WordPress日本公式キャラクター「わぷー」 (*1)

どうも、倉田です。

今回は、ワードプレス(WordPress)の利点についてお話しようとおもいます。

ワードプレスは、ただ単に、ブログやウェブサイトを無料でかんたんに作成・運営できるというだけのツールではありません。

ワードプレスは、

インターネット上で情報発信をするための総合的なプラットフォーム

です。

かんたんにいえば、あなたの「情報発信基地」になるものです。

ブログをつかって本気で情報発信をするのであれば、ワードプレス以外の選択肢はあり得ないと言っても過言ではありません

ビジネスのためのブログであるにもかかわらず、アメブロやFC2ブログ、シーサーブログなどをつかっている人を見ると、本気でビジネスをやる気があるのかどうかとても心配になります。

「私はネットビジネスのプロです」と言いながら、こうしたブログをつかっている人は信用できないと、個人的にはおもいます。

もし、あなたがブログをつかって情報発信をしたいとおもっているのならワードプレス(WordPress)が最良の選択です。

このことを証明するために、ここからはワードプレスをつかうことの利点についてお話したいとおもいます。

ちなみに、ぼくは、自分でサーバーに設置するタイプのワードプレスを、2006年からずっとつかっていて、その間、ワードプレスをつかって自分のブログをつくったり、仕事でお客さんのブログやホームページをつくるためにワードプレスをつかってきました。

ここでお話することは、その7年間の経験から、ぼくが実際に肌で感じていることです。

SEOに強い(Googleも公認)ので、集客効果が高い

ワードプレス(WordPress)は、他のブログシステムと比べてSEOに強いです。

ワードプレスが最新のウェブ技術をいち早くとり入れてつくられている、ということもその理由の一つです。

また、ワードプレスは、ネット上に良質なコンテンツが増えることを望んでいるGoogleと、利害が一致しています

そのため、ワードプレスは、実質的に、Google公認のブログシステムのようになっています

その証拠に、Googleの検索エンジンの責任者であるマット・カッツ(Matt Cutts)という人は、ワードプレスを誉め称え、ワードプレスがSEOに強いということを公の場で認めています

(参考)
Google検索の責任者やSEOの天才も認めるWordPressのSEO効果

このように、ワードプレスはGoogleが公認するほど、SEO効果が高いので、ネット上でブログをつかってたくさんのファンやお客さんを集めるなら、ワードプレスが一番効果的だといえます。

商用利用も無料でできる

ワードプレス(WordPress)のソフトウェアは、「オープンソース」というライセンス形態をとっています。

そのため、個人で利用する場合にも、商用で利用する場合にも、誰かにお金を払うことなく、無料で利用することができます。

(参考)
オープンソースライセンスってなに?商用でも無料で使えるの?

世界一のブログシステム

ワードプレス(WordPress)が世界で一番多くの人がつかっているブログシステム(ウェブサイトシステム)です。

(参考)
WordPressが世界一のブログソフトウェアである証拠となる統計データ

ワードプレスはユーザーが最も多いので、ユーザーから得られるフィードバックの情報も最も多いです。

そのため、それらのフィードバックから多くの改善点が得られるので、どんどん良いシステムになっていきます。

また、ワードプレスはユーザーが最も多いので、ワードプレス関連の開発にたずさわる開発者も他のブログシステムと比べて、最も多いです。

(これは、OSでいえば、ユーザーが最も多いWindowsに関わる開発者が、他のOSと比べて最も多い、ということとおなじ理由からです。)

ワードプレスは、開発者が最も多いので、開発のスピードも最も速く利用できる機能も最も多いです。

ですので、よほど特殊な機能でない限り、他のブログシステムにできて、ワードプレスにできないことはありません

このように、最もユーザーが多いワードプレスは、ブログシステムの世界標準になっています。

ですので、実質的に、他のブログシステムはワードプレスの後追いをしているという状況になっています。

つまり、他のブログシステムで採用されている機能のほとんどは、元々、ワードプレスで採用された機能をまねしたものだということです。

最新のウェブ技術にもいち早く対応

ワードプレス(WordPress)のシステムは、世界中のプログラマーたちによって日々、開発が進められているので、最新のウェブ技術にもいち早く対応します

たとえば、ひとつのウェブページを、パソコンや、スマートフォン、タブレットなど、複数の機器での閲覧に自動的に対応させることができる「レスポンシブウェブデザイン」の機能も、いち早く採用されました。

また、かつて、ソーシャルメディアが登場してきた時も、ブログとソーシャルメディアとの連携機能がいち早く追加されました。

こうしたこれまでの経緯を見る限り、今後も、なにか新しいウェブ技術や、新しいトレンドが出てきたときにも、自動的にいち早く対応してくれるでしょう。

それに比べて、日本の無料ブログシステムは、あくまでも日本の人たちが日本語環境でつくっているものです。

ですので、世界中の人たちが英語の最新情報を取り入れながらつくっているワードプレスに比べると、どうしても遅れをとってしまうことになります。

拡張機能「プラグイン」

ワードプレス(WordPress)は、「プラグイン」という拡張機能を自由に追加して、機能を増やすことができます

「プラグイン」には、様々な機能のものがあり、

「こんな機能があればいいのにな」

とおもうようなことは、ほとんど、「プラグイン」で実現することができます。

ワードプレスの真骨頂は、このプラグインにあるといっても過言ではありません。

「プラグイン」は、それこそ星の数ほどあるのですが、ここでは、それらのなかでもとくに多くの人にとって有益だとおもわれる「プラグイン」をご紹介します。

All in One SEO Pack
(オールインワンSEOパック)
http://wordpress.org/extend/plugins/all-in-one-seo-pack/
SEO対策のためのタグ(キーワード)やディスクリプションの設定を個別のブログ記事に対しておこなえるようになります。
また、サイト全体のタグ(キーワード)やディスクリプション設定などもできるようになります。

