは、無料で利用できるソフトウェアのことだ」という理解でも問題はありません。

ここで、「なぜ、オープンソースのソフトウェアは無料なんだろう?」という疑問がわいてくるかもしれません。

なぜオープンソース・ソフトウェアが無料なのかというと、その理由のひとつは、世界中のプログラマーたちがボランティアで、つまり、無報酬でソフトウェアを作っているからです。

ここで、もしかすると「無料で利用できる」という部分に、不安を感じられるかもしれません。

「無料で作られたものなんて、信用できるの?粗悪品なんじゃない?」

「ボランティアが集まって作ったものが、ちゃんとした大企業がつくったソフトウェアより優れているわけがない!」

「報酬ももらえないのに、ちゃんとした仕事をする人がいるわけがない!」

「タダほど高いものはない、という言葉もあるし・・・」

このように不安に思われることがあるでしょう。

これらは当然の心配です。

実際、僕自身もオープンソースの世界を知らなかったころは、同じような不安を感じていました。

ですが、ご安心ください。

ここからは、なぜオープンソース・ソフトウェアが安心して利用できるのかという理由を、いくつかお話したいと思います。

楽しみ

理由のひとつ目は、多くのプログラマーにとって、ソフトウェアを作ること、つまり、プログラミングをすること自体が「楽しみ」だからです。

プログラムを書くことは、お金を稼ぐ手段であるとともに、プログラマーにとってはそれ自体が楽しみでもあるのです。

これは、ある意味で「仕事が趣味だ」というのと似ていると思います。

パズルやクロスワード、囲碁や将棋、チェスなどの知的ゲームが好きな人はたくさんいますが、プログラムを書くことには、それらと同じような「難しいほどおもしろい」という要素があります。

プログラミングをすること、つまり、問題を解いていくこと自体がおもしろいのです。

つまり、プログラムは、頭を使うこと自体におもしろさを感じる、という活動でもあるのです。

ですから、プログラマーは、たとえ無報酬であっても、自分の興味のあるオープンソース・ソフトウェアの開発には喜んで参加するのです。

また、仕事としてプログラムを書いているプログラマーだと、どうしても仕事で必要となる分野のプログラムが中心となってしまい、他の分野のプログラミングをする機会がもてないことがあります。

ですが、そんな場合でも、星の数ほどあるオープンソース・ソフトウェアのなかから、興味のある分野のソフトウェアの開発に参加することによって、好きなだけプログラミングをすることができます。

しかも、そのプログラムのなかには、世界中の優秀なプログラマーでも頭を抱えてしまうような難しい問題もあります。

ですが、優秀なプログラマーであればあるほど、そのような難しい問題にチャレンジしようとする、という傾向があります。

そのため、オープンソース・ソフトウェアのなかでも、有名で大規模なソフトウェアの開発プロジェクトともなれば、世界的に有名なプログラマーが集まって開発をすることになります。

これは、言ってみれば、世界トップクラスのプログラマーのドリームチームが開発をしているようなものなのです。

このようなことは、利害関係に縛られている従来の企業組織では実現不可能なことです。

企業がつくるソフトウェアよりも、オープンソース・ソフトウェアが優れていることが多いのは、このような理由があるからなのです。

美学

2つ目の理由として、プログラムというものが「作品」であり、その人自身の「美学」を表現するものである、ということが挙げられます。

ちなみに、WordPress(ワードプレス)のスローガンは、 "Code is Poetry" という言葉です。

"poetry"(ポエトリー)とは、「詩」のことです。

"code"(コード)とはプログラミング言語で書かれたプログラムの文字の羅列のことです。

つまり、直訳すれば、「プログラムは詩」というような意味です。

意訳すれば、「プログラムとは詩のように美しいものです」というような意味でしょう。

これを見ても分かるとおり、プログラマーにとっては、プログラムやプログラムによってできているソフトウェアは、製品であると同時に、自分自身の芸術作品でもあるのです。

そこには、美学があり、誇りがあります。

「文章はその人の人格を表現するものだ」という意味の、「文は人なり」という言葉がありますが、プログラマーにとっては、「プログラムは人なり」ということになるのです。

ですから、報酬がもらえるかどうかにかかわらず、プログラマーは自分自身の美学と誇りをかけてプログラミングをするのです。

また、世界中のプログラマーが開発に参加するようなオープンソース・ソフトウェアであれば、もしも、いい加減なプログラムを作ってしまったりすれば、それを世界中の人が見ることになり、まさに世界中に恥をさらすことになってしまうのです。

そのため、無報酬のボランティアによって作られたオープンソース・ソフトウェアであっても、まったく手を抜かずに作られた優れたソフトウェアになるのです。

Linuxの成功

さて、ここまでオープンソース・ソフトウェアについてお話してきましたが、これでもまだ、オープンソース・ソフトウェアが優れているということに対して、半信半疑かもしれません。

そこで、オープンソース・ソフトウェアとして、最も成功したソフトウェアである、Linux(リナックス)という名前のOS(オペレーティング・システム)についてお話したいと思います。

OS(オペレーティング・システム)というのは、コンピューターを動かす際にもっとも基礎となるソフトウェアのことです。

ほかのOSの例としては、マイクロソフトの Windows (ウィンドウズ)や、Appleの Mac OS X などがあります。

インターネットには、ウェブサーバーというものが不可欠です。

Linux(リナックス)は、このウェブサーバーによく利用されるOS(オペレーティング・システム)です。

世界中のほとんどのウェブサーバーが、OSとしてLinuxを利用しています。

つまり、「インターネットを利用するということは、Linuxを利用するということだ」と言っても過言ではないのです。

そのため、Linuxサーバーの利用者には、個人だけでなく、世界的な大企業や、各国の政府機関も含まれます。

つまり、高い信頼性を要求される大企業や政府機関であっても、無報酬のボランティアが作ったオープンソース・ソフトウェアを利用しているということなのです。

今ではもうインターネットがない世界なんて考えられませんが、そのインターネットを支えているのは、なんと、無報酬のボランティアが集まって作ったLinuxというオープンソース・ソフトウェアなのです。

このLinuxの事例を見ても、オープンソース・ソフトウェアが、企業が作ったソフトウェアよりもはるかに優れている場合がある、ということがお分かりいただけると思います。

もちろん、オープンソース・ソフトウェアであれば、どんなソフトウェアでも優れているというわけでありません。

しかし、WordPress(ワードプレス)は、星の数ほどあるオープンソース・ソフトウェアのなかでも、間違いなく大きな成功事例のひとつです。

その証拠に、WordPress(ワードプレス)は、現在、世界でもっとも多くの人が使っているブログ・ソフトウェアだといわれています。

実際、世界的な大企業のなかにも、WordPress(ワードプレス)を利用して自社のホームページやブログを運営している企業はたくさんあります。

そのなかには、ソニーやコカ・コーラ、ディズニーやフォード、などの世界的に有名な大企業も含まれています。

ほかにどんな企業がWordPress(ワードプレス)を使っているのかということに間しては、「WordPressを利用している企業」のページをご覧ください。

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