Google Analytics for WordPress
(グーグルアナリティクス・フォー・ワードプレス)
http://wordpress.org/extend/plugins/google-analytics-for-wordpress/
Googleアナリティクスと連携して、アクセス解析についての詳細な設定をおこなうことができるようになります。

Google XML Sitemaps
(グーグルXMLサイトマップ)
http://wordpress.org/extend/plugins/google-sitemap-generator/
XMLサイトマップを自動生成してくれる機能です。
(XMLサイトマップというのは、検索エンジンが認識できる形式(XML)でつくられたサイトマップ(ウェブサイトの構造図)のことです。このXMLサイトマップがあることで、ウェブサイト内のページが検索エンジンによってインデックス登録されやすくなります。)

このほかにも、

記事にパスワードをかける機能

決済機能

会員制サイト

プロダクトローンチ用サイト

メールマガジン

問い合わせフォーム

記事編集画面の機能強化

などなど、さまざまな機能を実現する数多くの「プラグイン」があります。

ワードプレスの公式サイトに登録されている無料の「プラグイン」だけでも、24,000個以上あります。

(参考)
ワードプレス公式サイトに登録されている「プラグイン」の検索ページ

それ以外にも、さまざまなウェブサイトで、無料、有料問わず、数多くの「プラグイン」が配布されいています。

デザインテンプレート「テーマ」

拡張機能の「プラグイン」だけでなく、ワードプレスには、「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが、無料、有料を問わず、豊富にあります。

ワードプレス(WordPress)の公式サイトに登録されている「テーマ」だけでも、1,700個以上あります。

この他にも、世界中のサイトで無料、有料問わず、数多くの「テーマ」が配布されています。

(参考)
ワードプレス公式サイトに登録されている「テーマ」の検索ページ

あらゆる部分をカスタマイズできる

サーバー設置型のワードプレス(WordPress)をつかう最大の利点は、ブログ(ウェブサイト)のあらゆる部分を、自分の思うとおりに自由自在にカスタマイズできるということです。

ウェブサイトに関する技術は必要になりますが、その気になれば、どんな機能でもつけることができます

おもしろいアイデアを思いついたら、すぐにその機能を追加してテストすることができます

そうしてカスタマイズをしつづけていくことで、ほかにはない、あなただけの独自性にあふれたブログ(ウェブサイト)になっていきます。

そういったことが、自然と差別化につながっていきます。

無料ブログ形式のサービスでは、こうはいきません。
無料ブログでは、カスタマイズできたとしても、ほんの一部分だけです。

最終的には必ずワードプレスに行き着く

ここまでご説明してきたことでお分かりいただけるかとおもいますが、最初にどんなブログシステムを使っていたとしても、おそらく、最終的には必ずワードプレスをつかうことになるはずです。

いつかワードプレスに移行するのであれば最初からワードプレス(WordPress)をつかうのが最良の選択です。

できれば、自分でサーバーに設置するタイプのワードプレスを利用することがベストです。

ですが、ワードプレスを自分でサーバーに設置するのがむずかしいという場合もあるでしょう。

その場合は、せめて、無料ブログ形式のワードプレスをつかうようにしましょう。

最初から無料ブログ形式のワードプレスをつかっていれば、もし、自分でサーバーに設置したワードプレスに移行することになった場合も、おなじシステムをつかっているので、移行がスムーズにできます

(参考)
WordPressには2種類ある!?「WordPress.org」と「WordPress.com」の違いってなに?

無料ブログ形式のワードプレスは、下のページから利用できます。

「WordPress.com」
無料ブログ
http://ja.wordpress.com/

サーバー設置型のワードプレスは、下のページでダウンロードできます。

「WordPress.org」
サーバー設置型ブログソフトウェア
http://ja.wordpress.org/

ワードプレス(WordPress)を使うメリットについて、文章でかんたんにおつたえできる範囲のこととしては、だいたい以上のようなかんじです。

ワードプレス初心者のための解説サイト

下記は、ワードプレス(WordPress)についてぼくが解説しているコンテンツの一部です。ご参考までに。

ワードプレス初心者のための解説サイト

WordPressの実用例

初心者のためのワードプレスの使い方の入門講座『WordPress ことはじめ』

下記のページでは、サーバー設置型のワードプレスの始め方について説明しています。

ワードプレス(WordPress)の利点のおおまかな内容としては、以上のとおりです。

ですが、今回お話したワードプレスの利点は、氷山の一角にすぎません。

ワードプレスの利点は、ほかにももっとたくさんあります。

しかし、それらの利点は、実際にワードプレスをつかってみないと、なかなか実感できないものです。

なので、まずはワードプレスをつかうところからはじめていただければとおもいます。

ご参考までに。
m(_ _)m

人間万事 Sense of Wonder

倉田幸暢


脚注
  1. (ワードプレス(WordPress)の日本公式キャラクター「わぷー」[↩ Back]